植物園の仕事は園内の植物管理、看板や展示の作成、ガイド、育苗作業等いろいろありますが、こんな作業もあったりします。
園内に新しく道を造成しています。
直線的な道だけだと急勾配になりやすいので、花畑のすぐ横を横切れるような道を作っているところです。
道になるところの植物をどけ、適切な場所への移植もしたりします。
積み重ねてあるのは畦畔ブロック。
「最近は田んぼで見なくなったなー」と近所のおじさんも言っていたりしますが、園内では歩道に用いたりしています。
こちらは育苗スペースが狭くなってきたところで、植物を置ける場所を増やしています。
黒いシートは防草シートといいますが、草を刈ったところにこのシートを敷くと雑草が生えなくなるので、植物を置いたり、時には棚を設置して、植物を育てるスペースにしています。
山麓の施設で育てていると、気温が高いことから植物の開花が園内のものより早まります。
ニッコウキスゲのつぼみが膨らんできたので、近々園内に植栽を予定しています。
園内に咲くものよりも一足早く開花を楽しめるように、そんな工夫もしたりしています。
体力も、頭も、技術も必要な、多岐に渡る植物園の作業。
梅雨の晴れ間を利用したり、雨の日こそ植物を外に植えたり、夏の間はやることが多いものです!