緑の調律日誌

【想定外】さる黒百合の話

2012/06/25

先週のこと。

園内を移動中、クロユリが無残に引き抜かれまくっているのが・・・。

こんな光景があちこちに。

犯人はサル!

状況証拠、目撃例、被害規模などからみて、きっと多分間違いなく、こいつら。

かじられたのも多いですが、手付かずの球根も多いので、どうも遊んで引き抜いているだけでは・・・?

まわりにはフキやコウゾリナなどが引き抜かれているのもあるので、やはり食うわけでなく、遊んでいるのか・・・?

全被害の9割はクロユリ。

目立つし抜きやすい形なのだからか・・・?

残り1割は、コマクサ、シラネアオイ、ウルップソウ、シシウド、ウバユリetc・・・・・・。

人気種ばっかり・・・。

正直なところで、園内のロックガーデンに植栽したクロユリの7?8割が壊滅しました。

損傷の無い球根は、痛んだ花部分から切り離したあとに埋め戻しました。

来年咲いてくれるものだろうか・・・。

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それでも、残り2割のクロユリは咲いています!

おそらく今月いっぱいが見ごろ。

けれど、実は雪どけの遅いところに植えたものが、まだつぼみなので、

7月上旬も咲いているものがあるでしょう!

今日も園内で話した方はクロユリに熱心な様子。

「今でこそ簡単にロープウェーに乗ったり出来るけれど、登山口までのアクセスも含めて、昔はクロユリを見ることそのものが貴重だったんだよ」

という人気の花。是非園内で探してみてください。