緑の調律日誌

その他ひとり言

【番外編】自由研究 四つ葉

2014/09/02

四つ葉のクローバーを探したことがありますか?

三つ葉の中から四枚の葉を見つけると、嬉しいものです。

良く見かけるクローバーの仲間には、シロツメクサとアカツメクサがありますが、

四つ葉を探すのはシロツメクサが多いのですが、

たまにアカツメクサでも四つ葉を見つけます。

会社の駐車場でたまたま四つ葉のアカツメクサを見つけたので、引っこ抜いて育ててみたら・・・、

例外なく全ての葉が四つ葉or五つ葉になりました!

シロツメクサの場合、三つ葉がほとんどの個体の中で四つ葉がたまに出るわけですが、

このアカツメクサの場合、全ての葉が四枚以上になっています。

これから100%の確率で四つ葉が出続けるのか・・・、

調べ続けてみたいと思います。

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一番古い植物の記憶は四つ葉のクローバーを探していることでした。

「自然の間違い探し」、それが幼い自分に印象深かったものです。

それから四つ葉を探すのが得意になり・・・、

こんな文章を書いているのは、幸せなのでしょうね。

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ちなみに、日本にもクローバーの仲間が一種類、自生しています。

シャジクソウ(車軸草)

バックヤードで育てていますが、増えましたら植物園の方にも植栽展示出来ればと思っています。

【植物園ブログ】雪解けの植物たち

2014/03/14

白馬五竜高山植物園のブログにアクセスいただき、

ありがとうございます。

スキー場ホームページのトップから、

こちらのアドレスがリンクされていますが、

スキー場目的の方も是非、ご覧くださいませ!

最近、白馬もようやく春らしくなってきました。

スキー場としては、年中雪があっても良いくらいですが、

やはり雪は解けてくるもので、最近は冬タイヤもいらない日がほとんどになりました。

青木湖の周辺では、ザゼンソウが咲き始めました。

(3月4日)

同じ日に、木崎湖のそばでは・・・

雪が解けたところから、フクジュソウが咲いてきました!

(写真はクリックで拡大します)

暖かい日が続いて、この日も晴れていたもので、しっかりと咲いています!

全体の数で言えば、1割にも満たない開花ですが、

雪が解けていくにしたがって、あたりが黄色になるくらいに咲いてくるものです。

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場所は変わって、長野県の中部?南部の花は・・・

(撮影日は2014年3月12日です)

セツブンソウという花。

フクジュソウよりも早く咲くもので、毎年この時期には見ごろなのですが、

今年は残雪が多く、雪が解けたところにちょっとだけ花が覗いてきていました!

今日はこんな状態でも、明日には咲いてくるのでしょうね。

ようやく、「咲いている」といった感じのものを見つけることができました!

小さい花ながら、おしべめしべの色がカッコイイものです。

ちなみに、エスカルプラザの室内で育てていたセツブンソウは、

1月に咲き始め、2月3日の節分の日にもきちんと咲いていました!

植物園として、開花をずらす実験など、興味深いものです。

こちらは違った場所のフクジュソウ。

奥の斜面は日当たりが良いのか雪解けが早く、満開です。

・・・ただし、手前の雪の所にもちょくちょく花が覗いていて、

半月後くらいには一面のフクジュソウが咲いている場所です!

手前のものはこんな感じに元気良く咲き・・・

雪の中でも、早く解けた場所からは、ちらほらと顔を覗かせていました。

花が咲き始めた時に、少し雪が降ったようで、花が埋もれています。

今日はこんな状態でも、明日になれば手前の雪は解け、花が咲くのでしょう!

今年は全国的に変な雪の多い年でした。

長野県内でも、普段は雪の降らない場所に雪が降り、

山あいの場所では気温が低いので雪が解けずに残ります。

そのような場所で、植物の開花がだいぶ例年と比べて遅れているようです。

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今年の白馬五竜高山植物園のオープンは6月14日(土)から!

今年の花の咲きはどうか・・・、

スキー場営業と春の花が重なるこの時期には大変気になってくるものです。

本ブログでは春先の花のこと、白馬のこと、植物園の準備のこと、色々と書いていきます。

2014年度の植物園、本ブログをよろしくお願いいたします!

