緑の調律日誌

その他ひとり言

牧野富太郎博士ゆかりの高知県を訪ねました

2023/06/08

2023年5月29日~31日 公益社団法人日本植物園協会

年1回の総会、研究発表会、植物園見学会があり、高知県まで行ってきました!

今回の開催は、高知県立牧野植物園。

高知県出身で日本における近代植物分類学の礎を築いた牧野富太郎博士の業績を伝えるために作られました(1958年開園)。

牧野博士は、NHK朝ドラ「らんまん」のモデルであり、いま改めて注目されていますね!

「植物園をつくるなら五台山がええ」という牧野博士の言葉もあったようで、
正面のポコッとした山の山頂部分に植物園が作られました。。

高知市の中心部分と、空港の間くらいに位置しています。

入口部分の様子。

カフェやショップも併設された素敵な雰囲気です!

植物園だけでなく目を引くのが、建築としての面白さ。

内藤廣氏の設計によるもので、曲線を多用した建物が特徴的でした。

「どこが見どころですか??」と、聞ける場所が
入口付近にあるのは素晴らしいですね!

植物園の散策前に、集まっての概要説明です。

川原信夫園長からのご挨拶。気さくな雰囲気で説明いただきました!

前日には、秋篠宮さまが来園されたこともテレビのニュースで放映されていました。

植物園は3班にわかれての行動。

職員の藤井さんにご案内いただきました。

日々、植物の現場を管理されている藤井さんの話はとても興味深い内容でした。

「土佐の植物生態園」の一部分。

植物園入口の部分には、地域の植生の再現がされていました。

いかに自然らしく見せるかの管理について、苦労とこだわりを感じました。

朝ドラ「らんまん」で有名になったバイカオウレン。

やはり注目度は高いようです!

バイカオウレンを、どのように育てているか・・・

手前部分に育てているのですが、奥とは違ってコケが生えるようになっています。

適した土質に変えたことなど、興味深く拝聴いたしました。

絶滅危惧種の野生ラン「ガンゼキラン」の展示。

2023年は5月13日~19日の期間、一般公開されていました。

(今回は、視察見学として特別に立ち入りさせていただきました)

希少な植物を保全し、一般公開する。植物園の役割として大切なものです。

斜面の場所が、ガンゼキランには適しているのでしょうね。

それにしても僅かな個体から、これだけの群生を作り、維持していく・・・

改めて植物園の役割と技術の必要性を感じました!

それにしても、藤井さんの話題の尽きないこと・・・

植物のこと、管理のこと、この場所ならではのこと、技術職員としての話題はもちろん、人を惹きつける飽きない話し方も素晴らしいものでした!

温室の入り口「みどりの塔」

思わず引き込まれ、何枚も写真を撮ってしまいました。

太古の世界を表現しているようで、こういった景観を狙って創り出すのはすごいですね!

カンラン(寒蘭)という伝統的な園芸植物があるのですが、展示場所として、紹介する場所として、独立した建物がありました。

 

今回は開花期では無かったのですが、葉の姿の展示や、カンランの魅力など、しかと伝わりました。

植物園にあった、牧野博士の像。

像の周りは花菖蒲で彩られていました。

植物園の展示は勿論のこと、牧野博士の展示が充実しています。

書斎を表現した場所。リアルです!

牧野富太郎の功績を伝える植物園の展示。しっかりと感じさせていただきました!

高知県立牧野植物園は、地域を重視した植物の展示栽培、研究施設、標本庫なども揃い、植物園としての在るべき姿を体現している植物園だと改めて感じました。

_______________________________

次の日は、牧野富太郎の生誕地である高知県の佐川町を訪ねてみました。

素敵に彩られたマンホール。何種類かありました!

牧野富太郎ふるさと館。

生家の跡地に再現された建物で、中が展示施設にもなっています。

佐川町の景観と共に訪ねてみるのも良い場所です!

____________________

今年は、NHK朝ドラで牧野富太郎博士がクローズアップされ、植物園に訪れる方も増えているようです。

そんなタイミングで高知県を訪れる機会があったのは嬉しいことです。

牧野博士の想いを感じながら、改めて植物と向き合っていこうと感じました!

六甲高山植物園にて、特別ガイドをさせていただきました!【8月8日(兵庫県神戸市)】

2021/08/13

みなさんは、高山植物と言うと、どんなイメージを持つでしょうか・・・!?

高山植物と言うと「高嶺の花」とか、「登山って難しそう」とか、そんなイメージがあるかもしれません。

そういう時は、植物園に見に行きましょう!

野生の花はもちろん良いですが、まずは気軽に植物園で出会えたら・・・というわけですね!

全国で高山植物が良く見られる植物園はどこか・・・

●白馬五竜高山植物園
●六甲高山植物園
●白山高山植物園

この3園は、高山植物園として姉妹提携をしています!

高山植物の保全や啓発活動を行ったり、種苗交換や情報のやりとりなどを積極的に行おうと取り組んでいます!

