緑の調律日誌

ブータンのセミナーに参加して参りました!

2020/06/13

長野県池田町に、日本アルプス国際学院という学校が設立され、海外から多くの方が長野県で学ばれています。

日本アルプス国際学院ホームページ https://j-alps.ac.jp/

6月12日に、セミナー『ブータン国の「幸福とは」を知る』が開催され、参加させていただきました!

お話しをしていただいたのは、ブータンから来られているアンジュさん、サンゲイさんです!

日本アルプス国際学院の宮澤理事長による、ブータンの紹介に始まり・・・

アンジュさん、サンゲイさんによる、ブータンの食や文化についてのお話しでした。

お二人とも、日本語が上手でとても楽しそうにブータンのことを紹介していただきました!

そして、お二人に作っていただいた、ブータン料理のお弁当。

ブータンはスパイスが効いた料理が特徴的なのですが、しっかりと再現されていました!

実は私(ブログ執筆の植物園の坪井)は、2016年にブータンを訪れたことがあります。

国立科学博物館の植物調査に同行させていただいたのです。

山岳調査の際には、現地のガイドさんが料理を毎回作っていただいたのですが、その料理を思い出しました。

ただし、今回のお弁当や、私も食べていた調査時の料理は、スパイシーさはあるものの、日本人向けの辛さではあったのです。

現地の人の味付けを食べたら、相当・・・辛いのですが・・・!!

お二人に「ブータンも山の国ですが、同じく山の県である長野県はいかがですか?」とお訊ねしたところ、やはり親近感があるとのことでした!

こんな感じで、各国から来られている留学生方の国のことを、直接紹介いただくのは大きな学びになりますね!

大変良い機会をありがとうございました!!

ところで、白馬五竜高山植物園はヒマラヤの青いケシが多く咲くのですが、
ブータンの国花は、青いケシなのです!

だからこそ、今回のセミナーには参加したかったのですし、私も現地調査でブータンを訪れたことがあったのでした。

2016年に訪れた、首都ティンプーの街並みです。活気がありますね!

街があるところでも、山が迫っています。長野県と通じるところがありますね。

山岳調査の移動中には、山間部の農村の風景も見ることが出来ました。

ブータンでの山岳調査の移動中。現地ガイドと馬でパーティーを組み、標高4500m以上の山奥を目指しました。

このように、自生するヒマラヤの青いケシを見ることが出来たのです!

こちらは、セイタカダイオウ(Rheum nobile)との記念写真。

背景にはシャクナゲが育っています。日本の山ではハイマツが育つところが、シャクナゲでした。

ブータンの山岳調査は、とても刺激的でした。

また道中には、ブータンの文化的なものも多く見ることが出来ました。

遠くの国から、日本に学びに来られている方がいると思うと、感慨深いですね。

自国を知り、他国を知り、植物園を管理する立場としても、個人としても、良い経験を積んで活動に活かしていきたいと思っています!