先日、筑波大学での講義に講師役として参加させていただきました。
山岳科学学位プログラム。
日本初、山岳に特化した修士課程 始動!
「山岳」を研究するとはいっても、あらゆるジャンルがあります。
生態学、気象学、地質学、環境工学、土木工学、自然科学、社会科学・・・
どれか一つ修めるのも大切ですが、幅広いジャンルを知ることで、山岳域の諸問題を解決できる人材の育成を目指すという!
連携大学の、筑波大学、信州大学、静岡大学、山梨大学といった各大学の多様なフィールドを活かし、山岳を究めるそうです!
今回は、「山岳教養論」ということで、あらゆるジャンルの講師方が招かれ、授業が行われました!
講師の方のお名前とタイトルは以下の通り。
泉浩業 十輪寺、副住職
【山と宗教】
中村健太郎 住友林業株式会社 緑化研究センター長
【世界のどこかで森づくり】
栗原亜弥 ?スペースキー アウトドア事業本部地域活性主幹
【官民で目指す”アウトドア人口の増加”と”森の活用・保護”
岩崎友彦 ?ピ―クス シニアクリエイティブディレクター
【メディアが伝えてきたアウトドアの潮流】
佐藤肇 林野庁 関東森林管理局森林整備部長
【林野行政の概要】
磯野剛太 一般財団法人全国山の日協議会理事長
【山の日から山岳科学のすすめ -登山史概観と山岳科学発展への道のり-】
村瀬亮 ?スノ-ピ-クビジネスソリュ-ションズ 代表取締役
【自然と、仕事が、うまくいく。?新しい時代の仕事観?】
中村幹広 飛騨市農林部林業振興課長
【飛騨市における広葉樹のまちづくり -市町村フォレスターが語るリアルな地方創生-】
松本剛 ?飛騨の森でクマは踊る 取締役
【飛騨の山奥で世界とつながる。官民共同ローカルベンチャーの仕事】
坪井勇人 白馬五竜高山植物園責任者
【白馬の高山植物の保全 -現地での活動と植物園による域外保全-】
近藤謙司 全国山の日協議会アンバサダー
【山岳地・野外で安全に活動するためのスキルアップ概論】
筑波大学の津田吉晃准教授の尽力により、各ジャンルから集結した方々です!
私自身も学びが大変多い、非常に充実した講義でした!
私、白馬五竜高山植物園の坪井もお話しさせていただきました。
私の話の中で、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
ちなみに指示棒は、筑波大学キャンパスで拾ったケヤキの枝です(笑)
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以下、講演スライドの一部抜粋です。
白馬五竜高山植物園の2000年の写真。
スキー場だけでない、通年観光の名所を作るべく、地域の方たちと作り上げました。
今では、このように多くの方が来られる場所になりました。
高山植物の女王、コマクサ。山のてっぺんまで行かないと見られない植物を、自然に近い形で誰でも気軽に見られるよう、整えています。
高山植物を守り、多くの人に知っていただくために出来ることは何か。
民間企業だから出来ること、官民一体となってすべきこと、やれることは多くあるのです。
そして、私自身も高山植物と北アルプスに囲まれた空間で楽しく仕事を創り上げています。
まずは気軽に白馬五竜高山植物園へどうぞ!
高山植物の魅力を、色々な場所、機会にて、お伝えしたく思っています!