2021年8月8日、開園88周年を迎える六甲高山植物園にお邪魔させていただき、特別園内ガイドをさせていただきました!

六甲高山植物園のホームページより。

オシャレで分かりやすいページには、思わず植物園に行きたくなる多くの情報が掲載されています!

【六甲高山植物園ホームページ】

https://www.rokkosan.com/hana/

六甲高山植物園では、毎月のように様々なイベントが行われていますね!

そして、このように外部から講師を招いて、植物園スタッフのガイドとは違った目線での植物紹介も積極的にされています!

今回、私(白馬五竜高山植物園、坪井勇人)も88周年セレモニーの一環としてお招きいただき、白馬の自然を紹介しつつ、六甲との共通点や違い、植物園として取り組むべき高山植物の保全などについてのお話をさせていただきました。

六甲高山植物園の高山植物が植栽されているロックガーデン。

岩山から川の流れも作られていたり、立派な植栽エリアです!

森の中ではゆったりと出来るスペースが開設されていました!

六甲高山植物園で群生しているキレンゲショウマ。

西日本の山の植物です。白馬には自生しない植物だけに物珍しさを感じてしまいます。

希少な絶滅危惧種ではあるのですが、六甲高山植物園では栽培に積極的に取り組まれているようです!

ちょうど見頃始めの時期でもあり、あちこちに立派な群生が見られました!

こちらは、ヒゴタイ。同じく西日本の絶滅危惧種です。

こういった植物をしっかり育てていくのが、植物園の使命です。

栽培技術を継承し、どのような植物か、広く伝えていく必要がありますね。

今回のガイドは、要予約の定員30名。

満席になってくれました。ありがたい限りですね!

最初にお訊ねしたところ、ほとんどの方がリピーターの方でした。

近隣から通われる方や、ドライブ観光の目的地の一つとして、多くの方に愛されている植物園のようです!

※ガイドをしている私(坪井)が写っている写真は、六甲高山植物園のスタッフの方の提供にて掲載させていただきました

高山植物や、山野草と言われている美しい植物たちは、どういった場所に咲くのか・・・

高山の環境の厳しさなどと合わせて、木陰で説明させていただきました!

皆様、非常に熱心に聞いてくださり、非常に説明のしがいが感じられる参加者の皆様でした!

高山植物のロックガーデンでの解説です。

高山植物は日当たりを好むわけで、強い陽射しの中での解説です!

※皆様は木陰に入っていただきました。

標高865mの植物園であるため、市街地に比べると充分な涼しさが感じられ、植物たちも生き生きと育っています!

私がご案内させていただく時は、登山用のストックをよく使います。

団体のガイドの時、どこを指しているか良くわかるかと思っています。

それにしても皆様、熱心に聞いていただきました。

こういったお客様に、ぜひとも白馬五竜高山植物園にも来ていただきたいですね!

午後からは、88周年セレモニーの記念植樹が行われました!

六甲高山植物園の特別アドバイザーでもあり、
白馬五竜高山植物園の顧問もされている、森和男氏による解説です。

森和男氏は、かつて六甲高山植物園に勤務されていたこともあり、
また、全国、世界各地の花や植物園を訪ねた経験から来る豊富な話題に参加者の皆様も聞き入っていました。

コマクサの前での解説。

私が午前中に話をさせていただいたこととは、違った切り口で話され、午前、午後ともに参加された皆様も飽きることなく聞いていらっしゃるようでした!

ところで、左側に見えるハイマツですが、植栽されてから半世紀以上立っているようです。

六甲高山植物園の歴史を、その目で見てこられた経緯から来る話は、森和男氏ならではのものでした!

合間には、六甲高山植物園の現役のスタッフの方のお話も聞くことが出来ました。

海外の植物エリアの石の使い方は、見た目にも、機能的にも優れた植栽方法がされているなど、素敵な話を聞くことが出来ました!

森和男氏の、尽きること無い話題に皆様聞き入っていました・・・!

最後の話は、森の中で。

高山帯の植物だけでなく、森の中ならではの植物たちも六甲高山植物園では数多く見られます。

そして、森和男氏の気配りの素晴らしいところは・・・

カフェが出店している場所で解散することで、皆様そのままカフェに立ち寄られること・・・!

民間の植物園は、収益があるぶん、植物たちが美しく輝くのです・・・!

六甲高山植物園は、各種の告知にも高いレベルで力を入れられていて、季節ごとの花がわかりやすいのは良かったですね!

他の植物園を見て、自身の管理する植物園にも活かしつつ、良いところをお互いに取り入れていきたいと改めて感じることが出来ました!

六甲高山植物園の売店はオシャレ山小屋風で、楽しくなります!

オリジナル商品も多く、参考にさせいただきたいですね!

書籍の品ぞろえも良く、個人的にも色々と買い込んでしまいました・・・!

