梅雨の中休み、北アルプスが見える良い天気!
6月29日は白馬村公民館「植物講座」でした!
昨年設置した記念写真の看板。皆様も撮影にご利用ください!
まずは、ビジターセンターに設置した牧野富太郎博士の展示を見ながらの説明です。
「日本植物学の父」とも呼ばれる牧野博士がどんなことをされたか・・・
長野県、白馬にも来られたこと、牧野博士ゆかりの植物などを話題にしました。
植物標本は、資料として重要性が高いのです。
新種の根拠となる最初の標本はタイプ標本といい重要であること、
ラベルをしっかりつけることで、押し花でなく「標本」となること、
皆様、熱心に聞いていただけました。
ヒマラヤの青いケシは見頃始まり。だいぶ数が増えてきました!
北アルプスを背景に美しく咲いています!
今の季節は、花のアップを撮るにもキレイな個体が多いですね!
今日の行程は、パネル説明を含めて10~12時。
リフトを使わずゆっくり歩き、戻ってくるコースとしました。
ブナ林の中に咲いていたショウキラン。見かける機会の少ない野生ランの仲間です。
皆様、交代で写真を撮られ、順番待ちの間には耳だけお借りして、ブナ林の植物の説明をさせていただきました。
植物園の最上部ではコマクサが既に見頃です!
コマクサの生態や、植物園としての管理など、興味深く聞いていただきました。
最後はアルプス平広場に戻っての振り返り。今日は公民館の「講座」なのです!
どのように植物園を作り上げて来たか、最近は絶滅危惧種の保全などにも取り組んでいること、
白馬エリアの中でも気軽に来られる場所であることなど、説明させていただきました。
今回の参加者約20名は、全員が白馬村の方たちです。
白馬五竜高山植物園は、植物園とはいいつつも、「観光地」としての性質も強く、県外からの方の方が多く来られます。
そういった中、植物に興味を持たれる方が今回の機会に来ていただけたのは嬉しいことです!
今年は「白馬村民価格」としてのテレキャビン乗車代もあり、白馬村の方にも頻繁に来ていただきたいですね!
参加者の皆様、またお越しくださいませ!