雨飾山から二日後、大阪からの出張帰り。
「常務殿、百名山としても、観光名所としても、植物学的にも有名な息吹山。
せっかくですからこの機会に見てみませんか」
急な提案・・・五秒後
「そうするか、行こうか!」
夜早めに白馬到着予定を、夜遅めの帰投予定に変えて、
こういう機会でも無ければ出来ない寄り道をしてみました。
天下分け目の関ヶ原インターから降りてすぐに伊吹山ドライブウェイの入り口。
滋賀県と岐阜県の県境。
位置的にも植物的にも、西と東の中間地点。
山頂を眺めながらの山岳道路。
山頂の駐車場は標高1200mくらいあり、ゲートの標高が200m台なので・・・
高低差1000mもの道になります!
ちなみに通行料は3000円!!
まあ、長野県のビーナスラインや志賀高原のような峠越えの公道では無く、
山頂に行くためだけの道路なもので。
山頂に行くのに、ゴンドラか車か、選んでいるようなものか。
山頂の駐車場。
うーん、広い!
もう夕方ですが、日中などは満車になる日もあるのだろう。
こんな感じの歩きやすい道を20分ほど歩けば山頂。
百名山としては、お手軽な方でしょう。
ところで、サラシナショウマの何と多いことか!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!←多さと形を表現しているのであります
山中全てサラシナショウマなんではなかろうか。
圧巻。
そしてその理由を今も考え、悩んでいるもの。
海底火山由来の石灰岩で出来た山というのが、特殊な植物が多い理由のようですが、
でもねぇ、こんな日当たりの良すぎるところでサラシナショウマがこんなにあるのはどうしたものか・・・!
こちらは伊吹山の、イブキトリカブトなるもの。
何というか、デカい!
写真のものは親指より大きい花!
葉の厚さも白馬にあるトリカブトより相当分厚いものでした。
山頂到着!
琵琶湖も一望できました。
あの広い琵琶湖を一望するとは、何というロケーション。
昔から、薬草の山として、信仰の山として親しまれてきたのもわかります。
山頂にはおみやげ屋がたくさんありました。
俗世間っぽさの良し悪しは置いておいて、
それだけ人もたくさん来やすい山でもあるのでしょう。
薬草の宝庫の入浴剤!
買ってみました。使ってみました。
デカい麦茶パックに薬草の粗挽きがつまっているもの。
植物園でも、作ろうかな・・・。
山頂にあった、記念写真の撮影台・・・?
自分が登った百名山は20にも満たないですが、
今までに登ったものとはあらゆる意味で一線を画すような・・・。
何にしても、良い山でした!景色も植物も。
山が好きな人も、嫌いな人も 是非、登ってみてはいかがでしょう。