緑の調律日誌

緑の調律日誌

【紅葉定点撮影】9月27日

2012/09/29

↑ 2009年9月27日撮影

↑ 2012年9月27日撮影

やっぱり、今年も暑い日が続いているものか、紅葉が遅い・・・。

↑ 2011年9月27日撮影

紅葉の遅れは、去年並み?

↑ 2011年10月4日撮影

↑ 2011年10月7日撮影

紅葉は日を追うごとに、どんどん進みます。

今年も去年並みなら、こんな感じだろうか。

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以下、2012年9月27日撮影

一面が紅葉になるのは、もうすぐの様子。

けれど、木々の先を見ると、キレイに色づいているものあります。

何にせよ、この時期は晴れがキレイなもの。

秋晴れをどうぞお楽しみに!

【青いケシ】まだ咲いちゃってるよ

2012/09/29

【写真は全て2012年9月28日撮影】

ちょっと紫っぽいの。

キレイな青が出ているもの。

こんな感じ。

つぼみが伸びだしているものもあります。

黄色いケシ、メコノプシス・カンブリカもまだまだ咲いてます!

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7月が見ごろの青いケシ。

それが、なんと9月の終わりの今まで、数少ないながら咲いています!

この調子では10月まで咲いているか!?

※この時期の開花を保障する記事ではないので、咲いていたらラッキー!くらいのつもりでよろしくお願いします。

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つぼいスペシャルブレンド用土(量を計らず味付けするような勘にて)と、

植物園スタッフによる愛情(肥料とその他)を注いで、

3ヶ月以上の開花!

さて、来年はもっとうまく行くものだろうか。

今後もご期待くださいませ。

【開花情報】マツムシソウ見ごろです!

2012/09/22

さて、9月も下旬、最近の花はどうでしょう。

一番のおすすめはマツムシソウ!

施肥、間引き、植え替え、愛情、色々な手入れの中、今年も綺麗に咲いてくれました!

エゾリンドウも自然遊歩道の方で多く咲いています!

ところで青いケシ、まだ咲いてくれてました。

見ごろは7月ですが、今に咲くものもあるとは・・・。

あれば運が良かった、くらいのつもりで探してみてください。

(撮影は2012年9月22日)

トリカブトの花。これも増えてきました。

エンビセンノウも元気に咲いています!

ところで・・・今年は7月とかから咲いているものも園内にありましたが、これにはカラクリが。

◆山麓で育てたもの:日当たりが良く、気温が高く、早く咲いた。

◆園内に植えていたもの:高い標高で、今が本来の見ごろ。

ということで、二ヶ月ほど前から咲いていたものは、山麓で育てたものを次々と植えていたわけで。

つまり、園内に植えてあるものは今が一番の見ごろです!

個人的に好きな花、ヒゴタイ。

六甲高山植物園から頂いた種から育てたものが、今咲いています!

コウメバチソウ。自然遊歩道を中心に自生のものが多く咲いています!

こちらは、シラヒゲソウ。

前述のコウメバチソウの仲間で、いわずもがな、白いヒゲ。

自生しているウメバチソウの方と比較しながら、植物の不思議をお楽しみ下さい。

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変わったもの。

ハクサンイチゲ。

チングルマ。

この二種類は、本来6月下旬が見ごろですが、

何だか咲き出したものもあります!

さて、何故咲くのか。

観察続けて突き止めたいものです。

用土改良 ガ○ャピンみたいなの

2012/09/22

園内のヒマラヤの青いケシ

今年は結構咲いてくれましたが、まだまだ課題はあるもの。

・・・というものの、成長が良い箇所と、そうでない箇所があるもので。

そうでない箇所の、そうでない原因は、おそらく土質、土量、水分、日照ではないかと。

まずは、土壌改良をすべきところの植物を掘り取りました。

写真は青いケシ。

経験談および常識:青いケシは移植を嫌う。

もうちょっと秋深まってからの方が、活着率は良いだろうものの・・・、秋までの作業日数、労力を考えると、今やらねばならないもので。

掘り取った後、雑草の根などを整理しています。

ところで・・・、外縁の石組が一段高くなっているのに気が付きましたか?

これは、土を掘り下げたのではなく、石を積み重ねたもの。

要するに、今回行う作業は、土を厚く深くする作業。

あらかじめ、園内の造成スタッフ方に石を重ねる作業をお願いしておきました。

全部手作業・・・おつかれさまです。

そして用意した複数の用土を盛っています。

今回目指したものは、用土を厚くすること、水持ちの良い用土にすること。

さて、この成果がきちんと出るのは、来年か、再来年か・・・。お楽しみに。

それにしても、土を入れるといっても、広い面積だと、その量も相当なもので・・・。

色んな土を用意して混ぜて使っています。

近隣のホームセンターで購入した用土のひとつ。

※用土配合は企業ヒミツのため、一部情報を隠しております!!笑

通りすがりのお客様、「こんな良く見るような土で育つの?」

植物に合った土、ケースバイケース。まだまだわからないことも多い・・・。

とりあえず、この土でなんとかした所は、上手くいったもので。

この場所でも同様に上手く成長するか・・・不安と期待を抱えつつ。

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ところで、土をいじっていると、スタッフから驚きの声が!

