緑の調律日誌

開花情報

7月上旬の夏の花、雨でも楽しめる植物園!

2021/07/09

写真は全て2021年7月8日に撮影したものです。

7月になり一週間が過ぎてしまいましたが、ここ半月ほど、ずっと梅雨っぽい天気が続いていますね。

それでも高山植物は咲き、雨で潤う姿も見どころがありますね!

ヒマラヤの青いケシ。今年の開花はやや遅めです。

それでも綺麗な花が咲いてきてくれています!

雨に濡れた姿も綺麗な花ですね!

植物園のアルプス平広場に咲く青いケシで、10株くらい花が咲いてきています。

これから、まだまだ増えるところです。

咲きはじめの頃の花は、アップで写真を撮るには向いています。

しばらく良い感じが続くでしょうね!

ノモカリス・フォレスティ。

ユリの近縁種ですが、これからどんどん数が増えてきます!

プリムラ・セクンディフロラ。

サクラソウの仲間で、アルプス平広場で見ごろを迎えています!

コウライウスユキソウ。

エーデルワイスの仲間です。アルプス平広場で見ごろです!

ヒマラヤトラノオ。

ロックガーデンのあちこちで咲くようになりました。

アルニカ・モンタナ。

ロックガーデンの一角が遠目に黄色に彩っています!

こちらは、アルプス平広場にある、中国のアツモリソウ。

ここは雪を積んで開花を送らせていたのですが、ようやくつぼみが伸び始めてきました。

あと一週間ほどで開花でしょうか。今年も楽しみです。

植物園のメインの花、コマクサも最盛期を迎え始めました!

雨にしっとりと濡れた姿も、高山植物らしさを感じさせてくれます。

白いコマクサもすっかり増え、あちこちで見かけることが出来ます。

白馬五竜高山植物園、実は雨に強いのです。

歩道が整備され、幅も広く、傘をさして歩きやすくなっています。

植物園の何か所かには、東屋を設置し、休憩もできます。

ゴンドラひとつでアクセスでき、ビジターセンター、レストランと施設も整っているので、目的に応じて時間が過ごしやすいのです。

イブキジャコウソウが、ピンク色のマット状に賑やかになってきました!

シコタンソウの花も目立つ場所に咲いていますね!

コマクサの近くに育てているチシマギキョウも見頃を迎えてきました。

背丈の割に大柄の花が目を引きます!

ハイマツ群落のあたりでは、ミヤマハンショウヅルがツルを伸ばして花を咲かせています。

ハイマツの足元では、ゴゼンタチバナも鮮やかですね。

ハイマツの足元で咲く、リンネソウ。

昨年植え付け、今年初めて植物園で開花するニューフェイスです!

高山帯のハイマツの下でしか見られず、育てている植物園もおそらく少ない(もしかして無い?)珍しい植物です。

今回のブログ記事では、個人的に特にオススメしたい植物です!

ミヤマキンポウゲの群生が、開花期間長く咲いていて、まだまだ見頃です!

ミヤマキンポウゲの中では、クルマユリが咲き始めました!鮮やかなオレンジ色です。

アルプス平広場では、ヒメサユリも咲き始めました。

いかにもユリらしい姿が目を引きます。

ヒオウギアヤメの花も、植物園全域で咲くようになってきました!

一方、こちらはアルプス平自然遊歩道。

今日は雨なので、さすがに地蔵のケルンまわりは北アルプスが見えませんが・・・

ケルンに登る途中の道では、ニッコウキスゲ、ナメルギボウシ、オニアザミなど、夏の花がどんどん開花しています!

ミヤマトキソウ、ランの仲間も咲き始めました。

石畳の湿原。

今年はコバイケイソウの花が当たり年で、あちこちで咲きました!

この場所は雪解けが比較的遅い場所で、コバイケイソウの花がまだ咲いています。

こんな感じで群生しています。

見頃は、あと一週間くらいでしょうか。

お早めにどうぞ!

