緑の調律日誌

春の植物のゆくえ

2011/06/03

白馬五竜高山植物園の山麓にある、五竜かたくり苑。

三週間前の満開時には斜面一面を紫色にするほどでした。

 

さて、今はどうなっているのか。

2011年6月3日

あたりは背丈の高い草で覆われています。

これらの草が伸びる前に真っ先にカタクリなどの春の植物は花を咲かせるわけですね。

そのカタクリは、今はこんな感じで。

葉っぱは、まさに溶けるといった表現が適切なように、薄く透けるくらいになっています。

花茎と果実だけはしっかりとしていて、種はこれから熟す時期です。

わずか一ヶ月くらいの短い期間しかみられない春の植物たちも、そろそろ種を作り、次の春まで一年近い休眠へと入ります。

 

さて、夏が始まりますね。