緑の調律日誌

開花情報

6月3、4日は早期開園!素敵な花たち咲いています!

2023/06/02

本記事の写真は、全て2023年6月2日に撮影したものです。
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いよいよ6月!

白馬五竜高山植物園は、6月前半の土日に早期開園を行います!!

早期開園:6月3、4、10、11、17、18日(土日)

通常開園:6月24日(土)~10月22日(日)

早期開園の魅力は、雪解け直後に咲く、貴重な植物を見ることが出来るのです!!

今年は雪解けが早い年で、花も早めですが、6月ならではの植物たちが咲いています!!

サンカヨウ 雨に濡れると透けることで有名になりました!
6月3、4日の機会では、花が見られそうです!

サンカヨウは先週の方が開花が多かったのですが、まだ良い花が残ってそうです!

シラネアオイ ピンクの大きな花が素敵です!

シラネアオイも、まとまって咲いているところがあったりと、鮮やかな花です!

ミヤマオダマキ 高山性のオダマキ。紫色が良く目立ちます!

チングルマ 高山植物で有名なひとつ。花が見られる期間は意外と短いのです!

クロユリは、少しまだ早くつぼみでした。来週あたりからどんどん咲きそうです!

オオバキスミレ こちらも開花が早い植物で、早くも開花終盤になってしまいましたが、足元に咲いています!

ミツバオウレン 植物博士の牧野富太郎で有名になったのはバイカオウレンですが、こちらは三つ葉のミツバオウレンです。

足元に小さく咲いている種類のひとつですね。

ユウバリソウ 北海道の絶滅危惧種、ウルップソウの仲間です。広場で咲いています!

ハイツメクサ 白馬の絶滅危惧種の保全目的で育てている植物。

まず見られない逸品ですが・・・↓

なかなか小さい花です。

高山でよく見られるイワツメクサよりも小さく・・・けれど珍しい植物には間違いないのです!

タカネキンポウゲ こちらも絶滅危惧種の保全で育てている、白馬の特産種とも言える植物です。

ですが・・・今回の雨で花が全て散ってしまいました・・・!

開花時期をずらして咲かせた苗が若干あるので、展示でお目にかかれるかもしれません。

ツクシの群れ 高山植物では無いですが・・・

そして「雑草」として取らねばならないのですが・・・

こういった植物の姿も早期開園ならではです。

「ツクシの伸びている季節」ということで、植物としては「春」であることを感じ取ってください・・・

早期開園ならではの植物たちの花看板をつけました!

・・・

さて、外国の植物に入ります ↓

ロードデンドロン・ウィリアムシアナム

ヒマラヤ区に咲いています。薄いピンク色がキレイなシャクナゲの仲間です!

プリムラ・ロゼア

ヒマラヤ区に咲いています。サクラソウの仲間で群生するのが目立ちます!

早期開園では開花バッチリのことが多いですが、開花が早く最盛期が過ぎてしまいました・・・

ベルゲニア・プルプラッセンス

ヒマラヤ区に咲いています。いわゆる「ヒマラヤユキノシタ」の仲間で、これから花数が増えて行きそうです!

プルサティラ・ブルガリス

アルプス区に咲いています。セイヨウオキナグサとして知られ、日本のオキナグサと比べて色んな色が楽しめます!

ヒマラヤの青いケシ 開花の予想は6月下旬から。

花はこれからですが、葉がしっかりと伸びてきています!

今年はどれだけの花を咲かせてくれるか・・・

また開花情報などを気にしていてください!

・・・

さて、再び日本の植物に戻ります。

ブナ林の入口あたりの植物たちは・・・ ↓

ウド 山菜で有名な植物です。周辺に自生しているのです。

こちらはあくまでも「展示植物」。採集はご遠慮ください!

※植物園スタッフが定期的に「剪定」を行います!!

ブナ林の入口ではシラネアオイが満開です!

雨の日でも花たちはイキイキとしています!

濡れた花たちも、なかなか素敵なのです。

キヌガサソウ 自生で見るには、山奥まで行かねばなりません。

早期開園ならではの植物のひとつです!

ツバメオモト 広い葉と白い花が印象的で、こちらも早く開花が終わってしまう、今ならではの植物です!

・・・

ブナ林を抜けると、再び様々な高山植物に出会えます! ↓

ミネズオウ 高山性の低木ですが、雪解け間もなく一斉に花を咲かせます!

ミネズオウ、ご覧の通り小さい花ですが、遠目に見ても星型の花が鮮やかな植物です!