ニッコウキスゲの花も見応えが出てきました!

植物園全域で咲きますが、最盛期はこれからですね。

花は一日でしぼむのですが、つぼみが次々に咲くので、総じて黄色の満開が続きます。

この花を見ると、夏が来たことを感じます!

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7月上旬、いよいよ夏らしい花が増えてきました!

シーズンのうちで、一番植物の種類が多いのが7月です!

白馬五竜高山植物園は、晴れはもちろんのこと、雨でも充分に花を見ることが出来る場所です。

梅雨の間の行き先に、ぜひお越しくださいませ!

6月後半、花の種類が増えてきました!

2021/06/25

6月も後半となり、植物園の花もどんどん鮮やかに移り変わってきました!

コマクサも、だいぶ花の見応えが増してきました!

この時期の花は、枯れた花が無いのでアップで写真を撮っても鮮やかです!

最近は雨がちですが、雫がつくのも雰囲気が良いですね!

白花コマクサも目立ってきました!

こちらは、中国原産のコマクサの近縁種、タイツリソウ。

鯛というより、ハートにも見えますが・・・なかなかカワイイ花です。

植物園の広場で咲いています。昨年植え付けた苗が、キレイに育っています!

こんな感じにアップで撮影してもいいですね!

ロックガーデン(白馬連峰高山植物生態園)の岩壁では、イワヒゲが咲いています!

ミヤマオダマキも青さが鮮やかですね!

クロユリも見頃後半ですが、広場を中心に鮮やかな花がまだ咲いています!

イワベンケイの新芽。

花はこれからの株ですが、多肉質の植物で、芽が伸びてくる姿も面白いですね。

外国のツツジの仲間。アルペンローゼ。

スイス三大名花のひとつですが、咲き始めました!

コウライウスユキソウ。

エーデルワイスの近縁種ですが、エーデルワイスより一足早く咲き始めました!

自生の植物ですが、ギンリョウソウも咲き始めました!

ブナ林の中で良く咲いていますね。

今年はコバイケイソウが当たり年のようです!

数年おきに、全国的に一斉に当たり年が来るようですが、今年は色んなところで見ごろのようです!

地蔵の沼では、レンゲツツジの赤い花と合わせて咲いている姿が印象的でした!

コバイケイソウの花は、下の方から咲き出すようです。

上の方はつぼみです。アップで撮っても面白いですね。

アルプス平自然遊歩道の湿原のあたりでは、ワタスゲの姿も目立ってきました!

一部ではまだ雪が残っています!ミズバショウも若干ですが咲いています。

地蔵の沼を覗き込むと、白い泡が見えることがあります。

モリアオガエルの卵ですね!

こんな風に、木の枝にも卵が付いています。

オタマジャクシが孵化すると、水面に落ちるようですね。

ウラジロヨウラク。葉っぱの裏が白っぽい野生のツツジの仲間です。

釣鐘型の花が印象的ですね!

こちらもツツジの仲間、サラサドウダン。

花に赤い筋が入っているのが特徴です。アルプス平自然遊歩道のあちこちで咲き始めています!

ハッポウウスユキソウ。

自生のエーデルワイスの近縁種です。咲き始めました!

ニッコウキスゲ。地蔵の頭付近で咲き始めました。

これから一ヶ月近く、どこかで花が見頃になりますが、7月中旬には数が多くなりそうです!

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6月も後半、7月ももうすぐです。

これからの季節、植物の種類が最も多くなる季節がやってきます!

注目のヒマラヤの青いケシも、一部でつぼみが伸びてきているので、7月に入ると花を咲かせてくれそうです。

屋外の空気の良い植物園、ぜひともお越しくださいませ!

 

【6月19日(土)植物園開園します!】6月12、13日の早期開園はこんなでした

2021/06/17

2021年は6月19日(土)から植物園が開園します!

