アルプス平自然遊歩道の途中にあるリフト降り場。
リフトの駅舎下に一本のダケカンバがあります。(写真中央)
※営業中の展望リフトではありません。
営業していないアルプス第4リフト降り場です。
あらら。
あーらら。
ダケカンバは風雪に耐え、高山帯でも見られるシラカバの仲間ですが、
こんなところでも頑張っているのです・・・。
2013/06/22
2013/06/21
6月も気が付けば下旬、色々な花が咲いています!
園内の広場あたりでは、シラネアオイが満開になりました!
この花を見たい方は、あと数日が限度!
春先の美しい花は寿命も短いものなのですよ・・・。
青いケシの仲間、メコノプシス・ラケモサも咲いています!
コマクサもだいぶ咲いてきました。
十分に見ごろと言えるくらいです!
花の数が一番多いのは7月ですが、花がらが付いて無くキレイなのは今の時期。オススメです!
さり気ないオススメ、イワヒゲです。
これでもツツジ科の植物。いかにも高山植物といった背の低い姿です。
自然遊歩道ではコバイケイソウが多く咲いています!
この花も開花の周期があるのですが、今年は当たり年です!
ちなみに、ミズバショウがあるあたりもこれくらいの残雪があります。
あまり馴染みの無い、ミネカエデの花です。
6月下旬は世間的には初夏ですが、標高1500mではいわば春のようなもの。
この時期ならではのこういった花を探すのも良いものです。
見ごろではないですが、8月には見ごろになるシモツケソウ。
今は一面の淡い緑色で、これはこれで綺麗なものです。
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みんな気になる、あの雪山は・・・?
2013年5月17日
2013年6月11日
2013年6月20日
消えました・・・泣
わずかに残ったヒトカケラの雪。
6月21日の今日、消えました・・・。お疲れさん・・・。
2013/06/16
6月15日(土)、植物園、開園しました!
開園初日は曇り雨だったものの、16日(日)になると、綺麗に山が見えました!
段々とお客様が来られるようになりました。
今日の仕事の一つはアルプス平自然遊歩道の看板設置。
看板を持って、リフトに乗り込みます。
(写真左のリフト乗車しているのは植物園スタッフです!)
リフトを降りてちょっと登ると、街や山が綺麗に見えました。
植物看板(の一部)をこのように設置していきます。
地蔵の頭の方も、散策されるお客様で賑わいました。
慰霊碑の方もヘビで賑わっていました(笑
写真に、3匹居ます。冬眠から醒め、ひなたぼっこでしょうかね・・・。
わかりにくいかもしれない位置に、手書きの看板などをその場で作って設置したりもします。
湿原の上の方をパラグライダーが飛んでいました。
一部にはこれだけ残雪があり、ミズバショウも見ごろになっています!
この看板は必要なのか・・・(笑
自分が楽しんでいるだけのようですが・・・、無いよりは、面白い、はず。
残雪の上をはお気をつけて歩いて下さい。
園内のロックガーデンのあたりも花が多く咲き、写真を撮られる方も多くみられました。
何はともあれ、無事に開園し、人が来られるのを見るのは、いいものですね!
2013/06/11
6月15日(土)の開園を間近に控えた植物園。
どんな花が咲いているか、ご報告を!
広場の近くには、一面のオオバキスミレが咲いています。
この時期だけのオススメの光景です。
園内にはシラネアオイも咲いています。
雪が溶けて、およそ一ヶ月の間に咲き終わる花期の短い植物。
見ごろは、雪溶けの遅い場所で7月上旬まで。
コマクサの花もだいぶ咲いてきました!
花が多いのは7月ですが、咲き始めの6月には綺麗な花が多く、写真撮影にはおすすめです!(7月中旬を過ぎると、枯れた花がついていて、写真の写り方が悪くなるのです・・・花に良いも悪いも無いけれど)
ところで、このコマクサ、撮影前はこうでした。
コマクサと一緒に生える草も適度に取らないと、見た目も成長的にもよろしくないので。
開園してからは、除草作業に追われます。
そして、石の間からは、コマクサの芽ばえが出てきました!
一枚だけの葉っぱは、今年の春にタネから芽生えたばかりのもの。
それと、毎年行っている、長野県のご家族でのコマクサの植栽イベント。
3回連続参加の、ささきしおりさんのコマクサ、きちんと伸びていました!
こちらはチングルマ(左)とチョウノスケソウ(右)
遠目には何となく似ていて、同じような時期に咲きますが、隣に並べると違いがわかるでしょうか?