イワヒゲ 小さくてもツツジの低木なのです。

岩場にヒゲみたいな葉を伸ばすのでイワヒゲです!

チョウノスケソウ こちらも開花がとても早く、夏に登山をしても花が終わっていることが多いです。

こういった植物を気軽に見られるのが高山植物園なのです!

シロウマアサツキ 白馬の名がついた、野生のネギの仲間です。

つぼみがついてもうすぐ開花・・・と思ったら、葉やつぼみをサルに食べられてしまいました・・・

美味しいネギの味がするのですが、サルの好みなのか・・・

ハクサンコザクラ 湿った環境に育つ高山性のサクラソウの仲間です。

山に登ると雪解け直後の場所から可愛らしい姿を見せてくれる植物です!

キバナシャクナゲ 高山の厳しい稜線に育つようなシャクナゲです。

薄い黄色の花が、濡れて透けたようにも見えてきます。来週には花が終わってしまいそうな短い期間のみ楽しめる植物です!

ハクサンイチゲ 高山では条件が合うと群生する姿を見ることが出来る高山植物の代表格です!

ハクサンイチゲ(白)とシナノキンバイ(黄)のお花畑。

高山らしい景観を目指して、花畑をつくり、ここ3年ほど良い姿を見せてくれるようになりました!

こちらも早期開園ならではの植物です!

晴れると、向こう側に白馬三山が見えるのですが・・・明日は山が見えるかどうか!

ミヤマアズマギク 高山の植物は風当りが強い場所に多く咲き背が低いものが多いのです!

ウルップソウ こちらも見た目の割には、雪解け直後に一気に育ち早く咲いてしまう植物です。

高山植物らしい植物で、早期開園の指名率NO.1はウルップソウなのかな・・・と感じています!

コマクサ 白馬五竜高山植物園を代表する植物です!

開花が早い場所では咲き始めました!

花の期間は8月ごろまでと意外と長く花が楽しめるのですが、この季節の花は枯れた花が少なく写真がキレイに撮れるのです!

雨に濡れた姿も素敵なのです。

開園準備の今日は雨ですが、雨でも楽しめるのが植物園。

皆様のお越しをお待ちしております!

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アルプス平広場にて、早期開園イベントとして、
大人気の高山植物苗の無料配布、そして苗の即売会も行います。

なかなか流通しない苗もありますので、お早めにご来園ください!

まあ、学芸員ガイドも予定しています。
まだまだ参加枠がありますので是非ご応募ください!ご参加お待ちしております
https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/info/2023/3862

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【2023年4月20日】カタクリ見頃!

2023/04/20

2023年4月20日、五竜かたくり苑のカタクリが、見ごろを迎えました!

今年は、全国的にも記録的にサクラが早かったりと、暖かい春ですが、

同じくカタクリの花も例年よりも早く見頃を迎えました!

(例年は4月下旬のGW頃です)

カタクリが見ごろ言っても、木々の新緑はまだこれから。

白馬は、これからが春本番です!

地域の観光組合の方々の手入れによるもので、焼かれたカヤの隙間からカタクリが花を咲かせています!

周辺の花としては、キクザキイチゲも綺麗です!

ニリンソウの花も周辺で咲き出しています!

キクザキイチゲ→カタクリ→ニリンソウの順番に花を咲かせてくれます。

五竜かたくり苑へ行く途中では、キクザキイチゲの囲まれたカタクリが見られる場所もあります。

白馬の春の散歩。ごゆっくりとどうぞ!

【2022年7月21日】ニッコウキスゲ、とても良いです!

2022/07/22

本記事の写真は、全て2022年7月21日に撮影したものです。

7月も後半。夏真っ盛りです!!

アルプス展望ペアリフトから眺めるニッコウキスゲの群生が見事です!!

リフトに乗りながら見ると、こんな感じです。

毎年良く咲いてくれる場所ですが、今年は特に花が多いような気がします!

なかなか圧巻の密度です!

まだつぼみのものもあるので、もうしばらく楽しめそうですね!(7月末くらい)

五竜岳が時折顔を覗かせる日でした。

湧き立つ雲の向こうに見える八方尾根と白馬三山。

こんな日に登山をしたら、どんな感じなんでしょうね!

コマクサの群生も、まだまだ見頃が続きそうです!

本日の一番美人の青いケシ。

まだ咲きそうなつぼみもあるので、7月末まで花はあると思います。

植物園でもニッコウキスゲの花が盛りを迎えています!