6月12、13日は早期開園日でしたが、その時の様子をお知らせいたします!

ハクサンイチゲ(白)とシナノキンバイ(黄)が良く咲くようになりました!

植物園スタッフが育てた高山植物たちですが、しっかり植えこんで、花が咲くようになりました。

ウルップソウの花。6月の前半で見ごろを迎えてしまう植物、見ごろでした!

ブナ林の中では、シラネアオイが花を咲かせていました!

稀に、白花のシラネアオイも咲きます。こちらもいいですね!

早期開園のイベントとして行った、学芸員ガイド。

多くの方が申し込んでくださって、好評でした!

ミヤマオダマキの説明。

日頃植物を管理しているスタッフならではの解説に、皆様聞き入っていました!

天気の移り変わりも微妙なところでしたが、山が見えるタイミングも結構あり、雲間から見える山も綺麗でした。

チングルマの花も、これからどんどん増えてきそうです!

広場で見られるサンカヨウの花。これも早く咲く植物のひとつです。

サンカヨウの花、と言うと、濡れると透けることで有名になりました。

6月13日の天気は雨でしたが、そのおかげで花が透けてる様子が見られました。

ただ、花が透けるタイミングも難しいもので、散る前のような花でしかその現象が見られず、雨が強いと花が散ってしまうようです。

運が良くないと見られない!だからこそ、出会えた時は嬉しいですね。

こちらの花は、つぼみも見える咲きたての花。あまり透けていないですね。

もちろん透けていなくても綺麗です。

雨の日でも学芸員ガイドは、多くの申し込みがありました!

コマクサの花も、今の季節は枯れた花が無く、全ての花が綺麗でいいですね!

雨に濡れたウルップソウも、色が濃くて良いですね。

ミヤマオダマキ。まだまだ花が続きそうです。

クロユリの花も、もうしばらく見頃が続きそうです。

長野県も梅雨入りしましたが、雨の日でも植物はうるおい、植物園ならではの歩きやすさ、見やすさもあります。

まだ新緑を感じられる白馬五竜高山植物園。

ぜひお越しくださいませ!

 

五竜かたくり苑【開花7分咲き】見頃になってきました!

2021/04/24

【本記事の写真は、全て2021年4月24日撮影です】

五竜かたくり苑も、だいぶ見頃を迎えてきました!

斜面に咲く姿が増えてきましたね!

紫色のカタクリが鮮やかです!

遠くに見える一輪の花。あれは白花カタクリ!?
・・・と思ったところ、白に近い、色の薄いカタクリのようでした。

真っ白なカタクリでは、花茎の色は緑、雄しべも黄色っぽい色になります。

もちろん、このカタクリも変異の一つとして珍しいものでしょうが!

カタクリ群生地に行く途中の道でも、カタクリはあちこちに咲いています!

春の真っ盛り!五竜かたくり苑にもどうぞお越しくださいませ!

【白馬五竜紅葉ゴンドラ】もうすぐ紅葉が始まります!

2020/09/26

いよいよ9月も終わりですね。

今は、秋の花の季節。

これから紅葉の見ごろに変わります!

2020年9月26日の朝。今日は雲海でした!

秋の早朝は、雲海が見られる確率が高くなります!

9月26日は日中は雨だったのですが、朝一番は北アルプスも良く見える天気でした!

ナントカ心と山の空は変わりやすいのです。

防寒のための服装も忘れずにお越しください!

 

秋の白馬五竜高山植物園は、「白馬五竜紅葉ゴンドラ」になります!

紅葉の期間は、9月下旬から10月下旬まで。

標高差があるので、どこかが紅葉が見ごろになるのですね!

もうすぐアルプス平自然遊歩道が色づくでしょう!

過去の紅葉の見ごろの写真を掲載しますので、訪れる参考にしてみて下さい!!

【8月10日】夏の花の賑わい

2020/08/10

梅雨も明け、8月の休みにも入り、白馬五竜高山植物園もいつもの賑わいに近くなりました!

