緑の調律日誌

(公社)日本植物園協会@白馬五竜高山植物園

2014/07/26

(公社)日本植物園協会に加盟する植物園が参加する、植物研究会が白馬五竜高山植物園で行われました!

全国各地の植物園から希望された皆様が来られる、公式の植物園見学会といったところです。

今回は私がホスト役。

事前の連絡、予約、調整、看板の作成等、スタッフと協力しながら準備させていただきました。

まずは信州大学名誉教授、植物園顧問の土田勝義先生による講演会。

植物園内にある北アルプスの植生群落を再現した生態園への取り組みや今後のことなどについて説明していただきました。

講演会後は園内の視察。

ビジターセンターにて、四季の展示パネルや園内模型などを見ながらの解説です。

この日は梅雨明けだというのに、あいにくの雨!

全国の植物園から来られたもので、どこかの方に雨男がいらしたのでしょうか・・・?笑

さて、二日目です。晴れました!ヤナギランも咲き始めてきています!

一般開放していないスキー場の植生も一部見ていただきました。

地蔵の沼にはモリアオガエルの卵が多く見られたものです。

地蔵ケルンで記念撮影。

北は北海道から、西は鳥取まで、多くの方に参加していただきました。

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園内の青いケシも色々と咲いてきてます!

これらの青いケシの仲間を育てることのできる涼しい植物園も限られるものです。

コマクサを始めとした、数多くの高山植物が高山植物の育成に向いた気候で育っている。

そのような植物園が全国的には少ない・・・、

そのような感想を皆様持たれているものでした。

再びエスカルプラザに戻り講演会。

二日目は、数多くの植物園で指導をし、植物園の顧問もされている森和男先生による、白馬の植物や植物園とはどう在るべきかなどの内容でした。

最後は昼食を食べながら、感想や意見などを話す意見交換会。

運営役として時間を気にしながらのものでしたが、皆様大変熱心に語っていただきました!

白馬五竜高山植物園を良く知ってもらう機会であり、非常に良い集会となりました。

植物園の活動を充実させようとすると、単体では限界があります。

様々な植物園と交流をしつつ、より良いものを目指す。

大変有意義な時間であり、また頑張ろうと思う二日間でした。