そして、今年も始まりました「いがりまさし お花畑ストリートライブ」!

植物図鑑なども執筆される、自然系映像音楽作家いがりまさし氏。

リケーナの素敵な音色が植物園内に響き渡ります!

夏真っ盛りの白馬五竜高山植物園。

皆様のお越しをお待ちしております!!

 

【2022年6月4日】早期開園、雪解けの高山植物たち!

2022/06/04

本記事の写真は、全て2022年6月4日に撮影したものです。

本日6月4日、白馬五竜高山植物園、今年度最初の開園日です!

早期開園:6月4、5、11、12、18、19日(土日)
通常開園:6月25日(土)~10月23日(日)

朝は山が見えませんでしたが、次第に北アルプスが良く見える天気になりました!

そして、植物園広場には、まだ雪が残っています!

雪の大谷、ではなく小谷とも呼ぶべき道も切ってあります!

ゴンドラを降りたばかりの場所で、雪に触ることが出来るのです!

6月は、雪解けに咲く珍しい高山植物が多い季節です。

今日も、植物大好きなお客様が多く来られているように感じました!

もちろん花だけでなく、新緑と残雪の景色を楽しむのも良いタイミングです!

外国の植物コーナー、スイスアルプス・ヒマラヤエリアの植物たち。

プリムラ・ロゼア

プルサティラ・ブルガリス

色も変化がありますが、毛をまとった姿もいいですね!

ソルダネラ・アルピナ

イワカガミダマシとも呼びますが、一株だけ花を咲かせてくれていました。

今度は、ブナ林の中の花たちです。

シラネアオイの大きな花が鮮やかです!

森の中に射し込む光が、シラネアオイをドラマチックに照らしてくれます。

稀に見られる白花もいいですね!

ツバメオモト

キヌガサソウ

サンカヨウ

サンカヨウというと、雨に濡れると透ける花、という姿が有名ですが、
ちょっと湿っぽい場所では、ちょっとだけ透けてるように見える花もありました!

サンカヨウは、雪が解けると本当にすぐに咲くのです。
数日前には雪だった場所では・・・↓

芽生えと同時にすでに蕾が見えています!

こんな感じで咲くのは来週くらいでしょうか・・・!

実は手前の雪山の下にはサンカヨウが植栽してあります。

雪山をつくり、開花を送らせているのです。

昨年にそれなりに数を植えたのですが、果たして今年はどれだけ咲いてくれるか・・・

また開花情報やSNSでもお伝えできるかと思います!

高山植物を自生地らしく植栽している、白馬連峰高山植物生態園。

ミネズオウ

イワウメ

チョウノスケソウ

コメバツガザクラ

イワヒゲも咲き始めました。

イワベンケイの新芽。

多肉質の葉が伸びていく様子は面白いのです。

自生地らしく植栽している生態園の山頂付近には多くのお客様が写真を撮ったりされますが・・・↓

この時期の最近のおすすめは、この場所です!

ハクサンイチゲ(白)、シナノキンバイ(黄)の組み合わせの花畑が、
北アルプスを背景に綺麗に咲くようになりました!

素敵な写真を撮られる知り合いの方が来園されていたので、モデルになっていただきました。
この場所は、いかにも高山植物らしい景観が見られる、特にオススメできる場所になっています。
↓ 色んな撮り方をしてみます。

キバナシャクナゲ こちらも雪解けすぐに咲き、咲き終わる植物です。

ウルップソウ

本州では白馬と八ヶ岳にしかない植物で、野生で出会うには残雪が多い季節の登山が必須ですが、植物園で気軽に見られるオススメの高山植物の一つです。

現在、咲き始めです。

6月11、12日の開園タイミングでもキレイに見られると予想します。

アルプス平自然遊歩道の、石畳の湿原。

まだ雪が残っていますが、解けた端からミズバショウが咲いてきます!

写っているリフトは、アルプス第三ペアリフト。

ゲレンデとなる場所も、雪が解けたら色んな花が咲くのです!

まだ残雪があり通行注意ですが、まだ雪に埋まったミズバショウもあり、
6月11、12日の開園タイミングでも花はまだ良さそうです!

黒い水面には、花がキレイに反射していました!