チョウノスケソウも花が咲くのが早いもので、雪解けの早いところは、既に実が出来始めています。
花だけでなく、こういう形を見るのも、植物を見る楽しみだと思います。
こちらは人気のクロユリ。開園直後くらいが一番の見ごろでしょう!
今年も実は・・・サルに大部分をやられてしまったのですが、それでも多くの花がつぼみをつけています!
ハクサンイチゲ(左)、シナノキンバイ(右)といった、高山植物の代表的な植物も咲いてきています!
例えば白馬岳のお花畑では7月が見ごろの植物ですが、標高が高山より低めの植物園では、一ヶ月早い6月が見ごろになります。
ウルップソウの画像をうpしておきます(笑
こちらも咲き始めています。6月いっぱいが見ごろでしょう!
変なカタチの高山植物、実は結構人気です。
足元に目をこらせばミネズオウなどの小さい花も群れて咲いています。
気づきにくい花ですが、一度気が付くと植物園でも山でも気がつくようになります。
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こちらはアルプス平自然遊歩道。
雪が残り、ミズバショウの花が見ごろを迎えています!
この花も雪が解けたらすぐに咲くもので、雪が今まさに溶けているところでは、咲き始めているものを見ることが出来ます。
白く細いのがミズバショウ。また、近い仲間の赤い花、ザゼンソウも2つほどあるのに気づきますか?
こちらは地蔵の沼。
水周りにあるでかい葉っぱはミズバショウ。
こちらは早く雪が解けて、ミズバショウの花も終わり、葉っぱがどんどんでかくなっているものです。
このミズバショウにまじって、ニッコウキスゲのつぼみも見られました。
ニッコウキスゲ、黄色いユリですが、7月ごろには一面に咲くことでしょう!
ニッコウキスゲは、他の草より早く新芽を伸ばすもので、この場所の緑色はほとんどがニッコウキスゲ。
7月になると他の草も生え、またニッコウキスゲも一面に咲くものです!
ところで、この場所でザゼンソウが何者かに食べられていました。
多分、カモシカ?
ザゼンソウの赤い部分と葉っぱを食べて。
真ん中のイボイボな花の部分は食べなかったようですが。
そして、あちこちにはタテヤマリンドウが咲いています!
リンドウと言えば秋の花ですが、春には小型のリンドウが咲くものです。
この仲間、似たものにフデリンドウとかあるのですが、
違いは図鑑を見ると、「花の時期に根生葉があるか」とあります。
こういう説明では、『根生葉』て何よ?読み方すらわからない、
となりがちなので、ちょっと解説を。
根生葉(こんせいよう)と読みます。
文字通り、根から生えている葉っぱ。
例えば、売ってる状態のニンジンや大根の葉っぱはこれです。
そして、このタテヤマリンドウは、花の時期に根生葉が枯れずに残っているもの。
確かに茎の根元を見ると大きい葉っぱがあります。
これが無いのがフデリンドウということ。
図鑑を見て、はてな?と思い、
人に聞いたりしつつ、再度自分で発見する。
こういうプロセスを踏むと、草に限らず、色んな知識が身につくものでしょうか。
※ちなみに花のイラストの中に坪井の文字があるような
湿原に咲く花、コバイケイソウもつぼみが見えてきました。
花の多さは年によって違いますが、今年は当たり年でしょうか?
つぼみが伸びたコバイケイソウがあるかと思いきや、雪の下では、小さな芽(真ん中のやつ)。
雪があるところは、こういう光景が見られて面白いものです。
この時期だけの花、ヒメイチゲもあちこちで咲いています。
コイワカガミの花と、モウセンゴケの葉っぱ。
カタクリが咲いていました!
白馬の麓では5月頭、東京とかでは3月に咲く花ですが、それが標高の高い植物園付近では6月に咲くわけです!
フキノトウが伸びていました。
カタクリよりも、こっちの方が季節感が身近でしょうか。
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皆さま気になる青いケシ。
今年も元気に葉っぱが伸びてきています!
そして、麓で育てた青いケシも咲きました!いい青です。
園内で育つものは、7月が一番の見ごろ。
それでも、季節外れでも見たい方は多いもので、時期をずらした花を植栽したり、展示したりします。
一部の花にはこういう努力も必要よね・・・だって民間企業だもの・・・笑
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6月15日開園の植物園。
様々な花が咲いています。
この時期は残雪の北アルプスも空気が澄んで綺麗に見られるものです。
是非ともお越下さいませ!
2013/06/11
開園を6月15日(土)に控えた現在、植物園の準備を進めています!
園内の真ん中には雪が残っています!
