「ニッコウキスゲ」をご存知ですか?
7月の植物園、アルプス平自然遊歩道でたくさん花を咲かせる、黄色いユリです。
県内のいたるところで見られます。
開花の時期は、
意図的に白馬の山麓で育てると6月頃、
県内の自生地では主に7月。
残雪の多い場所では8月まで見られることも。
ところで、9月、10月に咲くニッコウキスゲの仲間をご存知ですか?
写真は、ハマカンゾウ。
名前の通り海辺に咲きます。
神奈川県への帰省時に、三浦半島にて種や幼苗を採集して鉢で咲かせたものです。
ニッコウキスゲよりいくらかオレンジ色を帯び、花びらにも薄く筋が入ります。
性質は頑強で葉や茎もニッコウキスゲよりも太くて丈夫。
そして特徴は秋、9月頃に咲くという遅い開花時期!
さらに、何と、植物園に植えてみた個体では今日も花が咲いていました!
写真は10月16日撮影。
寒さのせいか、ちょっと弱気な感じで。
しばらく鉢展示していたのですが、強風で倒れたため、若干弱り気味ですが。
まだつぼみが5個ほど見えます。これから、咲いてくれるかな?
ニッコウキスゲの花なんてあるわけない紅葉の時期。
えッ?ニッコウキスゲ!?と思わせてくれる花が咲いているのは面白いものです。