現在は閉園中の白馬五竜高山植物園。
積雪がまだ多いことと、リフトやゴンドラの整備点検の時期であることから閉園中です。(開園は6月16日から)
多いところでは1m近く積雪がある園内。今日は修学旅行の学生で賑わいました。
雪合戦をしたり、ビニール袋で滑ったりする無邪気な姿は、…どこか遠くに忘れたものを思い出すようです……。
こちらは夏に青いケシの咲いた外国産ロックガーデン。まだ雪が残っています。
しかし、北アルプスのロックガーデンは雪解けが早いもので、ハクサンイチゲが咲いていました!
雪解けの早い場所から咲き、雪解けの遅い場所でも6月中には咲ききってしまう高山植物らしい高山植物です。
コマクサではつぼみがわかるものもありました。大半は芽を出したばかりですが、早いものでは6月から花が咲いていきます。
クロユリ(上)やウルップソウ(下)はつぼみが見られました。園内での開花が多いのは7月ですが、これらの植物は6月中が一番きれいなものです。6月ならではの花を見たい方は是非6月にご来園を!
植物園の上部では、自生のヒメイチゲが咲いていました。
キンポウゲ科のイチリンソウ属で一番小さいものです。大きさは指先よりはるかに小さいくらい。
イチリンソウ属、といってもピンと来ないので、ハクサンイチゲ、キクザキイチゲ、ニリンソウの仲間、と言えばわかるような気がします。
歩道の真ん中ではヤナギランが生えてきていました。7月末?8月の花ですが、今から咲くのが楽しみです。
今回紹介した花を見るには6月の開園すぐに来ればおよそ見られたりします。
7月に咲いている場合もあるのですが、咲き終わりの状態だったりします。
しかし、一番きれいな時期にピタリと来るのはなかなか難しいものです
6月16日の開園をどうぞお楽しみに!