この雪の5月17日頃の姿はこんな感じ。↓
遠方からの修学旅行の中学生が雪遊びをするために、積み重ねていた雪山です!
周りの雪はすっかり溶けましたが、さすがにこれだけ重ねると6月になってもまだ残ります。
ところで、スタッフの誰かが階段を作っていました(笑
この雪も、6月のいつまで残ってくれるやら。
この時期の大きな作業は、スキー場の時期に抜いて倒していた園内の歩道ロープの設置。
写真の黄色いロープは、雪上を歩くための誘導ロープですが、こちらは撤去していきます。
しかし、これだけの長さのロープと鉄杭の撤去は、結構大変なのよね。。。
様々な看板類も整備していきます。
昨年、手書きで書いた看板たち。
今年も季節に応じた見所などを書いて、園内に頻繁に入れ替えます。
こちらは、園内の植物看板。
冬の間に整備していたものを、これから園内中に設置していきます。
花も咲いていないのに場所がわかるのかって?
それは、わかるに決まってるのサ!
いつ、どこに、どんな花が咲くか、頭の中に叩き込まれているものでありますです。
自然遊歩道を中心とした、園内の道案内看板。
これらを作業用重機に積み込み、設置に向かいます。
自然遊歩道の積雪は冬には3m以上。
このベンチは、長い間相当使われていたのですが、今年になって折れてしまいました・・・。
また、今年の冬には、だいぶ木道が痛んでいたので、それらを補修していきます。
スタッフは皆、日曜大工には手馴れた人ばかりなので、これくらいは朝飯前!
色は違えど、しっかりと歩けるようになりました。
幸せの鐘出張版(仮)の鐘も設置します。
クマが来ないことが、一番の幸せです(笑
ちなみにベンチは切り落としました。
ファミリーベンチが2人用ベンチとお一人様イスに変わりました・・・。
雪で倒れた木があったもので、こちらも撤去してしまいました。
くぐると幸せになれる木、とか売り文句をつけようとしたものの、やっぱり面倒なので却下。
ちなみに赤い丸のところは・・・↓
改造して、うまいこと使ってみます。
園内を歩いていると、三段になった池に足跡が。
カモシカの足跡でしょうか。
階段を2段飛ばして降りる、あんな感じで降りたんでしょうかね。
開園時に水が溜まれば、消えてしまう足跡ですが。
こちらはビジターセンターの設置。
冬の間に休憩室だった場所が展示パネルやビデオを見られる場所になります。
あと数日で、準備出来るのか・・・。
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ということで、開園前の作業は目白押し。
そんな準備をしながら皆様のお越しをお待ちしております!
2013/06/07
『公益社団法人 日本植物園協会』
白馬五竜高山植物園は2013年より加盟しました。
長野県の植物園施設では唯一のものになります。
植物園には、保全、啓蒙を中心とした様々な役割があります。
植物園同士の状況報告、共同研究の検討、種苗交換、様々な目的のもと、一丸となり高みを目指す学会組織が、この植物園協会です。
2013年5月30日から3日間開催された、植物園協会の総会に参加してきました。
今回の開催場所は、つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園の研究施設。
各植物園の園長や現場の長などが中心に参加されています。
植物の保護事業などについて、具体的な話を中心に会合を行いました。
今までの経緯の報告、そして今後の検討事項など、実践的な取り組みについてこの場で意見を集めるものでした。
初日の夜は懇親会。
座しての講演や報告では語りきれない現場の話が多く話し合われ、具体的な実現に向けての足がかりとなる。
お酒片手の場ですが、こういう場でこそ価値ある話が生まれるものでしょう!
