緑の調律日誌

園内の出来ごと

晩秋の植物園は

2014/10/24

※写真は全て2014年10月24日のものです。

今日の植物園は快晴!

一昨日まで雨でしたが、北アルプスの山頂でも雨だったようです。雪が消えています。

地蔵の頭の紅葉はすっかり終わったようですね。

今日の仕事は、写真右にある池の、ヤマメの捕獲&放流です。

池の水を抜き、ヤマメを捕まえます。

こんな感じで。最初の時より、だいぶ大きく育ちました。

これをタライに入れて、山麓の川へ戻します。

さらに大きくなれよ?

_______________________

さて、植物園では青いケシが、まだかろうじて咲いていました!

こういう気まぐれな花を探すのも面白いです。

ヒゴタイ。面白くて、かわいくて、かっこいい!

コオニユリが花びらが寒さに傷みながらも、咲いていました!

さて、もう一つの仕事が、日よけ小屋の解体。

解体してしまうとさみしいものです・・・。

通年を通した公園だと、ずっと設置出来るのですが、冬がスキー場になるもので、解体しなければなりません。

高山植物が良く育つ気候ならではの苦労ですね。

向こうのリフトでは、白馬三山をバックに、索道スタッフが冬に向けた整備作業をしていました!

現在のゴンドラ周りの紅葉。

下の方が紅葉真っ盛りです!

この紅葉が終わると一気に冬になります。

今年も良い夏でした。

あともう少し、植物園の仕事を頑張りましょう。

北アルプス冠雪、紅葉

2014/10/18

北アルプスの山並みが、雪化粧しています。

(写真は断りが無い限り、2014年10月18日のものです)

白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。

五竜岳。ブナやダケカンバの紅葉は落ちても、むしろ綺麗です。

五竜山荘のあたりも、雪がかぶっています。

土曜日のこの日は、登山する方も見受けられました。

地蔵の沼。

この辺の紅葉は過ぎ去ったようですが、ダケカンバの白い幹など、

秋の終わりといった雰囲気がします。

_______________________

テレキャビン周りの紅葉もピークを迎えました。

晩秋の白馬五竜、もうすぐ白馬の秋も終わりを迎えます。

この時期ならではの空気を是非どうぞ。

_______________________

おまけ

10月11日のナイトゴンドラの写真。

月が明るい夜でした。

紅葉見頃です!(植物園の標高)

2014/10/10

紅葉も標高が下がり、植物園の標高が見頃になりました!

(写真は全て2014年10月10日のものです)

]

↑ 紅葉を見上げる、センム取締役。

これから、更に秋が深まります。

紅葉、始まりました!!

2014/09/27

写真は全て、2014年9月26日撮影です。

アルプス平自然遊歩道での紅葉が見頃を迎えてきています!!

ゴンドラの紅葉はこれからですが、

日々、紅葉が進んでいる様子が感じられます!

チングルマの紅葉。

マツムシソウ。

コオニユリ。

(南安曇農業高校の学生が実習で育てたものがまとまって咲いています!)

_______________________

秋の紅葉、秋の花、秋晴れの北アルプス。

この時期しか見られない白馬五竜をどうぞ!

秋の夜空【白馬五竜ナイトゴンドラ】

2014/09/21

9月20、21、22日、10月11、12日と、夜の植物園、星空観察の

白馬五竜ナイトゴンドラが営業しています!

ALPS360の右側に天の川が見えています。

植物園の向こうに天の川。

お客様が揃ったところで、星の解説を始めます。

星のガイドの話を聞きながら、満点の星空を眺めます!

※ちなみに、今回私は植物園のガイド役でした。

天の川が良く見える空でした。

空気も澄んでいて、星がすごく綺麗です!

リフトの支柱や、植物が、白馬五竜らしいですね。

ちなみに、街に写る明るいの(写真下の右より)は花火でした。

地蔵の頭と天の川。

______________________

秋の夜空を眺める場所をお探しなら、白馬五竜へどうぞ!

今シーズン残りの営業日は、9月21、22日、10月11、12日です。

これからの時期は寒いので、真冬の装備でお越し下さい!

______________________

おまけ

エスカルプラザ周辺も結構星が見えます。

けれど、不思議なものでゴンドラで山頂へ上がると、数百メートルの違いしかないのに、一段と星に近づいた実感はあるものです。

白馬五竜の夜空!

2014/08/13

昨晩、8月12日は、ナイトゴンドラにて星が良く見えました!