坪井勇人

長野県【信州ブランドアワード2013】特別賞をいただきました

2013/11/22

長野県が主催する〔信州ブランドアワード〕。

長野県の優れたブランドを選考・周知して、地域の魅力を高め、

信州全体のブランド価値を底上げしようという、

県主導の企画になります。

2004年から始まり、10回目を迎えた今回、

白馬五竜高山植物園が【特別賞】をいただきました!

会場には、県のキャラクター、アルクマ君も応援に来ました!

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今回は45ブランドの応募から、15ブランドが1次選考を通り、

【大賞】信州せいしゅん村(上田市)

【長野県知事賞】市田柿(飯田市)

これらに引き続き、【特別賞】として評価されたものです。

特別賞は、綿半ホームエイド、木曾漆器との同時受賞でした。

↓ 県の評価より転載

【選考情報】

2000年の開発着手から「持続性のある観光業」をテーマに、

標高約1500メートルの冷涼な気候を活かし地元住民と協力して高山植物をゲレンデに植栽、

地元高校の栽培植物実験圃場として活用されるなどの「地域性」、

「誰にでも気軽に行ける」高山植物園として、

バリアフリー・ユニバーサルデザインにも尽力する「表現性」、

高山植物園としては日本有数の規模を誇り、

国内外の研究機関からの注目も高い「志向性」、

村を上げての高山植物イベントを開催し、

訪れた方へのきめの細かい案内等に見られる「情報伝達性」

…など全項目の指標で高い評価がされました。

スキー場の夏営業の中で、

大学や全国の植物園と交流しつつ、

地域の方々とも協力して作り上げてきた点が評価されたことは、

大変嬉しく、誇り高く感じるものでした。

これからも質の高い植物園を目指して邁進して参ります。

皆様のご来園、応援を引き続き宜しくお願いいたします!

植物園営業終了と冬期ブログについて

2013/11/20

皆様お久しぶりです。白馬五竜高山植物園の坪井です。
ブログ更新に使っている自宅パソコンがネット不調のため更新が滞っておりました…。

11月4日を持ちまして、今期の植物園営業は無事に終了いたしました!
たくさんの方のご来園、ありがとうございました!

現在は植物園はスキーゲレンデとなるべく、雪が積もってきています。
営業がいつになるかは雪次第ですが…、
雪の下で高山植物は次の春を待ちながら、長い冬を過ごすことになります。

また来年も皆様のお越しを、花を綺麗に管理しながらお待ちしております!
今年はどうもありがとうございました!!

白いのが好きなんです

2013/10/06

大きいことは、良いことだ。

ドン!でっかい!かっこいい!

大好きな花、フジアザミ。

アザミの仲間では日本最大、世界最大級の花を咲かせます!

エスカルプラザのそばにも試しに植えていますが、迫力のある姿です。

植物園のは開花はまだ。A4のファイルと比べて、葉の大きさもわかるかと思います。

こういうものは移植が難しいので、タネで育てて小さい苗のうちに植え付けます。

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先日、このフジアザミの白花が咲く場所に行きました。

左が通常の赤、右が白いフジアザミ。

白さがかっこいい!

ううむ、美しい・・・。

丸くて、おっきくて、白くて、もう、最高。 触ると痛いけど。

株が小さいのは花も小ぶりなものです。

遺伝的に赤い花が多くなるものの、ここは一面が白。

偶然の淘汰で白い花だけが残ったものか・・・。

自然の神秘は実に面白く興味が尽きないものです!

白馬岳に登ってきました

2013/09/21

天気がヒジョーに良かったので、白馬岳まで行きました。

植物の奥深さを知る場所として最高の山。

そして、信州に来てから毎年登っているので、

「毎年」にこだわり、年に最低1回は登りたいものです!

今回も日帰りですが・・・。

登山口からいくらか歩いたところ。

あの山頂まで大体半日で着きます!

