緑の調律日誌

before,after アブラムシ

2011/07/31

ニッコウキスゲの花を見ると、それなりに高い確率で見ることのできる白いアブラムシ。

ニッコウキスゲの仲間には多く付くようです。

エスカルプラザ付近で育てているユウスゲ(ニッコウキスゲの仲間で、花や背丈は長く高く、レモンイエローの花を咲かせます)。

これにも大量のアブラムシがついていました。

※アップ画像は気味が悪いので、モザイク処理を施しております

 

これらが付くと写真栄えはせず、花の咲き方や特にタネの出来の良し悪しに影響が出てきます。

野生のものについてる分には放置しますが、間近で管理する植物には良くない・・・。

植物園に行く前に手で全て落としたことがありますが、夕方みたら瞬く間に全て戻っていました・・・。

そこで最近は薬をかけたりしています。

数日すると・・・。

あら、きれい!

人類の英知をかけた薬品は、対象が合えば効くようです。

本当はこんなことしたくはないのですが、「楽しく見せる」、「きちんと育てる」ためには必要なことでしょう。

それでも例えば木酢液とか天然素材でなんとかなるように試してみたいものですが。

植物園内のこの位置のニッコウキスゲ。歩道からよく見える場所なので、これから咲くつぼみが多かったので薬をかけてみました。

来週ごろには綺麗に咲いているでしょう。

もちろん、この処理は園内の一部のものにしか施していません!

野生のものにやると、やはり自然のバランスが崩れてくるのでしょう。そもそも数が多くてやりきれません・・・。

ニッコウキスゲの写真にこだわる方、アブラムシが全て落とせればと感じた方も多いはずです。

今回はそれをひとつ試してみたものです。