今年は雪解けが遅く例年より遅れたものです。
2009年は4月28日ごろ、
2010年は5月5日ごろ、
2011年は5月8日ごろ、が満開でした。
写真は2011年5月8日撮影 遠くでも一面のむらさき色が見えます。
たった数日、されど数日、カタクリの花は、一日に全体の一割近く推移するので、一週間のズレは5割以上のカタクリが有るか無いかの差になるわけです。
例えば、2009年に4月の終わりが綺麗だったから、今年もそうかしら、と同じ時期に来た人は全然咲いていないカタクリを見たことでしょう。
一面に咲く、五竜かたくり苑のカタクリ。
こういう場所で、むらさき色のカタクリを、じっっくり目を凝らしてみると、
白いカタクリが見つかるかもしれません!
五竜かたくり苑では、今年は2株見つけることができました。
野生のカタクリの白花は非常に珍しいといわれています。
何万分の一かで出るようですが、五竜のかたくり苑は一体何株あるのやら。
10万株ともいわれますが、近隣の森の下にもかなりのカタクリがあるので、それらも合わせれば、かなりの低い確率といえるでしょう。
もっとも森の中だと白いカタクリを探すのも大変でしょうが・・・。
白いカタクリがあると知らずに見つけるのは至難の業でしょうが、
あると思って探せば、目を凝らして頑張って見つけられるかもしれません。
白いカタクリは昨年と同じ位置で今年も咲いていました。
カタクリの花には周期があるようで、今年咲いたものが来年も咲くとは限りませんが、それでも来年にも咲いている可能性は大です。
今年新たに見つけた白いカタクリは、去年には咲いていなかったわけで、来年には別の新しい白いカタクリが咲く可能性も十分にあります!
まだ見ごろのカタクリを見に来るも良し。
来年に来られる方は白いのを見つけてやるぞ!という目標を持って来るのも面白いかもしれません。
植物を見ることには色んな楽しみ方があると思います。
ところで、先の写真の一日前ではこんな様子。
他のカタクリは咲いているのに、白だけまだ…。
一日早い、遅いだけでベストな時期を逃してしまうカタクリ。
良い開花時期、天気、時間、そういったものをうまく合わせられるのは、運頼みです!