風も無く、ハッキリ写り込む姿がステキでした。

ヒメイチゲ

ニリンソウ、ハクサンイチゲなどと同じ仲間の植物ですが、特に小さい植物です。

マクロレンズで大きく写してみますが、花の大きさは大きいものでも1㎝無いくらいです。

植物園最上部あたりの、ニッコウキスゲが良く育つ草原に見える白い点がヒメイチゲです。

足元に咲く野生の花も素敵なものがあるのです!

地蔵ケルンのあたりは、日当たりの良い尾根沿いで、雪はすっかり解けています。

残雪と新緑のブナ林の光景が美しいですね!

早期開園期間中は、イベントも行っています!

学芸員ガイドツアー、高山植物苗の無料配布

植物の経験豊富な学芸員資格を持つスタッフが、植物の魅力についてしっかりとご案内させていただきます!

植物園の広場では、タカネキンポウゲという絶滅危惧種が咲き始めました。

(公社)日本植物園協会の域外保全活動の一環として栽培しているものです。

解説版も設置してありますが、学芸員ガイドならではの話を聞くと面白いものです!

早期開園期間中、是非ともガイドにもご参加くださいませ!

そして、アンケートにお答えいただいた方には、植物の苗もプレゼントしています!

栽培が比較的容易なものを選んでいますが・・・ぜひともチャレンジしてみてください!

早期開園の特別出店として、

北アルプス植物園による植物苗の即売会も行っています!

白馬‐大町間の国道沿いにある山野草屋さんですが、素晴らしい植物を販売していただいています!

そして、小谷村「芽吹きの会みどり」によるオヤマボクチ入り笹団子の販売です!
(6月4日、11日のみ)

何というか、独特のコシが感じられました!

次回は6月11日に出店されます。笹団子目当てに来られても良いかもしれません!

6月の白馬五竜高山植物園。

特に開花期間が短い植物が一気に咲いてきます!

新緑と、雪解けの高山植物たちに、是非とも会いに来てください!!

【10月4日】快晴!紅葉見ごろです!

2021/10/04

本ブログ記事の写真は全て、2021年10月4日撮影のものです。

本日は超快晴!北アルプス、全部見えました!

晴れで、紅葉が見頃だと、登山に写真に、多くの方が来られますね!

展望リフト終点にあるウッドデッキからも北アルプスが良く見えます!

山のお話をさせていただいた女性グループの方にモデルになっていただきました!

地蔵の頭に登る途中から。

赤、黄色のマルバマンサクの紅葉の向こうに白馬三山が良く見えました!

地蔵の頭、休憩&撮影ポイントです。

朝一番は登山の方で賑わいますね!

紅葉は一番の見頃が始まったところ。

北アルプスの手前に紅葉が広がります!

五竜岳をアップで撮ってみます。

手前の紅葉の斜面が良い味を出してくれます!

小遠見山までのトレッキング、五竜岳への登山、色んな方が訪れます!

登山でなくとも、この辺りに来るだけでも充分に紅葉が楽しめますね!

振り返った地蔵の頭。あたりが紅葉見ごろということが良くわかります!

白馬三山と真っ赤なドウダンツツジを一緒に撮ってみます。

山と紅葉と、両方写真に写るのは良いですね!

湿原を見下ろす位置。これからもっと色づいていくでしょう。

太陽がまぶしく、山が良く見える日でした!

陽を浴びる紅葉の木を撮ってみます!

葉っぱをアップで撮るのも楽しいですね!

地蔵の沼は、真っ黒な水が周囲の景色を映し込んでくれます。

湿原の紅葉をゆっくりと歩けるルートですね!

石畳の遊歩道のあたりも、紅葉に包まれています!

ゴンドラ周辺の紅葉はこれからです。

植物園の紅葉も見頃になってきました!

これから10月後半まで、段々と紅葉が降りてきます。

いずれにせよ、紅葉が良さそうなのは今です!

ぜひとも秋の白馬五竜に足を運んでみて下さい!

【9月24日】紅葉がちょっと始まりました!(10月見頃)

2021/09/24

(撮影日が書いていない写真は、全て2021年9月24日撮影のものです)

信州、白馬もすっかり秋らしくなってきました!

今日9月24日は、北アルプスも良く見える良い天気でした!

秋晴れの植物園広場。

五竜岳への登山や、小遠見山までトレッキングをされる登山姿の方が朝からいらっしゃいます。

朝一番が、天気が良いのは間違い無いのです!(午後は山が見えなくなりました)

そして、この場所の紅葉は、10月に入ってからですね。

植物園の上部の「アルプス平自然遊歩道」へ。

正面上に石積みのケルンが見えますが、少しづつ色づいてきました!

