東アジア野生植物研究会を主宰する森和男氏。
多くの本を執筆し、山野草の雑誌にも毎回寄稿される森氏ですが、当園では植物の導入や、植物園としての在り方に森氏の指導を頂いています。
今回もヒマラヤの青いケシの開花状況や、園内管理などについて指導を受けながら、園内をまわりました。六甲や宇治の植物園スタッフ方も同行されました。クリスマスローズの生産者であり、NHKはじめ多くの講演をされている横山氏は自称晴れ男!ばっちり晴れました。
・・・ところで、森和男氏の魅力の一つは、自ら積み重ねた確かな技術と知識を持って、言うべきことをズバッと言うことなのかと思っています。
園内の改善すべき点、今後に繋げる植物の育成方法についてなどであったり、また、植物の生態学や分類学の現役トップクラスの教授の考えについても、筋立てた上で、はっきりと異論を唱えたりと。
私自身も植物生態学を学んだ端くれではありますが、なるほど、確かに「学者」方では植物育成、栽培という点では、知識や技術は多くが人並みかもしれない…。植物育成に関する知識を多く実践し、学者・植物園・園芸家など様々な方と交流し、純粋に植物を求めて足で得た経験を合わせれば……学者とは違った、研究者、探究者としてのオリジナリティを産み出せるのでしょうか。
私も軸となるべき自身の経験を充実させ、多くの方の意見を聞き、手に入れるべき正解に近づけたら…、と考えます。
園内では、青いケシが見ごろを迎えています!
また、自然遊歩道では黄色いニッコウキスゲも咲き始めています。
木陰の下で、会社役員ら、森氏と植物園の今後について広く意見交換をしたりもしています。
目指すべきものは大きく、そして手に届くように。
今後も白馬五竜は高みを目指して活動していきます。ご期待ください!