今回、この場で多くの方と知り合い、様々な状況を伺い、また白馬五竜高山植物園目指すもの(具体的には、全国的も珍しい寒冷地の気候を活かした高山植物の栽培)をより実感したものでした。
二日目は各植物園の報告や取り組みを中心とした発表会。
例えば、野菜を植物として展示することの意味や来園者の反応などの報告であったり、
園内の自然林の遷移(植物群落の移り変わり)を数年の研究と共に報告したり、
地域と一体となった友の会の活動報告やその意義の確認であったり、
多岐に渡るものでした。
学生の頃に参加した学会は、どちらかと言えば研究を一方的に発信するものが強いイメージでしたが(勿論それは基本であり極めて重要なもの)
この場は、現役の植物園関係者を中心とした、研究そのものよりも「実践的な活動を目指す」ことを目的としたように感じたことが印象的でした。
今回、初参加した白馬五竜高山植物園のことを知ってもらうべく、ポスターも作成し、展示したものです。
多くの県には、「○○県立植物園」があり、様々な研究や種の保全などを行っていますが、長野県は公立の県を代表する植物園が無いものです。
それは、推測も含めて言えば、
・植物を十分に見られる山岳自生地を多く有すること、
・保護事業や研究を行う県立の組織はしっかりしていること、などでしょうか。
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白馬五竜高山植物園は民間企業です。
当然ながら、来園者の増加=売り上げ増加 を見込まねばなりません。
それは、例えば
・珍しい植物を咲かす
・目新しいイベントを組む
・植物園の知名度を上げる
など、様々です。
これらの目的の達成と日本の植物園の発展を共に行っていければ。
そのような意図が、会社の方針として植物園協会への加盟に繋がったものです。
上写真は、先日に咲いたMeconopsis属の野生種。
青いケシの仲間の一種ですが、涼しい気候でないと育たないものです。
暖地の植物園では栽培が極めて難しいものですが、このような植物を育てられる植物園としての確立を目指したいものです。
まだまだ発展途上の植物園ですが、民間スキー場ながら出来ることを模索していきたいものです。
2013/06/07
日本に植物園は多くあり、その性質や役割は様々。
その中で、日本でも重要な植物園のひとつ、
国立科学博物館筑波実験植物園「つくば植物園」に行って参りました!
つくば駅から車で10分くらいの位置にあります。
さすがに温室も立派なもの。
後ろにそびえ立つのは、実験研究施設。
こちらも立派なものです。
温室の内部はこのような雰囲気でした。
ところで、何と偶然にも京都府立植物園の園長さんが職員の方に案内してもらっているところで、図々しくもご一緒させていただき、職員の方らの工夫や苦労などを色々と伺うことも出来ました。
展示の色々工夫をしているもので、手書きのものなど、逆に目立ち、親しみがあり良いものです。
こちらはショクダイオオコンニャク。
草だけれど、木のような大きさ!
さすがに太い!いいね!
私は、子供の頃から玉こんにゃく串が大好き、
大学の時はキャンパス内の一部を勝手にコンニャク畑に改造するなどしたコンニャク好きでありますが、
いつかこのオオコンニャクの鉢植えを観葉植物代わりに育てることが、密かな夢であります。
室内の展示には、絶滅危惧種をバイオ技術を用いて栽培する様子が紹介されていました。
貴重な植物を、残す技術と目的と実際、それらをわかりやすく解説するものでした。
このようなオシャレな休憩所もあるのですが・・・
さらにオシャレなのは、机の中にも展示がしてあること!
こういうテーブルで打ち合わせや食事などしたら、話もはずむのでしょうかねぇ。
温室や室内だけでなく、様々なコーナーがあり、
この場所は絶滅危惧種を地植えして栽培、展示しているものでした。
木で囲った地面の中に植物があり、その植物の解説やランクなどが書いてあります。
植物園、特に公立の植物園の活動には、絶滅危惧種の保全の意味合いが大きいものですが、一般に公開できるものについて、このように見せてもらえるのは、植物園の役割を多くの方に知ってもらう点では意義深いものでしょう。
こちらは、コマクサなど高山植物が植えてあるエリア。
温度計などが設置され、データを取っているようです。
この場所で記録をしていた職員の方に声をかけ、平地での高山植物栽培の様子を伺うことが出来ました。
その工夫と情熱、それと標高1500mの白馬五竜の環境は、やはり高山植物の栽培に向いているものと、改めて実感しました。
ところで、欲しくなったのがコレ!