リフト終点部分のテラスです。

山が間近に見える場所です!

もう少ししたら、この場所からも紅葉が見ごろを迎えるでしょう!

ケルンのそば。茶色くなりだしているのは、ミヤマナラ。

キレイに黄葉する樹木ですね。

写真右側には、紅葉が早い種類ヤマウルシが色づいていました!

ケルンの向こう側にはブナ林が広がるのですが、ちょっとまだ緑色が残っています。

あと半月もしないうちに、まっ黄色になるはずです!

↓ 【こちらは以前撮った写真です】

マルバマンサクの黄葉が始まっていました!

こちらは、山が良く見える場所のドウダンツツジ。だいぶ色づいています!

↓ 【こちらは以前撮った写真です】

湿原の周辺も、だいぶ秋らしい色あいになってきました。

地蔵の沼の周辺も、これから秋が深まっていきそうです。

↓ 【こちらは以前撮った写真です】

オオカメノキの紅葉。こちらも紅葉が早い樹木です。

カエデの仲間はこれからが紅葉ですが、気の早い木が色づいていました!

マルバマンサクの紅葉。

黄色く染まることもある樹ですが、個体によって、赤や黄色だったりするようです。

周辺では、オヤマボクチの花も咲いています。

ゴボウに近い仲間の植物ですね。この花を見ると秋が来たと感じます!

↓ 【こちらは以前撮った写真です】

白馬五竜は、ゴンドラに乗り、自然遊歩道もあり、高低差があるので紅葉は山の上から降りてきます。

植物園自体の紅葉の見頃は10月中旬頃です。

紅葉はこれからですが、まだまだ秋の花が咲いています!

コマクサ。7~8月が見頃ですが、花が次々に咲くため花期が長い植物で、新鮮な花が咲いている場合があります!

白花コマクサも元気なものが咲いていました!

ウラシマツツジの紅葉。

高山性の低木ですが、早い時期にキレイに色づいてくれます!

チングルマの紅葉。

こちらも高山性の樹木で、キレイな紅葉を見せてくれるのです!

クロマメノキ。野生のブルーベリーの近縁種ですが、食べると美味しい実がついています!

ナツエビネ。ブナ林の中で、咲いていました。

野生で見かけることの少ない野生ランですが、山麓の自生地よりも遅めに花が咲いたようです。

ヤナギランの綿毛。

花は8月頃ですが、綿毛が白く、遠目からも鮮やかに気が付く種類です!

植物園ではマツムシソウが群生しています!鮮やかです!

マツムシソウは蝶が良く集まるもので、暖かいうちは多くの蝶が飛んでいます!

写真はクジャクチョウ。模様が鮮やかです!

マツムシソウは、野生ではあまり群生しません。

咲いたら枯れる2年草であり、決まった場所に育たないのです。

植物園では群生が見られるように、苗を育て、植え続けることで自然界には無いキレイな群生を維持しています。

その群生を、ぜひともご覧くださいませ!

ミヤマトリカブト。毒草として有名なトリカブトですが、花は意外と鮮やかです!

ノコンギク。野菊の仲間で、秋には群生する姿が見事です!

オヤマリンドウ、エゾリンドウといった、リンドウの仲間も植物園のあちこちを彩ってくれています!

ゴンドラの周りの紅葉は、まだまだこれからですね。

例年10月の中旬頃に見頃を迎えます!

↓ 【こちらは以前撮った写真です】

9月24日の確認では、紅葉はもう少しだけ後でした。

寒暖の差が激しいと紅葉がキレイに色づくようですが、今年はどうなるでしょうか!?

いずれにせよ、「10月前半」がオススメです。

ブログ、SNS、もしくはお電話で、情報をご確認くださいませ!

【8月24日】夏の花から秋の花へと移り変わる季節です!

2021/08/24

写真は全て2021年8月23日に撮影したものです。

お盆の頃から、スカッと晴れた日がなかなか無いのですが、雲の向こうに山が見える日もあったりします!

遠くの戸隠連山の方も、どこぞの山奥から撮ったような幻想的な風景が広がっていました!

夏の花もそろそろ終盤になってきましたが、シモツケソウ(ピンク)、ヤマルリトラノオ(紫)など、鮮やかさが残る場所もありますね!

レモンイエローの花、ユウスゲ。

ニッコウキスゲの仲間で、夕方に咲き始め、昼前には花がしぼんでしまう植物ですが、午前中はキレイな花が見られたりします!