シャッタースピードを遅くして、肉眼より明るく撮影していますが、

月明かりが、太陽のようにも見えます。

昨日が満月のようで、少し欠けていました。

こちらは、家族のキャンプでの星空解説。

展望台に寝転びながら星を見ていました。

月が明るいので、五竜岳から白馬岳の稜線がはっきりと見えました。

植物園の全景。真ん中の赤いのはシモツケソウの群落です。

お客様が散策されると、園内には明かりの列が出来ます。

頭上にはサソリ座が浮かんでいます。赤いのがアンタレスですね。

北斗七星。ハッキリと見えました!

月が明るいので、夜の植物園もライト無しで歩けるくらいでした。

シモツケソウと星空が同時に見られる・・・、なかなか無い光景です!

花畑の奥には天の川も見えました!

あまり流れ星は見えなかったのですが、撮影したいくつかには薄く写っていました。

もうちょっと月が暗ければ・・・、いや、月明かりで花が良く見えたから、それも良かったのか!

ナイトゴンドラのご参加、ありがとうございました!

まだ来られたことの無い方も、是非お越し下さいませ!

_______________________

星をテーマに作曲した中で一番のお気に入り。

クリックしてお聴き下さいませ。 → ♪ ながれぼし

コマクサの植栽イベント!

2014/07/26

「標高1500m!天空のお花畑を作ろう!」

コマクサを信州のご家族で植えていただくイベントが5回目となる今年も開催されました!

北陸コカ・コーラ&テレビ信州&白馬五竜高山植物園、にてお送りいたします。

熱中症にならぬよう、飲み物が参加者に配られます!

私もしっかりといただきました。

案内するのに、水分が必要だものね。

さて、コマクサを植栽する前に、高山植物の代表とも言えるコマクサとは、どんな場所で育つ植物なのか?

そんな様子をパネルを交えて紹介しました。

今度は一人ひとつコマクサを持って植栽場所へ。

植え方の注意事項などを説明しました。

皆様、植え出すと楽しそうな感じです!

カスガさんご一家が今回植えたコマクサです!

ハバさんご一家が以前に植えたコマクサも咲いていました!

ミヤシタさんご一家のコマクサも咲いていました!

さて、午後はエスカルプラザへと会場が移ります。

オミナエシの花も多くなってきました。

こちらでも・・・

コカ・コーラのドリンクが配られています!

そして、魚のつかみ取りをした後は、塩焼きで食べる!

美味そうです!

美味そうですね!!

さて、腹を満たした後は、葉画体験です。

わかりやすく言えば、葉っぱの魚拓のような・・・。

絵を描くより気軽さもありつつ、葉っぱの構造や仕組みなどを理解する良い手段ともなります。

花田隆夫先生の説明を受けつつ、

やりながらの説明も受けながらオリジナルの作品を創っていきます。

丁寧に仕上げをし・・・

どれが良いかを見定めつつ、

自分だけの作品が完成しました!

無事に何事もなく閉会式も行われました!

たくさんのご参加、ありがとうございました!

またコカ・コーラ片手に、白馬五竜高山植物園までどうぞお越し下さいませ!

________________________

【テレビ放映のご案内(長野県)】

テレビ信州

2014年8月2日(土)AM11:35?

または、8月の天気予報等にて映像が流されることもあるようです

長野県内の方はどうぞご覧下さい!

__________________________

(公社)日本植物園協会@白馬五竜高山植物園

2014/07/26

(公社)日本植物園協会に加盟する植物園が参加する、植物研究会が白馬五竜高山植物園で行われました!

全国各地の植物園から希望された皆様が来られる、公式の植物園見学会といったところです。

今回は私がホスト役。

事前の連絡、予約、調整、看板の作成等、スタッフと協力しながら準備させていただきました。

まずは信州大学名誉教授、植物園顧問の土田勝義先生による講演会。

植物園内にある北アルプスの植生群落を再現した生態園への取り組みや今後のことなどについて説明していただきました。

講演会後は園内の視察。

ビジターセンターにて、四季の展示パネルや園内模型などを見ながらの解説です。

この日は梅雨明けだというのに、あいにくの雨!

全国の植物園から来られたもので、どこかの方に雨男がいらしたのでしょうか・・・?笑

さて、二日目です。晴れました!ヤナギランも咲き始めてきています!

一般開放していないスキー場の植生も一部見ていただきました。

地蔵の沼にはモリアオガエルの卵が多く見られたものです。

地蔵ケルンで記念撮影。

北は北海道から、西は鳥取まで、多くの方に参加していただきました。

_______________

園内の青いケシも色々と咲いてきてます!