六甲高山植物園、白馬五竜高山植物園、共通することは民間の観光地でもあるということです。

違うエリアの植物園がお互いに協力することで、集客にもつながりつつ、
多くのお客様に、希少な植物の保全の実情や啓発活動にも繋げ、植物園としての役割をしっかり果たすことも続けていきたいですね。

六甲高山植物園も、数年ぶりに訪ねさせていただきましたが、植栽からイベントまで、非常に参考になる部分が多かったところです。

私自身は学びある来訪になりましたし、この記事から興味を持っていただくお客様がいらっしゃるようになれば幸いでもあります!

今後も、六甲高山植物園、白馬五竜高山植物園に、是非ともご期待くださいませ!

 

 

ブータンのセミナーに参加して参りました!

2020/06/13

長野県池田町に、日本アルプス国際学院という学校が設立され、海外から多くの方が長野県で学ばれています。

日本アルプス国際学院ホームページ https://j-alps.ac.jp/

6月12日に、セミナー『ブータン国の「幸福とは」を知る』が開催され、参加させていただきました!

お話しをしていただいたのは、ブータンから来られているアンジュさん、サンゲイさんです!

日本アルプス国際学院の宮澤理事長による、ブータンの紹介に始まり・・・

アンジュさん、サンゲイさんによる、ブータンの食や文化についてのお話しでした。

お二人とも、日本語が上手でとても楽しそうにブータンのことを紹介していただきました!

そして、お二人に作っていただいた、ブータン料理のお弁当。

ブータンはスパイスが効いた料理が特徴的なのですが、しっかりと再現されていました!

実は私(ブログ執筆の植物園の坪井)は、2016年にブータンを訪れたことがあります。

国立科学博物館の植物調査に同行させていただいたのです。

山岳調査の際には、現地のガイドさんが料理を毎回作っていただいたのですが、その料理を思い出しました。

ただし、今回のお弁当や、私も食べていた調査時の料理は、スパイシーさはあるものの、日本人向けの辛さではあったのです。

現地の人の味付けを食べたら、相当・・・辛いのですが・・・!!

お二人に「ブータンも山の国ですが、同じく山の県である長野県はいかがですか?」とお訊ねしたところ、やはり親近感があるとのことでした!

こんな感じで、各国から来られている留学生方の国のことを、直接紹介いただくのは大きな学びになりますね!

大変良い機会をありがとうございました!!

ところで、白馬五竜高山植物園はヒマラヤの青いケシが多く咲くのですが、
ブータンの国花は、青いケシなのです!

だからこそ、今回のセミナーには参加したかったのですし、私も現地調査でブータンを訪れたことがあったのでした。

2016年に訪れた、首都ティンプーの街並みです。活気がありますね!

街があるところでも、山が迫っています。長野県と通じるところがありますね。

山岳調査の移動中には、山間部の農村の風景も見ることが出来ました。

ブータンでの山岳調査の移動中。現地ガイドと馬でパーティーを組み、標高4500m以上の山奥を目指しました。

このように、自生するヒマラヤの青いケシを見ることが出来たのです!

こちらは、セイタカダイオウ(Rheum nobile)との記念写真。

背景にはシャクナゲが育っています。日本の山ではハイマツが育つところが、シャクナゲでした。

ブータンの山岳調査は、とても刺激的でした。

また道中には、ブータンの文化的なものも多く見ることが出来ました。

遠くの国から、日本に学びに来られている方がいると思うと、感慨深いですね。

自国を知り、他国を知り、植物園を管理する立場としても、個人としても、良い経験を積んで活動に活かしていきたいと思っています!

白山高山植物園、金沢大学薬用植物園【日本植物園協会の研修です】

2019/07/08

7月5、6日、(公社)日本植物園協会の研修で金沢まで行ってきました!

1

金沢駅と言えば、鼓門!

2

海外からのお客様も多く来られる、古都金沢。

金沢駅のインフォメーションも充実していました。

3

今回は植物園の研修なのですが・・・、
植物園にせよ、冬のスキー場にせよ、お客様をご案内する、という点ではあらゆるところに学びがあるのです。

3a

今回訪れたのは、白山高山植物園。

金沢駅からクルマで約90分の場所にある、高山植物園です。

無題3

公式HPより、一部紹介いたします。

【白山高山植物園HP】http://hakusanmab.org/

______________________________________________

1998年(平成10)、石川県と福井県の県境に位置する石川県旧白峰村(現、石川県白山市白峰)において
「白山高山植物馴化(じゅんか)試験」が始まりました。
環境省は
「従来、特定の種に限定した保護増殖事業は行われてきた例があるが(レブンアツモリソウ等)、
白山山系といったような一つの生態系に属する全種を対象としたものは恐らく前例がなく、画期的である」
というコメントでこの事業を評価しています。

今後は、この先駆的な試みをさらに充実させ、
将来的には生物多様性保全の観点からも、白山に自生する種子植物全種(1321種)を栽培・育成し、
白山の植物を丸ごと保存するという壮大な計画を持っています。

______________________________________________

白山の高山植物たちを保存するために、公的事業として種子を採取し、栽培に取り組んでいるのです。

例え、白山の〇〇植物が絶滅したとしても、植物園が育てた植物(遺伝子資源)が残るわけですね。

5

まずは、植物を栽培しているエリアをご案内いただきました。

(トイレ立ち寄り場所になっていますが、栽培エリアは非公開です)

6

今回ご案内いただいたのは、NPO法人白山高山植物研究会理事の白井伸和さん。

栽培やフィールドでの実体験による熱のこもった解説は、漏らさず全て受け止めたい内容です!