最近、増やすことにも取り組んでいて、だんだんとあちこちで数が増えてきました!

赤いネコジャラシのような花、カライトソウ。

これからまだまだ開花が続き、植物園を彩ってくれそうです!

夏の終わりに咲くマツムシソウも鮮やかに咲いています!

マツムシソウは、花が咲いたら枯れてしまう2年草です。

自然界ではなかなか群生する姿をみかけませんが、植物園で育てた苗を次々と植えこむことで、マツムシソウの花畑を作っています!

この花もこれから咲くつぼみが多く、まだまだ見頃が続きそうです!

同じく2年草で、植え替えしながら育てているシナノナデシコ。

意外と花期が長く次々と花を咲かせているので、まだ見頃が続きそうです!

植物園で植栽数12万株を誇るコマクサの群生です!

開花は6月上旬から。

花が多いのは、7月中旬~8月中旬。

8月下旬になった今でも、まだまだ花を咲かせてくれています!

近寄ってみると、新鮮な花もあちこちで見られます!

この株も、タネが育つ花もあれば、奥にはつぼみが伸びてきています。

9月に入ってもまだ花は見られるでしょう!

お盆も過ぎたところで、歩道の改良などの作業も進めるようになりました!

雪に耐えるような組み方をして、さらに歩きやすく植物園を整備していきます!

午前中には登山をする方がみられ、

午後には下山してきた方がみられたりします。

北アルプス五竜岳への登山口でもあり、コースタイム90分の小遠見山まで往復される方もいらっしゃいます。

登山から気軽な花観光まで、植物園の見どころはまだまだ続きます!

天気予報でなかなか晴れの予報が出ませんが・・・夏から秋へ移り変わる植物の姿をお楽しみくださいませ!

7月30日 夏に咲く鮮やかな植物たち!

2021/07/31

写真は全て2021年7月30日に撮影したものです。

山の天気は変わりやすい一日ですが、今日の日中は良く晴れてくれました!

見えそうで見えない北アルプスのてっぺん。それでも高原の爽やかさを感じられます!

右の方にテントが見えますが、こちらは・・・

いがりまさし、お花畑ストリートライブ。

植物園内に素敵な笛の音色が響きます!

7月10日~8月29日の10時~15時頃、開催しています!

http://www.plantsindex.com/livemanager/matic/livehistory.cgi?mode=resultschj&resultno=1000000591

ヒマラヤの青いケシ、この季節になると少なくなりますが、まだ残っている花があります!

植物園の中では、ヤナギランがどんどん咲き始めていて、賑やかになってきています!

アルプス展望リフトを降りた場所のテラス。北アルプスは見えませんでしたが、ゆっくりと出来ます!

地蔵の頭まで登ると、天然のガーデニングのような綺麗な花たちの組み合わせが素敵です!

赤い花はコオニユリ。遠くから見ても、近くから見ても、鮮やかな花をしています。

こちらはミヤマトウキ。

薬草としても知られる植物ですが、花を覗き込むと・・・

小さい花の集まりが良いですね!花畑のようです。

しかも匂いを嗅いでみると良い匂いがします!

ハッポウタカネセンブリ。

蛇紋岩地に生育する珍しい植物で、お隣の八方尾根の名前が付いた植物です。

小さい花ですが、よくよく見ると、キレイな青色をしています!

そして、ごく稀に白花も見られます。探してみてください!

オヤマボクチの虫食いの葉。面白い自然のアートです。

オオバツツジの花。花自体は地味な印象も受けますが、数の少ないツツジですね。

そして、今の時期、これから特にオススメなのが、植物園上部に自生するシモツケソウの群生!

スキー場斜面をどこまでも彩っています!

普段は重機の作業道になっている場所を、この季節だけ開放しています。

足元にお気を付けながら散策してみて下さい!

シモツケソウの合間には、紫色のクガイソウの自生していて、こちらも色の組み合わせが鮮やかです!

クガイソウ、なかなか絵になる植物です!

高原の夏らしさを楽しませてくれますね!

植物園内のシモツケソウ群生地も色づいてきました!

お盆の頃まで、植物園の夏の鮮やかさは続きそうですね!

シナノナデシコの花では、キアゲハが蜜を吸っていました。

あちこちでチョウが飛んでいるのがこの季節でもありますね!

植物園のコマクサは、まだまだ咲いています!

こちらも見頃がまだ続きそうです!

暑い夏が続きますが、高原の散策を楽しみに来てみてはいかがでしょうか!