植物園の広場の様子。
植物園の散策と、登山の行き帰りにと、楽しみ方はそれぞれです!

植物園では、ピンクのシモツケソウが見頃です!

お花畑感が出ていますね!!

毎年この時期は、植物園に笛の音色が響きます・・・! ↓

いがりまさし氏による、お花畑ストリートライブ、8月25日まで開催です!

植物園を散策しながら、自然に溶け込む音色をお楽しみください!

植物園の広場では、植え替え作業を進めています!

植物園の花を一同に見られる場所を作成しているのです。

今後にもご期待くださいませ!!

ゴンドラ山麓のエスカルガーデンでも、花が賑わっています!

こちらの花は三密状態であります。花は密集していて良いのです。

ゴンドラやレストラン等の施設では、マスクの着用をお願いしております。

広い植物園では、新鮮な空気を吸いながら、ごゆっくりとした時間をどうぞ!

可憐な植物たちが咲いてきました!【7月13日開花情報】

2020/07/13

さて、皆さまお待ちかね!?の植物園の開花状況をお知らせいたします!

結論
①青いケシは見頃です!これからもっと見頃です!
②コマクサは見頃です!綺麗な花が咲いています!
③色々と見頃です!!!種類が多いのが7月です!

本記事の写真は、全て2020年7月13日に撮影したものです。

植物園は曇り。山は見えませんでしたが、雨続きの最近で、カサが要らない日は貴重ですね。

植物園の広場にある青いケシも、どんどん咲いてきています!

透き通るような青さ!キレイですね!

花の全体を写真に撮らなくても、何だか良い雰囲気になりました。

こんな感じに、開きかけのものもステキだったりします!

こちらは、外国の高山植物を育てている、スイスアルプス・ヒマラヤエリア。

スキー場ゲレンデの夏は、こんな感じになっているのです。

そこに植えられた、ヒマラヤの青いケシ。

今年の雪解けと開花は、少々早いのですが、開花の調整で雪を重ねていたため、ようやく見頃を迎えてきました!

ヒマラヤの青いケシと、左の赤い花はヒマラヤトラノオ。
色んな植物が咲いています!

青いケシの色々な表情を撮ってみます!

まだつぼみのものも多く見られますね。

最近、雨や低温が続いているので、ちょっと開花が遅れているのかもしれません。

青いケシは、咲きたての様子がキレイです!

7月の下旬まで、次々と花が咲いてくることでしょう!

有名な植物、エーデルワイス。

名前は知っているけど、見たことが無い・・・そんな方も多いかと思います。

見頃を迎えて来てくれたようです!

ノモカリス・フォレスティー。

覗き込むと、ピンクのヒョウ柄がキレイなユリに近い仲間です!

タネを播いて育てたものが、次々に咲いてきてくれています!

野生では非常に珍しい植物ですが、これだけの数が容易に見られるのは植物園ならではですね!

一件、朝顔のようにも見える植物、インカルビレア。

今までも咲いていたのですが、力を入れて栽培している植物のひとつで、今年は特に数が増えてくれました!

つぼみを見ると、☆の形をしている・・・というのは私なりの見解ですが、いかがでしょうか!?
花以外の注目の仕方も面白いと思います!

イリス・ブレヤナ。こちらもタネから増やしたものですが、今では広い面積で咲くようになりました!

学名で書くと、フィティウマですが、タマシャジンという日本の名前もついています。

こういう植物も、アップで撮ってみると面白いですね!

植物園の大部分も、これから咲く花が増えてきました!

高山性のアヤメ、ヒオウギアヤメが鮮やかです!

黄色いニッコウキスゲもこれからどんどん数を増やしていきます!

ニッコウキスゲは、咲くと一日でしぼんでしまう花です。

次々と花を咲かせるのですが、こんな感じの一番花を撮影すると、枯れた花がついてなくてキレイなのです。

7月の初旬~中旬は、アップで写真を撮りたい方には、非常にオススメできる季節ですね。

ササユリの花も咲きだしました。この花は、明日、開くかな・・・?

