秋の気配が濃くなってきた園内でも、元気にチョウが飛んでいることがあります。
こちらはアサギマダラです。
アゲハチョウくらいに大きな体ながら、フワフワと飛ぶのでなかなかに目立ちます。
海を渡るチョウとしても知られ、1000km以上も移動することもあるようです!
見つけたのは園内でもリフト乗り場のすぐそばですが、運が良ければリフトに乗りながら見られるかもしれません。
写真のようにヨツバヒヨドリ(もしくはフジバカマ)の蜜を吸っていることが多いです。
コンパクトデジカメで数cmまで近寄って撮ったものですが、ピュアな心持ちで驚かせないように近寄りましょう(笑
こちらはキアゲハです。地蔵の頭で良く飛んでいるのを見かけます。
アゲハチョウはミカン科の植物を、キアゲハはセリ科の植物を食べます。
園内ではシシウドなどを探すと幼虫を見つけることが出来ますが・・・
育苗しているセリ科の植物までも食べてしまいます・・・。
育てている苗は、風通しも良く、同じ植物ばかり並べているので、きわめて親の虫に見つかりやすく放っておくと散々なことになることが多いです。
ガの幼虫など大抵はつぶしてしまいますが・・・、昔からアゲハチョウは良く育てていたため、ドライになりきれず情も移り
「おい、てめえら、あっちのヤブのシシウドでも食ってくれ」ととりあえず移してみます。
ところで、この夏、初めて見たのがコマクサの花をがっつり食べられているところ。
花茎にシャクトリムシが一匹、懸垂するようにぶら下がっています。
シャクに障るとは、こういう事でしょうか(笑
話がチョウを見ようから、葉が食われることに逸れてしまいました。
園内では植物の他にヒョウモンチョウの仲間やクジャクチョウなど高原らしいチョウも多く見られたりします。
視点をそちらに移して園内を見るのも楽しいかもしれません。
チョウが蜜を吸うための花と、幼虫が食べるための植物と、両方バランス良く育てたいものです。