7

屋外の圃場でも、あらゆる高山植物が育ちます。

8

今回の参加者は皆、植物園関係者。

皆様非常に熱心に白井さんの解説を聞いているところです!

4

こちらは、一般公開している白山高山植物園。

もともと何も無かったところが、どのようにして花畑になったか・・・

ぜひこちらの紹介ページをご覧いただきたいところです!

→ http://hakusanmab.org/shokubutuen.html

9

白井さんを先頭に、山をつづら折りにあるいて上がっていく植物園を見学しました。

10

パッと見て目立つのは、シモツケソウ(赤)とニッコウキスゲ(黄)。

11

ニッコウキスゲの花は、7月5日では見ごろ後半でした。

シモツケソウはこれからまだ増えそうです。

これらの植物が、全てタネから育てられ、野生のお花畑のようになっているのです!

12

それにしても、白井さんの博識なこと・・・。

あらゆることをお訊ねしても、きちんと答えていただけるところです!

13

高山植物園の最上部あたりは、特に標高の高い場所に生育する高山植物が整えられていました。

地面に這うハイマツなどの低木が、高山らしさを感じさせてくれます。

14

こちらは、金沢大学の薬草を研究されている皆様。

特に薬草に関係ある植物があると、熱心に観察されていました。

15

山の斜面を歩いて、降りてくる形の高山植物園。

晴れれば、白山が一望できるロケーションです。

今回は山は見えませんでしたが、素敵な植物園を楽しみつつ、その意義深さを知ることが出来ました。

15a

ところで、「高山植物園」と名がついている、

・白山高山植物園

・六甲高山植物園

・白馬五竜高山植物園

この3つの植物園が、2019年春より姉妹園として提携しました。

高山植物を知ること、守ること、親しむこと。

それぞれの植物園の特色を活かして、更に進んでいきたいところです。

16

7月6日は、金沢大学で講義&薬用植物園見学でした。

まずは、石川県立自然史資料館、副館長の中野真理子博士による講義です。

17

セリ科の植物は、薬用植物としても有用なものが多いもので、
その最新の分類などがテーマでした。

18

金沢大学で薬学を研究されている、佐々木陽平准教授。

今回、幹事をして下さった先生でもあります。

19

この後の薬用植物園見学を控え、皆さんウズウズしているのですが、まずは座学をしてから植物園へ行くのです!

20

そして、いよいよ薬用植物園へ!

一般公開はしていないのですが、見学のあるイベントなどのタイミングでは訪れることが出来るそうです。

【金沢大学 医薬保健学域 薬学類・創薬科学類附属 薬用植物園 HP】(正式名が長いです)

http://www.p.kanazawa-u.ac.jp/~yakusou/index.html

21

気が付けば青空に太陽が出て、暑く感じる晴れの日。

薬用植物園、広いです!(金沢大学も敷地は広大です)

22

手前はシャクヤクの栽培エリア。

シャクヤクは花が咲いても綺麗ですが、薬草としての価値も高いのです。

23

こちらはロックガーデン。

特に乾燥地に育つ植物の見本園になっています。

24

岩の上も歩けるようになっているもので、あらゆる植物が育てられていました。

25

遠くでは、学生たちが作業をしていました。

薬学の研究とはいえ、まずはフィールドで植物そのものを知らねばならないようですね!

26

どのように栽培をしているか、その苦労は何か、先生の話を聞き、実際に目で見て、学ぶ非常に良い機会です。

特に薬用植物の関係者の方々は熱心に聞かれているのが感じ取れました。

27

「薬」というと、錠剤などが身近なものですが、当たり前のことながら、もとは全て植物から始まったものですね。

これらの圃場を見ると、改めてそれを感じることが出来ます。

はくさん (5)

白山高山植物園のてっぺんで植物を眺める佐々木先生。

今回は非常に良い学びの機会でした!

このような植物園同士の繋がりが、良い研究を、良い植物園を生み出しているのです!

 

白馬五竜高山植物園のラッピングバス〔長野市、松本市〕

2019/07/03

アルピコ交通株式会社。

長野県で多くのバスを走らせている会社です!

D8E_6887_00001

この夏は、白馬五竜高山植物園の広告が掲載されたバスが走っています!

長野県で2台ありまして、長野市の市街地、松本市の市街地を走っています。

北アルプスの空の青さと、コマクサと青いケシとエーデルワイス、良い感じに仕上がっています!