大雪渓を望む白馬尻から。

夏も終わりだし、だいぶ溶けてるなー、と思いつつも・・・

登ってみると相当に雪が割れているものでした!

今まで9月上旬くらいまでしか登ったことが無く、9月も後半となるとだいぶクレバスも大きくなるもんですね。

・・・などと思っていると、それどころでは無く、今までに見たことのないようなガラ石の道でした。

本来雪の上を歩くところが、全てガラ石の上。

下を見るとこんな感じ。

本来左側の高さの雪を歩くものが、押し流されたガラ石で道が出来るほど。

毎年話している山小屋の支配人に尋ねたところ、7月の雨の影響とか。

これじゃ大雪渓じゃない、大石渓か・・・。 これはこれで面白いけれど。

道中にはカライトソウが咲いていました!

大雪渓の途中に結構咲いていました。

今までこの時期に登らなかったので、知らなかったもので、違う季節に登るのは良いものです。

そして、ウルップソウも咲いていました!

およそ7月の花ですが、雪解けの遅いところから出てきたようで!

7月にあるようなミヤマキンポウゲのお花畑が見られたのも新鮮でした!

・・・と思ったら、チングルマは紅葉していたり。

雪解けによって開花が支配される植物たち。

ある意味この時期はほとんどの植物の姿を見ることが出来る時期なのかもしれません。

山頂のすぐ近くの稜線。遠くの山もくっきり!!

このあたりの高山植物の保護調査などをしていたのが、今の自分を作ったきっかけでもあります。懐かしい。

山頂は人が結構居ました。

この台風一過の最高の天気をじっくり味わっていました!

写真右には富山県からの日本海が見えています!

車を停めた登山口の猿倉はあの辺 ↓

自分の停めた車も良く見えます!

赤い○が大雪渓のあたり。

矢印のマークは実は・・・ ↓

白馬五竜高山植物園です! 写真左はアルプス平駅とレストランALPS360。

(写真をクリックすると拡大します)

ここまでくっきり見えたのは初めて!最高の天気は良いものです!

反対方向には栂池自然園もはっきり見えました!

湿原の形もくっきりと見えています。

こちらにあるのは・・・

黒部ダムもはっきりと見えました!

山頂からは色々なものが見えて、やっぱり面白いものです。

この日は今まで登った中で紛れも無く一番の良い天気でした!

花の勉強に、リフレッシュに、こういう時間は必要なものです。

今回は花の時期に登山のタイミングが合わなかったものの、花をメインとしない登山もやはり良いものでした。

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おまけ

何だか凄いひと。凄く気持ち良いんだろうな・・・

数式 3×2、4×2、5×2

2013/07/19

ニッコウキスゲが最盛期です!

実は一日しか咲かないこの花、群生するのは見ても、じっくり見る機会は少ないのかも・・・。

まず、花びらが何枚あるか、それを見てみてください。

6枚、ですよね、6枚。

何と、8枚花びらのものがありました!

タネも仕掛けも、継ぎ目もありません。(いや、種は出来るのかな?)

そして、隣にあるつぼみも何だかデカい・・・。

明日咲くだろうで見に行きましょう。

・・・

・・・

一日経過 ↓

な、何と、10枚の花びらが!!!!!!!!!

何か、でかいっすねー。

左の花は昨日咲いていた8枚花びら。

残り二つはどう咲くのだろうか・・・。

・・・

ビュ???。

強風が吹いて、8枚、10枚の花びらは、根元のタネが膨らんだ場所ごと落ちました・・・。

残りの二つは花びらの数を数える間も無く、しぼんでました・・・。

来年はどうなるか!

このニッコウキスゲは、園内のとある場所に咲いていたものですが、

場所は公開しません、というより、

こういう風に、群れて咲くので説明できません!

間違い探しがごとく、探してみるのも楽しいでしょう!!

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ところでユリの花は、3の倍数で構成されているなど言います。

花びらの数、おしべの数など、色々と。

例えば・・・

カタクリだーってー♪

クロユリだーってー♪

ササユリだぁーってーー♪

みんな、みんな、3倍なんだ、3倍なーんだー♪

(手の平を太陽に、の替え歌のつもりでどうぞ(笑

園内のササユリは現在見ごろです。

花期が短いのでお急ぎでどうぞ!