これらの青いケシの仲間を育てることのできる涼しい植物園も限られるものです。

コマクサを始めとした、数多くの高山植物が高山植物の育成に向いた気候で育っている。

そのような植物園が全国的には少ない・・・、

そのような感想を皆様持たれているものでした。

再びエスカルプラザに戻り講演会。

二日目は、数多くの植物園で指導をし、植物園の顧問もされている森和男先生による、白馬の植物や植物園とはどう在るべきかなどの内容でした。

最後は昼食を食べながら、感想や意見などを話す意見交換会。

運営役として時間を気にしながらのものでしたが、皆様大変熱心に語っていただきました!

白馬五竜高山植物園を良く知ってもらう機会であり、非常に良い集会となりました。

植物園の活動を充実させようとすると、単体では限界があります。

様々な植物園と交流をしつつ、より良いものを目指す。

大変有意義な時間であり、また頑張ろうと思う二日間でした。

トレイルライダー

2014/07/16

『トレイルライダー』という乗り物をご存知ですか?

どなたでも山に親しめるように開発されたステキな乗り物。

Mt. on trail club(マウント オン トレイルクラブ)の方たちが、これを使って園内を回られていたので、見せていただきました。

なお、この乗り物、日本初上陸だそうです!

こんな感じに乗車します。

二人がかりで最適なバランス配分なので、階段も問題なしです!

植物園内は坂道になっている部分が多いので、車イスでも行けるエリアもありますが、このトレイルライダーなら更に楽なようです。

リフト乗り場を目指して下りつつ、

お客様はリフトに乗車し山や花を見ながらリフト終点へ。

メンバーのお二人はトレイライダーをかつぎあげて終点へと向かいました。

最初から降りてくる時まで、最高の天気でした!

Mt. on trail club(マウント オン トレイルクラブ)のお二人。

屈強な姿がたくましいですね!

_______________________

お問い合わせ等は以下をご参照下さいませ。

【Mt. on trail club(マウント オン トレイルクラブ)のホームページ】

http://mt-on-trail-club.jimdo.com/

【ブログ記事】

http://sport35mton.blogspot.jp/2014/07/tr-2.html

http://blog.goo.ne.jp/run_hakuba

先生の先生役でした

2014/07/08

学校の先生になった方々は、様々な場所へ行き、研修をされるようです。

今日は、中信エリア(主に白馬?松本?木曽)の新任の先生方が研修ということで白馬五竜高山植物園に来られました!

今回、僭越ながら講師役として、先生方に高山植物のこと、植物そのもののこと、話し方、歩き方などの説明をさせていただきました。

まずは室内で植物園や会社の取り組み、これまでの経緯などを説明し・・・

やはり、現地でなければ実感できないこともあるもので、大半の時間は植物園内での説明となります。

今日この日は梅雨の合間の良い天気でした!

北アルプスの山頂がちょっとだけ見えました。

園内を楽しみながら歩きつつ・・・

ホワイトボード(ウラは黒ね)を交えて、説明をしたりもします。

地蔵の頭で記念写真。

先生方、ここまで来るのに日頃の運動不足、感じませんでした!?

植物を説明するのにも、クイズというか、問いかけをしつつ、一方的な説明をする、される側とならずに考える。そんな手順が大事ではないかと思っています。

コマクサを見たことのない先生方が大半だったもので、興味深く観察されていました。

ロックガーデンの山頂で記念写真!

若い先生方で、元気いっぱいですよ!

青いケシも見ごろの時期を迎えていました。

栽培が難しいこと、研究者から野生種の種子を預かり育てていることなども話しました。

後半は植物園の作業体験ということで、植物管理の基本とも言える除草作業です。

どれが取るべき草か、説明しつつ実践してもらいました。

最初はどの草を取るか慣れないものですが、だんだんと慣れてきて、作業が早くなってきます!

おかげ様で、この場所の植物が良く育つと思います!ありがとうございました!

こういう作業をしながらだと、井戸端会議というか、色々と身近な話などが出来て楽しいものです。

最後はエスカルプラザに戻り、まとめの反省会。

参加された先生方の意見、感想を伺いました。

植物園のことを興味を持ち、深く知っていただけたと実感し、

また、我々がこの植物園を愛し、楽しみながら仕事をしていると言っていただけたことは嬉しかったです!

私は今回、先生の先生役として説明させていただきましたが、その役を出来るのも、この植物園だからこそ。

参加された先生方の良き経験となれば幸いと思いつつ、私自身も勉強になった一日でした。