緑の調律日誌

でっかいワレモコウ

2010/08/17

ワレモコウ、という花を御存じでしょうか?

すっ、と伸びた茎の先に、指先くらいの紅色の花を咲かせる草原の花で、主張しすぎない美しさがある花です。

そのワレモコウの仲間の「カライトソウ」が現在、園内で最盛期を迎えています。

とても鮮やかな赤色が目立ち、見応えのある姿を見せますが、私は心の中で「おばけワレモコウ」などと呼んでいます。

近縁種のワレモコウに美しさを感じたことのある人から見れば、「ワレモコウを見習って、もう少し控え目にしてみろよ」・・・とおそらく思ってしまうくらいに目立つ姿と迫力を持っています。

山で見かけるカライトソウは、それなりに繊細なものでもありますが…、園内のものは良く育っています。ワレモコウと比べて観察出来る時期、今のおすすめです。

ヒマラヤの青いケシ、今年はよく咲いてくれました。

一番の見ごろ(花が多く、または綺麗に見られた時期)は、7月上旬?中旬でしたが、まだ最後の花が咲いています。

花は植えから順に咲いていくのですが、もう本当に最後ですね。来年また綺麗に咲かせられるようにしたいものです。