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ところで、このニッコウキスゲの仲間の変な花びら、他でも見たことがありました。

長野県白樺湖のそばのユウスゲとか。

ジンバブエで見た、植え込みのヘメロカリスとか。

もしかしたら気が付かないだけで、割とあるのかもしれません。

ただ、見ると全ての写真で、花びらは全て同じ大きさではなく、

外花被(外側の花びら)が細いのも共通して言えることですね。

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あとは、数だけでない様々な特徴を探すのも面白いものです。

何か小さいニッコウキスゲとか。

つぼみや花びらが赤黒いニッコウキスゲとか。

何か丸い花びらのニッコウキスゲとか。

(こちらも外花被が細い)

群落で花を見るのも綺麗ですが、たまには一個一個の顔を探すのも面白いかもしれません。

これを極めていくと、産地による個体の違い、葉の形態や毛の有無などを見るようになり、

植物を分類する学問へとなっていくのでしょう。

(私はその領域まで至れていませんが・・・)

何にせよ、オレも8枚花びらニッコウキスゲ探すぞ!と意気込んでみると、何となく眺めていた花が面白くなるかもしれません。

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・・・私の中の植物に関する最も古い記憶は、四つ葉のクローバーのこと。

幸せになれるというのはともかく、その自然の間違い探しがゲームのようで面白く、

幼稚園のグランドの片隅で、同級生がサッカーに興じてる中、ひとりで探し続けていた記憶があります。

果たして幸せになれたのか・・・、

それはこんな記事を楽しみつつ書いている時点でOKでしょう(笑

」「 ど根性ダケカンバ

2013/06/22

アルプス平自然遊歩道の途中にあるリフト降り場。

リフトの駅舎下に一本のダケカンバがあります。(写真中央)

※営業中の展望リフトではありません。

営業していないアルプス第4リフト降り場です。

あらら。

あーらら。

ダケカンバは風雪に耐え、高山帯でも見られるシラカバの仲間ですが、

こんなところでも頑張っているのです・・・。

日本植物園協会への参加

2013/06/07

『公益社団法人 日本植物園協会』

白馬五竜高山植物園は2013年より加盟しました。

長野県の植物園施設では唯一のものになります。

植物園には、保全、啓蒙を中心とした様々な役割があります。

植物園同士の状況報告、共同研究の検討、種苗交換、様々な目的のもと、一丸となり高みを目指す学会組織が、この植物園協会です。

2013年5月30日から3日間開催された、植物園協会の総会に参加してきました。

今回の開催場所は、つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園の研究施設。

各植物園の園長や現場の長などが中心に参加されています。

植物の保護事業などについて、具体的な話を中心に会合を行いました。

今までの経緯の報告、そして今後の検討事項など、実践的な取り組みについてこの場で意見を集めるものでした。

初日の夜は懇親会。

座しての講演や報告では語りきれない現場の話が多く話し合われ、具体的な実現に向けての足がかりとなる。

お酒片手の場ですが、こういう場でこそ価値ある話が生まれるものでしょう!

今回、この場で多くの方と知り合い、様々な状況を伺い、また白馬五竜高山植物園目指すもの(具体的には、全国的も珍しい寒冷地の気候を活かした高山植物の栽培)をより実感したものでした。

二日目は各植物園の報告や取り組みを中心とした発表会。

例えば、野菜を植物として展示することの意味や来園者の反応などの報告であったり、

園内の自然林の遷移(植物群落の移り変わり)を数年の研究と共に報告したり、

地域と一体となった友の会の活動報告やその意義の確認であったり、

多岐に渡るものでした。

学生の頃に参加した学会は、どちらかと言えば研究を一方的に発信するものが強いイメージでしたが(勿論それは基本であり極めて重要なもの)