D8E_6877_00001

長野市、松本市にいらっしゃれば、ぜひとも探してみて下さい!

バス広告、毎日のように多くの方が見て下さるので、広告効果バツグンですね!

白馬五竜高山植物園ロゴ 最終案

ところで公開の順序が逆になってしまいましたが、白馬五竜高山植物園のロゴが決定しました。

武田菱を色とりどりの花に見立てたデザインです。

こちらのデザインもよろしくお願いいたします!

筑波大学での講義に参加させていただきました

2018/10/22

先日、筑波大学での講義に講師役として参加させていただきました。

1

山岳科学学位プログラム。

日本初、山岳に特化した修士課程 始動!

2

「山岳」を研究するとはいっても、あらゆるジャンルがあります。

生態学、気象学、地質学、環境工学、土木工学、自然科学、社会科学・・・

どれか一つ修めるのも大切ですが、幅広いジャンルを知ることで、山岳域の諸問題を解決できる人材の育成を目指すという!

連携大学の、筑波大学、信州大学、静岡大学、山梨大学といった各大学の多様なフィールドを活かし、山岳を究めるそうです!

今回は、「山岳教養論」ということで、あらゆるジャンルの講師方が招かれ、授業が行われました!

 

無題

講師の方のお名前とタイトルは以下の通り。

 

泉浩業 十輪寺、副住職
【山と宗教】

中村健太郎 住友林業株式会社 緑化研究センター長
【世界のどこかで森づくり】

栗原亜弥 ?スペースキー アウトドア事業本部地域活性主幹
【官民で目指す”アウトドア人口の増加”と”森の活用・保護”

岩崎友彦 ?ピ―クス シニアクリエイティブディレクター
【メディアが伝えてきたアウトドアの潮流】

佐藤肇 林野庁 関東森林管理局森林整備部長
【林野行政の概要】

磯野剛太 一般財団法人全国山の日協議会理事長
【山の日から山岳科学のすすめ -登山史概観と山岳科学発展への道のり-】

村瀬亮 ?スノ-ピ-クビジネスソリュ-ションズ 代表取締役
【自然と、仕事が、うまくいく。?新しい時代の仕事観?】

中村幹広 飛騨市農林部林業振興課長
【飛騨市における広葉樹のまちづくり -市町村フォレスターが語るリアルな地方創生-】

松本剛 ?飛騨の森でクマは踊る 取締役
【飛騨の山奥で世界とつながる。官民共同ローカルベンチャーの仕事】

坪井勇人 白馬五竜高山植物園責任者
【白馬の高山植物の保全 -現地での活動と植物園による域外保全-】

近藤謙司 全国山の日協議会アンバサダー
【山岳地・野外で安全に活動するためのスキルアップ概論】
筑波大学の津田吉晃准教授の尽力により、各ジャンルから集結した方々です!

私自身も学びが大変多い、非常に充実した講義でした!

 

4

私、白馬五竜高山植物園の坪井もお話しさせていただきました。

私の話の中で、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

ちなみに指示棒は、筑波大学キャンパスで拾ったケヤキの枝です(笑)

_____________________________________________________________________

以下、講演スライドの一部抜粋です。

5 (1) 5 (2) 5 (3) 5 (4) 5 (5) 5 (6) 5 (7) 5 (8) 5 (9) 5 (10) 5 (11) 5 (12) 6

白馬五竜高山植物園の2000年の写真。

スキー場だけでない、通年観光の名所を作るべく、地域の方たちと作り上げました。

7

今では、このように多くの方が来られる場所になりました。

8

高山植物の女王、コマクサ。山のてっぺんまで行かないと見られない植物を、自然に近い形で誰でも気軽に見られるよう、整えています。

9

10

高山植物を守り、多くの人に知っていただくために出来ることは何か。

民間企業だから出来ること、官民一体となってすべきこと、やれることは多くあるのです。

そして、私自身も高山植物と北アルプスに囲まれた空間で楽しく仕事を創り上げています。

まずは気軽に白馬五竜高山植物園へどうぞ!

高山植物の魅力を、色々な場所、機会にて、お伝えしたく思っています!

 

銀座で白馬の説明会 白馬Alps花三昧・花ごはん

2018/06/23

『花ごはんで楽しむ白馬Alps花三昧 説明会』

銀座にある長野県のアンテナショップ、「銀座NAGANO しあわせ信州シェアスペース」にて開催されました!

1

主催は白馬村観光局。第一部はメディアや旅行会社の方に向けた説明会。

まずは白馬村長が白馬の意気込みを説明!

2

白馬は夏の見どころがたくさんあります。

白馬村のイベント、白馬Alps花三昧、その説明から入りました!

3 4

白馬Alps花三昧のイベント会場の担当者からも見どころの説明が!

このタイミングで、私も白馬五竜高山植物園の魅力を、しかと伝えさせていただきました!

5

そして、花ごはんの説明へ!

今回のイベントの共催は、白馬Women’s clubの皆様です!

