花図鑑

パパベル・カンブリクム(=メコノプシス・カンブリカ)

  • パパベル・カンブリクム(=メコノプシス・カンブリカ)
和名
パパベル・カンブリクム(=メコノプシス・カンブリカ)
学名
Papaver cambricum(=Meconopsis cambrica)
科名
ケシ科
花期
7月~8月ごろ
紹介文

イギリスからイベリア半島に分布するケシ科の植物です。もともと、ヒマラヤの青いケシを含む「メコノプシス属(Meconopsis)」の仲間は本種を基準に属名がつけられました。

その後本属に分類される植物は、ヒマラヤ地域を中心に発見され、ヨーロッパに隔離分布するメコノプシス属として知れるようになりました。

近年、本種の研究が進むにつれ、メコノプシス属ではなく、ケシ属(Papaver)に含まれることがわかり、2018年にケシ属に移行しました。通常、学名は最初につけられたものが優先になるため、本種がメコノプシス属から外れれば、メコノプシスは無くなり、ヒマラヤの青いケシも別属にしなくてはいけないのですが、「メコノプシス」という名前があまりにも浸透してしまったため特例措置として、Meconopsis regiaをメコノプシス属の基準種に入れ替えて、Meconopisisという属名は保存されました。


【スイスアルプスエリア、アルプス平広場】