緑の調律日誌

エスカルプラザ前のガーデンの今は

2013/05/29

4月の最初まではゲレンデとしてあったエスカルプラザの前。

今は、川が流れ、色んな花が咲くガーデンになっています。

(ガーデンの名称の決定と正式公開はまだですが、色んな花が根付いてきています)

川沿いに植えられたシバザクラの仲間。

よくあるシバザクラとちょっと違う種類で、独特の雰囲気があります。

現在、クロユリの花も多く咲いてきています。

植物園では、野生感を出して、同時に生育する植物と合わせて植栽しますが、

ここでは、あくまでも素材の一つとして、印象的に植えているものです。

アヤメの仲間の小さいの、ヒメシャガです。

淡い色と小さい姿がいいものです。

チョウジソウ。なんともいえない青い色がまた素敵。

高山植物のミヤマクワガタ。

高山では小さい姿で咲くものですが

(気候や地質の条件が厳しく、小さくしか咲けない)

標高を下げて良い土に植えると大きくなるものです。

この区画は私が植えたものですが・・・、

ミヤマクワガタの奥に、河原にあるカワラハハコの白い葉っぱ、

ミヤマオダマキが春に咲き、初夏にはニッコウキスゲが咲いてくる。

そんな、実際の高山では、ありえない植栽をしているものです。

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北アルプスを望む植物園は、植栽と植物にこだわった植物園。

山麓のガーデンは、あくまで、野趣あふれる花の雰囲気を楽しんでもらうもの。

それぞれ違う性格のものですが、

それぞれに植物に親しんでもらえる空間をより良くしていきたいものです。