6

エディブルフラワーという、食用の花があります。

それらを工夫するだけで、旅の食事が鮮やかになるのです!

7

メディアや旅行会社の方々も、興味深く聞き入って下さいました!

8

皆様、涼しげに飲まれているのが、花の入った炭酸水。

9

おかわり自由、作るも簡単、見るも鮮やか!

10

お酒のおかわりは、ほどほどに・・・!

11

そして、第二部、一般参加者による、花こ?はん料理講習会及ひ?試食会!

12

料理研究家 脇 雅世 先生によるエテ?ィフ?ルフラワーを使った料理提案です!

13

その場で実際に料理を作ってみたり、花を扱うポイント、簡単な扱い方など、生き生きと説明して下さいました!

そして、参加者の皆様の真剣なこと・・・!

14

そして、待ってました!とばかりの試食会。簡単に作りやすいものから、ちょっと手を入れるものまで、色んな作り方があります!

15

実はこれだけの料理、イベントの説明をしている間、脇先生がその場で作っています!

16

料理を説明される時は笑顔が絶えない脇先生も、料理の時は真剣そのものです。

17 18

こんな感じで食卓に彩りを添える花ごはん。

彩りと、ココロを添えて、いかがでしょうか!?

今年は、白馬五竜高山植物園の「レストランはる」でも「お花のローストビーフガレット」、ご提供させていただいています!

https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/shop/haru/

 

広島市植物公園で、日本植物園協会の会議がありました

2018/06/23

0

水の都、広島。

1

公益社団法人日本植物園協会の年1回の大会が、広島市植物公園を中心に開催されました。

2

植物園協会として、どのような活動をしていくか、各植物園の研究発表などが行われました。

植物園協会の総裁である秋篠宮殿下も来られ、程よい緊張の中で様々な報告がされていくのです。

(秋篠宮殿下の撮影は一部の報道関係者のみの許可のため、今回のブログ記事での写真はありません)

3

こちらは、各植物園による研究発表。

ポスターを掲示する発表方法で、発表者に直接質問することで理解が深まるのです。

4

国立科学博物館筑波実験植物園による、3Dプリンターを活用した展示物の可能性などについても発表されていました!

(色が塗られた模型は、ショクダイオオコンニャクです)

5

2日間は会議、研究発表で、3日目は広島市植物公園の視察です。

6

素敵な空間を演出する植物園のエントランス。

7

そして、奥には大温室があります。2018年3月にリニューアルオープンしたばかりです!

8

シンボルとも言えるのが、国内最大のオーストラリアバオバブ。

直径2メートル、推定樹齢400年!

9

秋篠宮殿下も見学され、移植された経緯や木の特徴をお聞きになられたようです(ニュース映像より)。

10

それにしても迫力のある木です。植物園関係者も、管理の方法などについて質問や話題が弾みました。

11

温室の見どころはバオバブだけでないのです!

12

とても広々とした空間に、あらゆる植物が配置され、植物に親しみ、楽しみ、学べる場所になっています!

13

頭上を歩くデッキも、歩くだけで楽しませてくれます!

14

綺麗に配置されたランの花たち。空間を効率的に使用した植物展示です。

15

こちらは育てているコンニャクですが、まるで木のようなサイズです!

16

こちらはベゴニアの花の管理をしているところ。管理中の場所が温室内から見えるところがあるのです。

17

こうして良く管理された花たちが来園者の皆様を楽しませてくれるのです!

20

もちろん、見どころは温室だけでなく、屋外も綺麗に整備されていて、植物園スタッフならではの話に、皆様興味深く聞いています。

21

この時期はアジサイも見頃。植栽するだけでなく、どのような品種であるのか、など説明しているのは植物園ならではです。

22

花ショウブが整えられた場所では、管理をするスタッフが、いかにも日本庭園風で、のどかな風景を楽しむことが出来ました!

23

ところで、こちらは食虫のサラセニアの模型。右のプランターが実物です。

24

はまってしまった!

25

力つきた・・・

26

このように、年1回の会議では、マジメな報告もあれば、気さくな懇親会もあり、植物関係者が顔を合わせ、交流し、学ぶ機会でもあるのです。

今回私も参加し、改めて頑張ろう!という気になりました!

良いヒントをいただき、白馬五竜高山植物園の発展にも役立てていきます!!

国立科学博物館 筑波実験植物園で、高山植物の展示が開催されています!

2018/05/20

国立科学博物館 筑波実験植物園にて、高山植物の企画展示が開催されています!

1

「高山植物?かけがえのない高嶺の花たち?」

5月19日(土)?5月27日(日) つくば市の筑波実験植物園で開催中です!

2

冷房の効いた温室内では、国内外の貴重な高山植物たちを解説パネルと共に見ることが出来ます!

