9月9日、「救急の日」には、ここ白馬五竜高山植物園で重要な移植手術が行われていました。
患部はここ、園内広場の一角の斜面にて。
シラネアオイが多くみられた場所ですが、脇の滝の工事の影響もあって、やや数が減っていたものを、見やすく植えなおすのが今回の目的。
まずは斜面の余分な雑草の根茎を除去する作業から。
後の植栽より、こちらの方が時間がかかります。
丁寧にやるだけ、術後の効果も良し。
作業場所横に乗っているシラネアオイの大株。
6月終わり?7月上旬頃に鮮やかなピンクの花を咲かせるものです!
園内に植えられているシラネアオイから、
見にくい位置にあるもの、混み合い過ぎているもの、こぼれタネが芽生えても硬い土で成長が見込めないもの、
そういった株を掘り取ってきます。
植え替えた後の様子。
目指すはシラネアオイのパラダイス。
小さいものは土質を特に良くしたところに植えてあります。
どれくらい成長してくれるものか。
シラネアオイは移植も気難しい種類のようで、
タネ播いたものを真夏に移植したら見事に枯れてしまったことも。
休眠に入る頃の秋なら大丈夫・・・と踏んで移植しましたが、
さて、この結果は来年どうなるやら・・・。
サラシナショウマの花。この時期咲く花としては大型です。
こちらもゲレンデ内の作業道脇に群生していたものを掘り取り移植してみました。
野生のものを掘り取る機会など、普通に暮らしていれば無いものですが、
重機道の脇にあるものを適度に頂戴するならば、倫理的にも、まあ良いか。
平行してタネ播きも行っています。芽が出るまで相当時間がかかった。
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どうでも良いけれど、
シラネ アオイ さんとか、
サラシナ ショウマ 君とか、
日本のどこかには居そうっすね。
どうでも良いですけれど・・・。