水の都、広島。
公益社団法人日本植物園協会の年1回の大会が、広島市植物公園を中心に開催されました。
植物園協会として、どのような活動をしていくか、各植物園の研究発表などが行われました。
植物園協会の総裁である秋篠宮殿下も来られ、程よい緊張の中で様々な報告がされていくのです。
(秋篠宮殿下の撮影は一部の報道関係者のみの許可のため、今回のブログ記事での写真はありません)
こちらは、各植物園による研究発表。
ポスターを掲示する発表方法で、発表者に直接質問することで理解が深まるのです。
国立科学博物館筑波実験植物園による、3Dプリンターを活用した展示物の可能性などについても発表されていました!
(色が塗られた模型は、ショクダイオオコンニャクです)
2日間は会議、研究発表で、3日目は広島市植物公園の視察です。
素敵な空間を演出する植物園のエントランス。
そして、奥には大温室があります。2018年3月にリニューアルオープンしたばかりです!
シンボルとも言えるのが、国内最大のオーストラリアバオバブ。
直径2メートル、推定樹齢400年!
秋篠宮殿下も見学され、移植された経緯や木の特徴をお聞きになられたようです(ニュース映像より)。
それにしても迫力のある木です。植物園関係者も、管理の方法などについて質問や話題が弾みました。
温室の見どころはバオバブだけでないのです!
とても広々とした空間に、あらゆる植物が配置され、植物に親しみ、楽しみ、学べる場所になっています!
頭上を歩くデッキも、歩くだけで楽しませてくれます!
綺麗に配置されたランの花たち。空間を効率的に使用した植物展示です。
こちらは育てているコンニャクですが、まるで木のようなサイズです!
こちらはベゴニアの花の管理をしているところ。管理中の場所が温室内から見えるところがあるのです。
こうして良く管理された花たちが来園者の皆様を楽しませてくれるのです!
もちろん、見どころは温室だけでなく、屋外も綺麗に整備されていて、植物園スタッフならではの話に、皆様興味深く聞いています。
この時期はアジサイも見頃。植栽するだけでなく、どのような品種であるのか、など説明しているのは植物園ならではです。
花ショウブが整えられた場所では、管理をするスタッフが、いかにも日本庭園風で、のどかな風景を楽しむことが出来ました!
ところで、こちらは食虫のサラセニアの模型。右のプランターが実物です。
はまってしまった!
力つきた・・・
このように、年1回の会議では、マジメな報告もあれば、気さくな懇親会もあり、植物関係者が顔を合わせ、交流し、学ぶ機会でもあるのです。
今回私も参加し、改めて頑張ろう!という気になりました!
良いヒントをいただき、白馬五竜高山植物園の発展にも役立てていきます!!