3

こちらは、絶滅の危機に瀕する日本の高山植物たち。

4

ハヤチネウスユキソウ。日本の高山植物の中でもエーデルワイスに似ている植物です。

5

こちらは、春に咲く植物たちをジオラマ風に展示したところ。

岩や野草がうまく組み合わさり、山で植物を見ている気分にさせてくれます!

6

白馬から持参したキヌガサソウ。涼しい場所でないとうまく育たない植物で、なかなか見かける機会がありません!

7

体験コーナー。クロユリの匂いを嗅いでみよう!

ユリというと、素敵な匂いがしそうですが・・・実はクロユリ、はっきり言って臭いです。

体験コーナーでは嗅いだり触ったりすることで、植物を五感で覚えることが出来ます!

8

ヒマラヤの有名な植物、セイタカダイオウ。花のように見える包まれた中には、本当の花があり、寒い高山で温室のようになり、虫が受粉してくれる生態を持った植物です。

9

ヒマラヤの青いケシも展示されています!

涼しくないと育たない、幻の高山植物です!

10

背景がヒマラヤの山の写真になっているので、背景をボカして写真を撮ると、まさにヒマラヤの高山帯を訪ねたような写真が撮れるのです!

11

青いケシの花は開花の寿命が短く、その日に状態の良い花を展示できるようになっています。

一日ごとに違う姿を見せてくれるのも魅力的です!

12

高山植物としては大きい花ですが、人と一緒に写真を撮ると小さく見えてしまうので、そばに置いてあるパネルと一緒に写真を撮ると、良い記念になりそうです!

13

今回の展示を企画された、国立科学博物館の高山植物の研究員をされている村井さんによる展示案内も開催されました。

見るだけでもわかりやすい展示になっていますが、日本中、世界中の高山植物を研究されている村井さんの熱のこもった解説を聞くと、より高山植物のことがわかるのです!

14

写真展示、高山植物展示は会場が分かれています。

緑の綺麗な植物園の解説を聞きながら次の会場へと移動しました。

15

普段植物園を見ているスタッフだからこそ語れるお話しに、皆さま興味深々でした。

16

パネル展示の会場です。「高山植物」の文字が目に飛び込んできます。

17

わかりやすくも、高山植物の真理に触れていく解説パネル。

そのパネルを作成するに至った想いが良く伝わります!

18

高山植物には、シカの食害に遭うものもありまして・・・そのジオラマが展示されていました。

シラネアオイの花は、スタッフの手作り模型。良く造りこまれています!

19

難しい内容にも触れていくのに、参加者の皆様、熱心に聞き入られています!

20

こちらは、絶滅危惧種の高山植物を種から育てている展示(種の採集は、研究目的等でなければ出来ません)。

日本植物園協会や環境省といった組織が高山植物の保全を展開している内容も説明されているのです。

21

高山植物に関する書籍、の一部です。

実際は膨大な量の資料が存在するのですが、その片鱗を見る事ができます。

そして、これからも未知の知見がまとめられ、語られていくでしょう!

22

最後は本物の植物を見ながらの解説。

23

写真、パネルと続きましたが、やはり本物を見ると理解が違います!

ここまで一同に貴重な高山植物の本物を見ることが出来る展示も今までに無かったでしょう!

24

花の展示だけではなく、高山植物とはどのようなものか、解説と共に見ることが出来るのが、さすが博物館の展示といったところです。

25

解説が終了し、解散しても、皆さましばらくずっと展示室にいらっしゃいました。

写真を熱心に撮られたり、村井研究員に質問をされたりと、熱心すぎる参加者の皆様でした!

IMG_20180519_124822

ところで、この企画には白馬五竜高山植物園も、写真、資料、植物でも協力をさせていただいています。

また、今回「白馬の高山植物の保全」ということで、セミナーも開催させていただきました。

P5191846

白馬とはどんなところか、どんな山や高山植物があるか、どのように植物を守るべきか、お話しさせていただきました。

要予約、30名募集でしたが、当日来られる方も含めて多くの方が来られ、白馬に来られたこともある方も多いようで、私自身も楽しくお話させていただくことが出来ました!

27

今回の企画展、無料でもらえる冊子があります!

28

中を読むと、高山植物とは何か、どのような貴重な植物があるか、わかるようになっています!

29

筑波実験植物園、温室もあり、森もあり、花もあり、様々な場所があります。

26

ぜひ、高山植物の企画展に行ってみてはいかがでしょうか!

そして、この夏には白馬五竜高山植物にも、ぜひ足をお運びください!

 

植物園における教育を考える! 【日本植物園協会の研修に参加】

2018/02/12

2月8日、真冬の白馬を離れて東京へ研修へ・・・!

1

目黒にある、「国立科学博物館附属自然教育園」へ。

森の奥にはビルが見える、都会のオアシスですね。

2

冬と春、季節を分ける草、節分草(セツブンソウ)が咲いていました。

3

小さな花ですが、近寄ってみると黄色と紫の色合いがステキな春だけに見られる珍しい植物です。

4

こちらは春を告げる植物の一つとして有名な福寿草(フクジュソウ)。

東京でも咲き始めのようです!春ですね!(白馬と違って)

5

今日の目的は(公社)日本植物園協会開催の教育普及ワークショップ。

植物の魅力をどのように伝えることが出来るか・・・様々な視点から学びます!