乗って運んで楽しい、素敵な乗り物。
白馬の植物園にあるキャタピラ車などの重機は大きすぎてアソビ心に少々欠ける・・・(贅沢だ)
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国立の植物園、私立の植物園、それぞれによって意義、目的は違うものです。
何にせよ、一つの植物園の管理をしているものとして、
あちこちに植物園を見て、知り、感じ取り、
自身の管理する植物園を良いものにしていく努力を更に続けていきたいと改めて感じました。
2013/05/29
4月の最初まではゲレンデとしてあったエスカルプラザの前。
今は、川が流れ、色んな花が咲くガーデンになっています。
(ガーデンの名称の決定と正式公開はまだですが、色んな花が根付いてきています)
川沿いに植えられたシバザクラの仲間。
よくあるシバザクラとちょっと違う種類で、独特の雰囲気があります。
現在、クロユリの花も多く咲いてきています。
植物園では、野生感を出して、同時に生育する植物と合わせて植栽しますが、
ここでは、あくまでも素材の一つとして、印象的に植えているものです。
アヤメの仲間の小さいの、ヒメシャガです。
淡い色と小さい姿がいいものです。
チョウジソウ。なんともいえない青い色がまた素敵。
高山植物のミヤマクワガタ。
高山では小さい姿で咲くものですが
(気候や地質の条件が厳しく、小さくしか咲けない)
標高を下げて良い土に植えると大きくなるものです。
この区画は私が植えたものですが・・・、
ミヤマクワガタの奥に、河原にあるカワラハハコの白い葉っぱ、
ミヤマオダマキが春に咲き、初夏にはニッコウキスゲが咲いてくる。
そんな、実際の高山では、ありえない植栽をしているものです。
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北アルプスを望む植物園は、植栽と植物にこだわった植物園。
山麓のガーデンは、あくまで、野趣あふれる花の雰囲気を楽しんでもらうもの。
それぞれ違う性格のものですが、
それぞれに植物に親しんでもらえる空間をより良くしていきたいものです。
2013/05/28
植物園の開園は、6月15日からですが、植物園の準備や栽培などは今も忙しく始まっています。
こちらは、ヒマラヤの青いケシの小さい苗。
冬のスキー場の窓際でタネを播いていたものを、ようやく外に出せる大きさと外気温になりました。
・・・そして、奥の方を見ると・・・
開花しているものもあります!
園内に植えてあるものの見ごろは7月ですが、
開花時期をずらして、6月15日の開園時にも咲いているものが見られるように・・・。
でも、半月遅く咲いてくれれば、一番良いのですけれど・・・。
こちらは、冬を通して室内で育てていた青いケシの苗。
土の袋をイスにして、植え替え作業を一人、延々と続けます。
植え替え前よりスッキリ。
弱った葉っぱを除去して、一回り大きい鉢に植え替え、健康的に育つように手入れするものです。
・・・こちらは青いケシでも、イネの育苗箱でもなく、ニッコウキスゲです。
昨年播いたものですが、植え替える手間が無い・・・・・・。
青ケシちゃんが業務的に優先なもので、
植え替え手入れは、もうちょっと待ってね・・・。窮屈でごめんね・・・。
写真の倍以上の数の同じものが放置プレイですが・・・。
咲いている花を綺麗に移し変えてみました。
営業課長が、6月頭にイベント展示であれば助かるというもので、
この時期に咲いてくれたのもタイミングが良かったものです。
展示ブースの机に設置する前提で、鉢の高さを二段に変えて、立体的になるように。
いや、それにしても、やっぱり綺麗な青い花です。
園芸的に良くみられる植物にも青い花は多いものですが、
青いケシは花びらが薄いぶん、光を透過して、見え方が変わるのが魅力的です。
・・・そのぶん、理想的な写真を撮るのが難しい花でもありますが。
裏側も独特の雰囲気があっていいものです。
なんか、うなじを見ているような・・・(笑
咲きそうなつぼみも、咲く姿を期待させてくれていいものです。
(ただし、咲いている花があっての前提で!全部つぼみだったら、見た人は悔しがるだけ)
なんか、青いドレスを見ているような。
さて、一風変わった青いケシもつぼみをつけつつあります。
トゲが多いし、葉っぱはケバケバしいし、小さいし、つぼみは扁平だし。
一般的に栽培されていない青いケシを育てるのも、植物園として重要なもので。
正体と、花の写真は、また近いうちにご報告します。
2013/05/17
白馬の春もいつの間にか当たり前になってしまいました。
五竜かたくり苑はすっかりカタクリの花も終わり、一面が緑色に変わりつつあります。
しかし、標高1500mの植物園は、まだ一面の雪!
左の雪山は、この時期に来る修学旅行の学生の雪遊び用でございます。
この日は雪上車に乗って上の方まで。
これで何をするかと言うと・・・
ドドドドドドドド!!!
ダイナミック開花調節!!
園内の雪が薄いところ(風で雪が飛ばされる)は地面が出てますが、
一部を雪を厚くすることで、植物の開花をずらし、総じて花期が長くなるように調節するのです!
これも雪国スキー場ならではの荒ワザです。
雪解けの早いところではコマクサの葉っぱが伸びてきています。
ウルップソウの画像をうp
ショウジョウバカマも咲いていました。
ナチュラルテイスト植栽(自称)により植えつけたものですが、すっかり自生のごとく馴染んでいました。
園内のど真ん中のこの雪山。
消えるのはいつ頃になるのか・・・。
またブログにでも載せることにします。
植物園の開園は6月15日から。
皆さま、是非お越し下さいませ!
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