緑の調律日誌

冬があるから花が咲く

2012/02/18

エスカルプラザ内で育てている青いケシ。

その一部を、室内で最も寒い入り口付近に置いていました。

室内でぬくぬく育てるのがどれだけ良いものか。

紅葉を散らした木々が、春に新芽を芽吹くまでには寒い冬があります。

植物によっては、冬の寒さが発芽の有無に大きく影響したり、休眠中の冬の土中で花芽を形成したり。

それぞれの植物で違うものですが、色々参考に聞いて、青いケシの一部を、

寒いところに置く(11月くらいを想定)→雪に埋める(真冬到来、雪の下でほどよく0度)

寒いところに置いて十日。すっかり葉っぱも弱りました。

しかし、それでも芯にある芽は力強さを失わず。秋に見かける植物はこんなものですよね。

プラスチックのトレーにラベルをつけて移し変えて、これらを雪に埋めましょう!

場所はここ。エスカルプラザ横、駐車場付近。雪解けは4月中旬。

立ち木があるおかげで、重機による圧雪は無し。

雪をスコップで掘っていきます。意外と早く出来た。

以前、雪崩の調査で身長以上の縦穴を掘った時よりは簡単か!

何と木の根元にはフキノトウがありました。

雪の下でも緑色して力強く。

青いケシの苗などを並べて埋めていきます。

春までおやすみなさい。

冬のつらさを知ればこそ、春の喜び良くわかる。

春には綺麗な花を咲かせておくれ。