たまには写真も無しにて。
土日は園内の広場にて、雑草の草取りをしたり、看板の立て直しをしたり、人の通るところに植物を植えたり、今後の植栽計画を考えたりしています。
人の集まる園内の広場でこういう作業をしつつ、道案内やカメラのシャッター押しや園内の解説などをするわけです。
草取りをしながら、目を、耳を、あちこちに傾けると色々なものが見えてきます。
園内でお客様がどのように楽しんでいるか、どうすると分かりやすくなるものか。
今日いちばん印象に残ったのは、とある親子のこと。
植物や山のことを小学校中学年くらいの息子に説明するお父さん。結構詳しい様子。
その子がシモツケソウを初め、色々な花の匂いを嗅いでいたこと!
小学生の男の子が花の匂いを積極的に嗅ぐとは・・・。
しかも薬品の匂いを嗅ぐように手で扇いで。化学とか好きなのだろうか。
「ボウズ。匂いがするのは花だけじゃあ、、ないんだぜ?」
・・・という趣旨の言葉を接客口調で話しかけ、イブキジャコウソウの葉の匂いを説明したところ、
「クサっ」
笑
植物を覚えるのには五感を使うと印象に残るようです。
私も後輩には苦い草を何も言わずにかじらせたり良くやりました。
園内に来られる方々には、ひとりひとりに様々なドラマがあるようです。