6

まずは皆様着席。参加者は、植物園協会に所属する植物園関係者。
北は東北、南は沖縄から来られています!

初めて顔を合わせるメンバーもいるので、どことなく緊張感が。

7

教育普及委員会の委員長を務める国立科学博物館筑波実験植物園の堤さん。

笑顔がステキなお母さん。皆さんの緊張をほぐしてくれます!

8

まずは園庭計画所代表の石田佳織氏による講演「子ども期における自然教育」。

石田さんは、‘園庭’や‘幼児と自然’に関する、調査研究・計画設計・研修・ワークショップなどをされている方です。

9

子どもが何をどのように感じるのか、何をすればどのような影響があるのか、

話す内容はもちろんのこと、感性豊かに説明される石田さんの講演に皆様聞き入っていました!

DSC_4079

講演の後は少人数のグループに分かれて、実現可能な教育プログラム作成のシミュレーション。

11

必要とされる項目を埋めながら、プログラムを企画してみます。

12

そして出来たプログラムを、まずは一度皆様に説明し・・・

13

その企画書を壁に貼り、聞いていた人が意見を書き込みます。

14

青はイイネ 黄は質問 ピンクは改善提案

15

貼られた意見を考慮して、プログラムの見直しを図ります。

ピンクが多いと、気持ちがへこみますが・・・その分より良いプログラムに出来るのです・・・!

初対面の人がメンバーでも、ここまで来れば苦楽を共にしたチームメイトです!

完成したプログラムを改めて発表し、終了です!

16

夜は懇親会。
今回は植物園の現場の最前線で活躍される方が多いので、植物園での教育の取り組み、最近の話題、課題、植物自慢などが止まらない様子。

後半はプロジェクターまで活用して、自己紹介や植物園ごとの取り組みなどを発表もしました!

17

二日目は上野の国立科学博物館に集合。少し寒い朝の9時前。

18

親と子のたんけんひろばコンパス。

新しく博物館に出来た、遊びながら親子のコミュニケーションを促す体験型の展示室です。

19

コンパスの展示室案内から、その現状まで色々と説明して下さった、国立科学博物館学習課小川さん。

とても熱心に説明していただきました!

20

このコンパス。超超超人気施設です!

適切に楽しんでいただくため、時間制限、人数制限があり、入場には整理券が必要です。

インターネットで「 国立科学博物館 コンパス 」などと調べると、整理券のゲット方法から出てきます・・・!

それだけ人気の施設。需要があり、来場者の方もその価値を感じ取られているのでしょう!

21

国立科学博物館を後にし、今度は上野動物園へ。

22

子ども動物園すてっぷ 2017年7月にオープンしたばかりのエリアです。

23

上野動物園の高橋さんに案内していただきました。とても楽しそうに話して下さいました!

24

全景はこんな感じ。家族で、子どもと一緒に回るには十分な広さがあります。

25

平日の午前中ですが、程よく賑わっていました!

26

手洗い場も高さに工夫があったり、

27

子どもの目線でのぞき込めるような工夫がされています。

28

ひらがなを多用したシンプルでわかりやすい解説。

それだけでなく、動物の名前に世界共通の学名表記をした上で、多言語での種名や分類説明、絶滅危惧のランクまで示され、QRコード情報、それらをまとめるオシャレなデザイン・配色。スキがありません・・・!さすが最新の動物園です!

29

「はじめてルーム」3才までの子ども専用スペースです。

その中の「たまごプール」。入って遊べます!

30

「どうぶつキッチン」

飼育員の服を着て、おもちゃの野菜を切って、壁に空いた動物の口に入れられるという・・・!

31

「ほんもの図書館」 本棚に並ぶのは、ほんものの動物!

熱心に覗き込む子どもの姿がすぐに想像できます!

32

最後はスタッフ手作りの紙芝居を見せていただきました。大きいのでみんなで見られます。

33

楽しい内容を、スタッフの方の語り口で味わえます!

もちろんシナリオは全部頭に入っているとのこと!

34

視察が終わった後は委員会メンバーでの検討会議。
どのようにして植物園のことを伝えていくものか。

35

最前線の現場を見た後なので、アツい会議が展開された!ような感じです。

36

植物園をより良くしていくにはどうしたらいいか・・・

何よりも、皆の(自分も含めた)真剣で本気の想いが大切ですね・・・!

37

(公社)日本植物園協会では様々な視察、研修、見学会、会議などを行っています。
今回は「教育」というテーマに絞った、特に今までに無い研修会でした。

どんな素晴らしい植物があっても、それを上手く発信できなければ魅力は伝わりません・・・。
そして次世代に繋げたり、植物園の魅力を再確認するにはどうしたらいいか・・・
改めて考えることになった一日でした!