10月の下旬に、エスカルプラザ内で色々な植物の種まきを始めました。
播いたらすぐ出るような種が多く出始めています。
ナデシコ類などがすぐ発芽するのは予測出来たのですが、やや意外なものも。
Leontopodium souliei。四川ウスユキソウという名前でも呼ばれるようですが、エーデルワイスの仲間、といったところですね。
キク科の仲間は発芽率が良いほうですが、播いて一週間ほどでたくさん発芽してくれました。
こちらは、青いケシの仲間、メコノプシス・ホリドゥラ。
この小さな芽から花が咲くまで育ってくれるか・・・!?
今まで青いケシの仲間は播いてから半月以上で発芽していましたが、今回この種類だけは色んな条件に置いた苗箱全てで一週間ほどで発芽していました。種子の状態も良かったのでしょうかね。
いわゆる高山植物の類は、発芽そのものがうまくいかないことも多くあります。
アサガオやヒマワリなどは播いたらすぐ発芽するものですが、野生の植物だとそうもいかないことが多いです。
例えば低温の条件で長期間置かないと発芽しないとか(冬の時期を経験しないと発芽しない、秋にこぼれた種が発芽してすぐ冬が来たら枯れてしまう)、二年越しで種子が熟成してから発芽するとか、そんな種類もあったりします。
また、一斉に発芽しては急な環境の変化で全滅する恐れもあるとかで、発芽時期が自ずとバラバラになったりと。
とりあえず今は、播いてからすぐに発芽する種類がどんどん発芽してきています!
これらの芽生えを、きちんと育つように管理するのも一苦労ですが・・・。
現在、植物園→スキー場への転換時期ですが、植物園部門は常に最盛期であります。