皆様のお越しを、咲き誇る花たちと共にお待ちしております!

 

夏の花、最盛期がやってきました!【7月23、24日】

2021/07/24

写真は全て2021年7月23日、24日に撮影したものです。

 

7月22日~25日の4連休、花もお客様も賑わいを見せています!

コマクサの花が、最盛期を迎えています!

栽培数12万株を誇る、白馬五竜高山植物園の名物です!

群生する様子が鮮やかです!

まだ花の状態も綺麗です。

白花コマクサの数も増え、あちこちで見ることが出来ます!

コマクサの維持管理も手間がかかるものですが、今年は特に答えてくれたのか数が多く咲いている気がします。

お盆の頃まで見頃が続くかと思います。

一見の価値アリです!

ヒマラヤの青いケシは、見ごろ後半ながら、まだ咲いています!

先端の花が咲き、2番目、3番目と花が咲いていきます!

上と同じ花を違う角度で撮ったもの。

光の加減によって、見え方がだいぶ変わるのが面白いですね。

透き通るような美しい青い花、ぜひとも見にお越しくださいませ1

7月22日~25日は、イベント開催でした!

https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/event/events/1027

その一つとして、青いハーブティーを試しに飲んでいただけるイベント。

ヒマラヤの青いケシのような色をしています!

右側の日よけ小屋が、ハーブティーの試飲スペース。

左側は、学芸員とまわる植物園散策ツアーの様子です。

「ヒマラヤの青いケシとコマクサ大群落をめぐる」と題し、知識豊富な学芸員スタッフがその魅力について語ります!

ビジターセンターで行っているコマクサ展、青いケシ展の展示の解説をしたり・・・

屋外を歩き、実際の植物のことについて深く掘り下げながら紹介しつつ、楽しく学べるイベントでした!

白馬五竜アルプスビジターセンターでは、コマクサ展、青いケシ展と称した、特別展示を行っています。

期間は、7月22日~8月15日です。

ガラスの青いケシが真ん中に飾られ・・・

青いケシの新種を多く発見された吉田外司夫氏の功績を紹介しつつ・・・

コマクサの生態の秘密についても、この展示のために新たに撮影した写真を交え展示を行っています!

ガラスの青いケシ、試しに撮ってみたら、なかなか幻想的でした!

これはこれで良いですね!

賑わうタイミングで、植物園の入り口あたりで青いケシの植え替え実演も行いました。

普段はウラでやっている作業ですが、多くのお客様が興味深そうに見に来て下さいました1

梅雨が明けてから快晴の日が多いです!

こちらは、展望レストランアルプス360で販売中の新商品「花豆豆乳ソフトクリーム」。

地元大町市美麻産の花豆を使用しています!

夏らしい雲が湧き、山のてっぺんは見えたり見えなかったり。

タカネナデシコの花も最盛期を迎えたようです!

しゃがんで撮影してみても良い雰囲気でした!

チングルマの綿毛が風に揺れています!

学芸員ガイドの指さす先には、クルマユリが咲いています!

写真には写っていないですが、葉っぱが輪になってつくので、クルマユリ。

まだつぼみがあるので、しばらく咲きそうです!

そろそろ7月も終わり、盛夏の花が咲き出しています!

高原の夏に咲く、ヤナギラン。

下から順に花を咲かせるので、まだ花が続きそうです!

ササユリ。いかにもユリらしい素敵な花を咲かせています!

ニッコウキスゲの花ももうしばらく続きそうですね!

熱心に花の写真を撮られていたお兄さん2人にモデルになっていただきました!

楽しそうに植物を見ていただいたもので、嬉しいですね!

夏の見どころ、まだまだ多い白馬五竜高山植物園です!

暑さがしばらく続きますが、植物園は標高が高いので過ごしやすいです!

北アルプスが良く見え、空気がキレイで、高山植物の花咲く白馬五竜へ、ぜひお越しくださいませ!

 

 

7月17日 梅雨明け快晴の植物園!

2021/07/17

写真は全て2021年7月17日撮影のものです。

梅雨が明け、北アルプスが終日良く見える天気でした!!

ゴンドラ山頂駅の屋上、アルプス大展望台からは北アルプスがドンと見えます!

写真の右側がアルプス大展望台です。

植物園の方も今日は多くのお客様で賑わいました!

植物園の広場では、ヒマラヤの青いケシが見頃を迎えています!

これから咲く株もありますね!

北アルプスを背景に、綺麗な色を見せてくれました!