高山のユリ、クルマユリも赤い姿が目立ちます!

左の黄色い花はオタカラコウ。右の雑草にようにも見える植物は高山植物ウラジロタデ。

岩の隙間に苗を詰め、自然らしさを演出する植栽もしてみます!

ウラジロタデは、名前の通り裏が白いのです。

葉っぱなどに触れてみるのも、植物を楽しむひとつの手段ですね!

シロウマアサツキ。要するに野生の高山植物ネギです!

白馬の名前が付いた植物のひとつで、こんな花も見頃を迎えています!

よく似た植物、という看板もあちこちに展示してあり、見分けるヒントなどと共にご案内しています。

その中のひとつのタカネツメクサ。

マット状に広がる高山植物ですが、こういう植物は植えて終わりではなく、維持するにもコツが必要だったりするので、植栽している植物園は少ないかと思います!

こちらは、今年ようやく植物園に植えたリンネソウ。

山で見かける機会の少ない植物ですが、植えられるくらいに少しだけ増やせたので、試しに植えてみました。

このように、日々進歩するのが、高山植物園なのです!

増えてくれるといいのですが・・・

イブキジャコウソウ、あちこちで咲いています。

花もキレイですが、葉っぱを触ってみると良い匂いがするのです!

白馬五竜高山植物園を代表する花、コマクサです!

開花は意外と早く6月中旬から咲いています。そして今はピークを迎えているところです!

この季節は、アップで撮ってもキレイな個体が多いです!

葉を写しながら、タテで撮ってみたり・・・

ヨコで花だけを写してみるのも良いですね!

アップで撮ってもキレイな花です!

曇りの日は、山は見えませんが、花はキレイに撮れる・・・

たとえ雨が降っていても、カサを差しながら、濡れた花を撮るのも良いのです!

クガイソウのつぼみ、整然とした立ち姿。

花が咲くのはもう少し後ですが、「花」にこだわらず、「つぼみ」「草姿」などを見るのも面白いですね。

梅雨明けは、まだかと待ちながら、それでも植物たちは花を咲かせてきます!

次々と移り変わる植物園の花たちは、その一瞬の姿を見せてくれます!

青いケシが見頃を迎えてきました!【2020年6月27日の状況】

2020/06/27

梅雨の合間の晴れた時。

2020年6月27日の状況をお知らせいたします!

(写真は全て2020年6月27日に撮影したものです)

今日は土曜日。晴れたこともあって、開園してから来園者の方が一番来られたのではないでしょうか!

ロックガーデンでは、青いケシが見頃を迎えてきました!

6月13日の開園時から青いケシが咲いているのですが、それは開花調整をして早く咲かせたもの。

地植えした大きな株が、ようやく咲き始めました!!

この季節の青いケシは、色も形もキレイです!

数が一番多くなるのは7月中旬ですが、7月上旬のころでは、咲きたての青いケシが多く、写真を撮るにはオススメの季節です!

コマクサも見頃を迎えています!

左はチングルマの穂ですが、ロックガーデンの山頂部分ではこんな感じにみられます。

コマクサも、この時期は咲きたてのものが多く、アップで写真を撮るには良いですね!

白いコマクサも、ところどころで見られます!

エーデルワイス。本格的な見ごろは、7月中旬ごろからですが、こちらは早く咲かせたものを広場に植栽しています。

ヒオウギアヤメの花も、あちこちで見られるようになり、鮮やかになってきました!

この時期のオススメ植物のひとつ、ノビネチドリ。

野生ランの仲間ですが、植物園のあちこちでピンクの花を咲かせてくれています!

こちらも広場で咲いているオススメの植物。プリムラ・セクンディフロラ。

中国のサクラソウの仲間ですが、タネから育てたものが良く育っています!

