長野県池田町に、日本アルプス国際学院という学校が設立され、海外から多くの方が長野県で学ばれています。
日本アルプス国際学院ホームページ https://j-alps.ac.jp/
6月12日に、セミナー『ブータン国の「幸福とは」を知る』が開催され、参加させていただきました!
お話しをしていただいたのは、ブータンから来られているアンジュさん、サンゲイさんです!
日本アルプス国際学院の宮澤理事長による、ブータンの紹介に始まり・・・
アンジュさん、サンゲイさんによる、ブータンの食や文化についてのお話しでした。
お二人とも、日本語が上手でとても楽しそうにブータンのことを紹介していただきました!
そして、お二人に作っていただいた、ブータン料理のお弁当。
ブータンはスパイスが効いた料理が特徴的なのですが、しっかりと再現されていました!
実は私(ブログ執筆の植物園の坪井)は、2016年にブータンを訪れたことがあります。
国立科学博物館の植物調査に同行させていただいたのです。
山岳調査の際には、現地のガイドさんが料理を毎回作っていただいたのですが、その料理を思い出しました。
ただし、今回のお弁当や、私も食べていた調査時の料理は、スパイシーさはあるものの、日本人向けの辛さではあったのです。
現地の人の味付けを食べたら、相当・・・辛いのですが・・・!!
お二人に「ブータンも山の国ですが、同じく山の県である長野県はいかがですか?」とお訊ねしたところ、やはり親近感があるとのことでした!
こんな感じで、各国から来られている留学生方の国のことを、直接紹介いただくのは大きな学びになりますね!
大変良い機会をありがとうございました!!
ところで、白馬五竜高山植物園はヒマラヤの青いケシが多く咲くのですが、
ブータンの国花は、青いケシなのです!
だからこそ、今回のセミナーには参加したかったのですし、私も現地調査でブータンを訪れたことがあったのでした。
2016年に訪れた、首都ティンプーの街並みです。活気がありますね!
街があるところでも、山が迫っています。長野県と通じるところがありますね。
山岳調査の移動中には、山間部の農村の風景も見ることが出来ました。
ブータンでの山岳調査の移動中。現地ガイドと馬でパーティーを組み、標高4500m以上の山奥を目指しました。
このように、自生するヒマラヤの青いケシを見ることが出来たのです!
こちらは、セイタカダイオウ(Rheum nobile)との記念写真。
背景にはシャクナゲが育っています。日本の山ではハイマツが育つところが、シャクナゲでした。
ブータンの山岳調査は、とても刺激的でした。
また道中には、ブータンの文化的なものも多く見ることが出来ました。
遠くの国から、日本に学びに来られている方がいると思うと、感慨深いですね。
自国を知り、他国を知り、植物園を管理する立場としても、個人としても、良い経験を積んで活動に活かしていきたいと思っています!