この場は、現役の植物園関係者を中心とした、研究そのものよりも「実践的な活動を目指す」ことを目的としたように感じたことが印象的でした。

今回、初参加した白馬五竜高山植物園のことを知ってもらうべく、ポスターも作成し、展示したものです。

多くの県には、「○○県立植物園」があり、様々な研究や種の保全などを行っていますが、長野県は公立の県を代表する植物園が無いものです。

それは、推測も含めて言えば、

・植物を十分に見られる山岳自生地を多く有すること、

・保護事業や研究を行う県立の組織はしっかりしていること、などでしょうか。

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白馬五竜高山植物園は民間企業です。

当然ながら、来園者の増加=売り上げ増加 を見込まねばなりません。

それは、例えば

・珍しい植物を咲かす

・目新しいイベントを組む

・植物園の知名度を上げる

など、様々です。

これらの目的の達成と日本の植物園の発展を共に行っていければ。

そのような意図が、会社の方針として植物園協会への加盟に繋がったものです。

上写真は、先日に咲いたMeconopsis属の野生種。

青いケシの仲間の一種ですが、涼しい気候でないと育たないものです。

暖地の植物園では栽培が極めて難しいものですが、このような植物を育てられる植物園としての確立を目指したいものです。

まだまだ発展途上の植物園ですが、民間スキー場ながら出来ることを模索していきたいものです。

国立科学博物館筑波実験植物園【行ってきました!】

2013/06/07

日本に植物園は多くあり、その性質や役割は様々。

その中で、日本でも重要な植物園のひとつ、

国立科学博物館筑波実験植物園「つくば植物園」に行って参りました!

つくば駅から車で10分くらいの位置にあります。

さすがに温室も立派なもの。

後ろにそびえ立つのは、実験研究施設。

こちらも立派なものです。

温室の内部はこのような雰囲気でした。

ところで、何と偶然にも京都府立植物園の園長さんが職員の方に案内してもらっているところで、図々しくもご一緒させていただき、職員の方らの工夫や苦労などを色々と伺うことも出来ました。

展示の色々工夫をしているもので、手書きのものなど、逆に目立ち、親しみがあり良いものです。

こちらはショクダイオオコンニャク。

草だけれど、木のような大きさ!

さすがに太い!いいね!

私は、子供の頃から玉こんにゃく串が大好き、

大学の時はキャンパス内の一部を勝手にコンニャク畑に改造するなどしたコンニャク好きでありますが、

いつかこのオオコンニャクの鉢植えを観葉植物代わりに育てることが、密かな夢であります。

室内の展示には、絶滅危惧種をバイオ技術を用いて栽培する様子が紹介されていました。

貴重な植物を、残す技術と目的と実際、それらをわかりやすく解説するものでした。

このようなオシャレな休憩所もあるのですが・・・

さらにオシャレなのは、机の中にも展示がしてあること!

こういうテーブルで打ち合わせや食事などしたら、話もはずむのでしょうかねぇ。

温室や室内だけでなく、様々なコーナーがあり、

この場所は絶滅危惧種を地植えして栽培、展示しているものでした。

木で囲った地面の中に植物があり、その植物の解説やランクなどが書いてあります。

植物園、特に公立の植物園の活動には、絶滅危惧種の保全の意味合いが大きいものですが、一般に公開できるものについて、このように見せてもらえるのは、植物園の役割を多くの方に知ってもらう点では意義深いものでしょう。

こちらは、コマクサなど高山植物が植えてあるエリア。

温度計などが設置され、データを取っているようです。

この場所で記録をしていた職員の方に声をかけ、平地での高山植物栽培の様子を伺うことが出来ました。

その工夫と情熱、それと標高1500mの白馬五竜の環境は、やはり高山植物の栽培に向いているものと、改めて実感しました。

ところで、欲しくなったのがコレ!

乗って運んで楽しい、素敵な乗り物。

白馬の植物園にあるキャタピラ車などの重機は大きすぎてアソビ心に少々欠ける・・・(贅沢だ)

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国立の植物園、私立の植物園、それぞれによって意義、目的は違うものです。

何にせよ、一つの植物園の管理をしているものとして、

あちこちに植物園を見て、知り、感じ取り、

自身の管理する植物園を良いものにしていく努力を更に続けていきたいと改めて感じました。