ところで、アルプス展望リフトが、本日6月27日よりオープンしました!

朝イチの写真なので、あたりはガスに包まれています。

朝一番は、登山のお客様も多くみられました。

ここから2時間弱で到着する小遠見山までトレッキングをされる方かと思います。

そして、今年は展望リフトの終点に立派なテラスが出来ました!!!

朝一番の写真なので山が見えていませんが、ここから北アルプスがドン!と見えるのです!

全てリフトスタッフによる手作りなのです!

今年の夏は、この場所でゆっくりとした時間を味わえるかと思います!

午前10時ごろから、北アルプスも見えだしました。

夏本番、始まりました。

白馬五竜高山植物園で、ゆっくりとした時間をお過ごしくださいませ!

 

【6月13日】白馬五竜高山植物園、開園です!

2020/06/13

本日2020年6月13日、白馬五竜高山植物園がいよいよ開園しました!

(本記事の写真は全て2020年6月13日に撮影したものです)

本日は雨&ガス。ひんやりとした日でした。

開園初日から雨ではありましたが、園内では熱心に写真を撮られている方などをお見かけいたしました。

今しか見られない花が多いことをご存じなのかと思います。嬉しいですね!

時折ガスが晴れ、雪が残る八方尾根が見えることもありましたね。

Q.ヒマラヤの青いケシは咲いてますか?

A.咲いています。まだ少しですが。

例年の開花は、6月下旬~7月下旬ですが、実は早めに咲くように開花を調整した青いケシが咲いているのです。

 植物園のゴンドラを降りてすぐの広場で咲いています。

写真の手前に写っている青いケシの芽生えが咲くのはこれからですが、この場所はつい最近まで雪が積み重なっていて、開花のタイミングを遅らせているのです。

・・・ということで、結果的に長い期間に渡り人気の青いケシが見られるよう開花を調整しているのです。

こちらなロックガーデンの青いケシ。

勢いよく葉っぱが出ているので、しっかり咲いてくれそうな予感がします!

ロックガーデンには、積み重ねた雪がまだ残っています。

あの辺りが、一番開花が遅れる場所になるのです。

総じて一番の見ごろは、7月上旬~中旬です。

青いケシをメインに考えられている方は、その頃がオススメです。

植物園の広場では、外国産のアツモリソウが咲いてきました。

こんな感じで次から次へと咲いてきます。

昨年、植栽エリアの改修をしたのですが、良い結果となってくれそうです。

種類によっては株立ちしています。

安定して育ってくれるようになったのは嬉しいですね!

人気の植物シラネアオイ。見ごろが後半にもなってきましたが・・・

特に雪を積んで開花を遅らせた場所では、これから見ごろを迎えます。

写真の奥の方が葉っぱが小さいのは、これから芽がどんどん伸びてきます。

スキー場ならではの工夫で、開花を調整しているのです!

ブナ林の入り口で咲いているキヌガサソウ。

山奥に行かないと見られない植物ですが、気軽に見られるようになっています。

ランの仲間、ハクサンチドリ。先週の準備期間中は咲いていなかったものの、一気に開花株が増えました。

ブナ林では、カモメランが咲いてきました。

昨年植え付けをしたもので、今年からのニューフェイスですね!

こちらは、北アルプスの植物を植えているロックガーデンの様子。

ミヤマキンポウゲが見頃になりました!

これらの花も育てた苗を昨年植えたばかりなのです。

白馬の自生地を再現すべく、これから更に増やしていきます。

奥に歩いているのは、植物園の様子見に来たシェフですが、登山している気分でしょうね!

ミヤマオダマキの花も鮮やかに咲いています!

ミヤマクワガタ。岩の隙間に植え付けたものが、自生のように育っています。

イワヒゲ。ツツジの仲間ですが、可愛らしい花を咲かせてくれます。

こちらも岩の隙間に植栽したものが、今では自然のように育ってきています。

開花期が短い花なので、今だけの花のひとつです。

イワベンケイ。高山植物でも、多肉植物なのですが、こんもりと咲いてきています!

