相変わらず毎日のように雪が降ります。
キンとした寒さ。テラスの机の上では雪の結晶が消えずに残っていました。
雪が降ると、相応の手間も増えるもので。
増え続ける雪、コンクリート部分との高さに相当の差が出てきます。
そこで、雪の階段を作ったりします。
植物のための雪かきをしていると、階段作りが必要な場所が見えてきます。
作業担当者、ノルマの決まっていない、いわば「雑用」。
けれど、お客様にとっては、確実に「必要な作業」。
階段を作っていると、
「歩きやすいね!」
「通ってもいいですか?(作ってる途中だけど)」
「わあ雪の階段だ!」
など、お客様の様々な様子を見てとることが出来ます。
作った階段を通ってくれるは嬉しいものです。
・・・しかし、通りたい道、ショートカットしたい場所、入り口に近い場所、それぞれなわけで。
全ての場所に階段を作るわけにはいきませんが、大まかな段差作りや、ツルハシで足掛け場所を作るだけでも違うようです。
普通のクツとスキーブーツでは、歩きやすさや歩幅も違うもので、実際に歩いて出来栄えを確かめたりします。
段差は低く、幅は広く、エッジは鋭く、段は水平より奥に低くなるよう、そんなのがコツ、でしょうかね・・・。
うむ、綺麗に出来た!
階段を作っていると、スキー客ではない一組のお客様が降りてくるのが見えました。
先日、窓口で対応したテレキャビンの料金を尋ねに来られた、
目が不自由な方とお連れの方でした。
「ここの階段、通っていいですか?歩きやすい階段があって良かったわ」
作り途中もタイミングではあったものの、歩ける場所になっていて、良かった。
昨日の天気、吹雪。
今日の天気、晴天では無いが穏やか、五竜岳も見えて。