広場の一角では、中国のアツモリソウが咲いています!

見頃は6月下旬のこともありますが、今年は雪が多い方で、開花調整のため雪を積み重ね、7月中旬の開花となりました。

広場では「お花畑ストリートライブ」が開催され、いがりまさし氏の生演奏による笛の音色が響いています。

近寄ってみると、いがり氏による著書の紹介、ドライブに最適な音楽CDなども販売しています!

白馬五竜の音のおみやげに是非ともどうぞ!

今年、新しく調整しなおした記念撮影ベンチ。

私の友人家族が来たので撮らせていただきました!

小さなお子様連れでも来られるのが、白馬五竜の良いところです!

おすすめランチは、展望レストランALPS360の、夏野菜カレーとスイカジュース!

山を見ながら食べて、夏山気分を味わえます!

それにしても、梅雨が明け、今日は多くのお客様で賑わいました!

屋外の空気のキレイな場所に皆様来られるのですね。

植物園の各所ではヒオウギアヤメが見頃を迎えました!

ヒマラヤエリアにある、ユリの仲間。ノモカリス・フォレスティ。

こちらも非常に珍しい植物ですが、良く咲いてくれています!

こちらも外国の植物、タマシャジンとも呼ばれる植物です。面白い形ですね!

人気の高いエーデルワイスですが、植物園の広場で咲き始めました。

こちらはエーデルワイスの仲間、コウライウウスユキソウ。良く咲いています!

その隣では、エーデルワイスが咲き始めました。

7月後半から8月上旬くらいが良さそうですね!

気温はほどほどですが、直射光がある場所は暑いです。

ブナ林の中に入ると涼しさを感じられます!

白馬五竜池では、ヤマメの飼育展示も始めました。

ボックスの中にエサが入っています。エサをやるとすぐ食いつくので面白いですね。

ロックガーデンの山頂部分。こちらは登山気分が味わえる場所ですね!

タカネナデシコの花や・・・

クルマユリの花など、夏らしい花も増えてきました!

〇〇ツメクサという植物は何種類もあるのですが、そのうち一つのタカネツメクサ。

マット状に生育していく姿は、いかにも高山植物らしい姿です。

イブキジャコウソウがピンクのマット状に広がり、花を咲かせています!

この花の特徴は、葉っぱが良い匂いがすること!

タイムというハーブの仲間でもあります。ぜひとも葉の匂いをかいでみて下さい!

こちらも高山植物らしい姿のイワギキョウ。小さな葉の割りに、大きな花を咲かせます!

白馬五竜高山植物園の代表格、コマクサも最盛期を見せています!

こんな感じに、自生地らしい岩を敷き詰めた場所で群生している様子が見られます!

岩やベンチに腰掛ければ、登山をして山頂でコマクサを見ている気分・・・!

ひとつひとつ表情が違うので、お気に入りの花を見つけながら写真を撮ったりするのも良いですね!

植物園の最上部の方では、自生のニッコウキスゲが鮮やかな黄色の花を咲かせています!

この花は、じつは一日花なのです。

一日で花はしぼんでしまうのですが、次々とつぼみが咲いてくるのです!

両サイドがニッコウキスゲの道を歩くことが出来ます。

実は左のニッコウキスゲは自生そのもの。右側は植物園としてタネから育てたニッコウキスゲを植栽しています。

もともと片側だけだった場所を、道の両側が花を咲くようにしたものです。

自生のニッコウキスゲの種子を採取し、増やしていけるのが植物園ならではの特徴ですね。

(一般の方の種子採取はご遠慮ください)

このように、植物園スタッフでは、日々の除草管理などの他に、植栽エリアを開墾し、より魅力的な花が咲くように努めています。

「前と変わった場所があって良かったです」とお客様に言っていただけることがあるのですが、それはとても嬉しいことです。

植物園の広場では絶滅危惧種コーナーもあり、希少な植物を栽培しているところですが・・・

その中でも特に希少な植物のひとつ、クモマキンポウゲが咲いています。

6月中旬に開花したのですが、早くも第2花が上がってきました。

(枯れた茎はタネになりタネを回収した後の茎です)

おそらく自生地の高山帯は気候が厳しいので、花が一回咲いたら終わりでしょうが、栽培すると新たな知見も得られるところです。

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いよいよ梅雨明け!

高山植物たちも賑わいの季節です!

北アルプスを望む、空気の綺麗な山の上で、皆さまをお待ちしております!