植物園の上部にあるクロユリ。

昨年、力を入れて植え付けましたが、今年になって良く咲いてくれました!

ウルップソウ。こちらも高山に行かないと見られない植物で、育てている植物園などは極めて少ないです。

白馬エリアで見ようとすると、白馬岳のてっぺんまで頑張って行くか、白馬五竜高山植物園で気軽に見るか、どちらかですね。

あと10日ほどで見頃が過ぎるかと思います。お早めにどうぞ。

そして、コマクサの花も早いところで見頃を迎えました!

最近の暖かさで一気に花が増えました。見ごろですね!

この時期のコマクサの良いところは、写真映えするところ。

次から次へと咲いてくる植物なので、花期は短いのですが真夏になると枯れた花も目立ってしまうので、アップで写真を撮られる方は今の時期がおすすめです。

広場の案内板のそばでは、早めに咲かせた植物も展示しています。

これから、こういった植物もどんどん咲いてくるのですね。

6月の白馬五竜高山植物園。

今の時期しか見られない珍しい花が多いのです。

機会を見て、白馬五竜まで足を運んでみては、いかがでしょうか。

2020年6月2日、開園前の植物園【開園は6月13日】

2020/06/02

新型コロナウィルスの影響で、様々な施設が休館などをしていましたが、
6月になり、順次オープンする施設が増えてきたように感じます。

2020年度の白馬五竜高山植物園は6月13日に開園を予定しています。

本日は、準備の合間に撮った植物園の現状をお伝えいたします。
(写真は全て2020年6月2日撮影)

今回写真を載せた花たちは、6月13日の開園直後には、まだ見られる場所があるかと思います。

スキー場の営業の後に、あちこちに雪山を作って植物の開花をずらしているのですが、まだ雪が残っている場所があります。

青いケシが咲くロックガーデン、これだけの雪が残ってくれましたね。
雪解けに応じて、開花ずれるので、それなりに長い期間で花を楽しむことが出来るのです。

ヒマラヤサクラソウ(プリムラ・ロゼア)、地面をキレイに彩ってくれています。

ブナ林の入り口では、シラネアオイがどんどん咲いてきています。

山に行かないと見られない植物の代表格。鮮やかな姿です。

白花も稀に見られます。

キヌガサソウ。

先週は地面から出ていなかったのに、一週間で一気に伸びて咲きました。

サンカヨウ。

タネから育てて増やしたものが、あちこちで咲くようになりました。
純白の色をした花が素敵ですね。

ハクサンイチゲ。

ロックガーデンの山頂付近で見頃を迎えだしました。

チョウノスケソウ。

チングルマにも似ていますが、花の色がちょっと濃い気がします。
葉っぱも特徴的ですね。

コマクサは、もうすぐ咲きだすでしょう。
つぼみの時期が、名前の由来である「馬」の形に特に似ている気がします。

さり気なく人気のウルップソウ。
まだつぼみですね。これから咲いてきます。

昨年増やしたクロユリ。

これももうすぐ開花しそうです。

園内を点検しながら、草取りもします。

タンポポのタネが高山植物エリアに入ると、草取りが大変なので、今のうちの取ってしまいます。

歩道を歩きやすくする意味もありますね。

一面のツクシ。植物としての名前はスギナです。

山菜としても有名なツクシですが、高山植物を覆い隠してしまうほどに伸びるので、草取りの対象です。

増え「スギナ」いように、
採り「ツクシ」ておかなければならないのですが・・・

 

天気が良い日には、向こう側に北アルプスが見えます。
今日は、行動しやすい曇り空でした。

植物園の開園は6月13日からです。

新型コロナウィルスへの対応も、我々も出来る限り努めていますが、充分にご注意してお出かけ下さいませ。