冬眠中・・・?冬にはまだ早いぞ。

モリアオガエルのでっかいの。

しかし・・・これって何か、あの緑色の恐竜のこどもにソックリっすね・・・。

※都合により画像を一部修正してあります

それにしても、良い大きさだ。

手相とか知らないけれど、短い頭脳線が隠れるくらいに・・・。

カエル君、入れたての土は柔らかいので、

そこでどうぞお休み。

・・・

近々、またスコップでザクッと掘り返したりするかもだけどね☆

紅葉始まる!?【見ごろ:9月の終わりから】

2012/09/18

紅葉の見ごろは9月下旬?10月中旬くらい。

始まりや綺麗さは、年によって違います。

ところで、気の早い紅葉が園内周辺で見られました。

撮影は、2012年9月16日。

ヤマウルシ。

真っ赤に染まるものですが、すでに紅葉していました!

あと半月以上はこのままでいてくれるはず。

カエデ類はこんな感じ。

緑から赤へと移っているような。

ヤグルマソウ。

気の早い草は紅葉しているものも見かけたりします。

赤が綺麗なナナカマド。

実が鮮やかですが、紅葉はまだ先のようで。

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ここからの写真は、2011年10月のもの。

さて、今年もこれくらい紅葉してくれるでしょうか。

今まで以上に残暑が厳しいので、それが吉と出るか凶と出るか。

残暑が続いて一気に寒くなれば・・・さて、どうやら。

紅葉情報はまた載せます!

ご期待くださいませ。

【百名山】伊吹山1377m

2012/09/18

雨飾山から二日後、大阪からの出張帰り。

「常務殿、百名山としても、観光名所としても、植物学的にも有名な息吹山。

せっかくですからこの機会に見てみませんか」

急な提案・・・五秒後

「そうするか、行こうか!」

夜早めに白馬到着予定を、夜遅めの帰投予定に変えて、

こういう機会でも無ければ出来ない寄り道をしてみました。

天下分け目の関ヶ原インターから降りてすぐに伊吹山ドライブウェイの入り口。

滋賀県と岐阜県の県境。

位置的にも植物的にも、西と東の中間地点。

山頂を眺めながらの山岳道路。

山頂の駐車場は標高1200mくらいあり、ゲートの標高が200m台なので・・・

高低差1000mもの道になります!

ちなみに通行料は3000円!!

まあ、長野県のビーナスラインや志賀高原のような峠越えの公道では無く、

山頂に行くためだけの道路なもので。

山頂に行くのに、ゴンドラか車か、選んでいるようなものか。

山頂の駐車場。

うーん、広い!

もう夕方ですが、日中などは満車になる日もあるのだろう。

こんな感じの歩きやすい道を20分ほど歩けば山頂。

百名山としては、お手軽な方でしょう。

ところで、サラシナショウマの何と多いことか!!!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

!!!!!!!!!!!←多さと形を表現しているのであります

山中全てサラシナショウマなんではなかろうか。

圧巻。

そしてその理由を今も考え、悩んでいるもの。

海底火山由来の石灰岩で出来た山というのが、特殊な植物が多い理由のようですが、

でもねぇ、こんな日当たりの良すぎるところでサラシナショウマがこんなにあるのはどうしたものか・・・!

こちらは伊吹山の、イブキトリカブトなるもの。

何というか、デカい!

写真のものは親指より大きい花!

葉の厚さも白馬にあるトリカブトより相当分厚いものでした。

山頂到着!

琵琶湖も一望できました。

あの広い琵琶湖を一望するとは、何というロケーション。

昔から、薬草の山として、信仰の山として親しまれてきたのもわかります。

山頂にはおみやげ屋がたくさんありました。

俗世間っぽさの良し悪しは置いておいて、

それだけ人もたくさん来やすい山でもあるのでしょう。

薬草の宝庫の入浴剤!

買ってみました。使ってみました。

デカい麦茶パックに薬草の粗挽きがつまっているもの。

植物園でも、作ろうかな・・・。

山頂にあった、記念写真の撮影台・・・?

自分が登った百名山は20にも満たないですが、

今までに登ったものとはあらゆる意味で一線を画すような・・・。

何にしても、良い山でした!景色も植物も。

山が好きな人も、嫌いな人も 是非、登ってみてはいかがでしょう。

【百名山】雨飾山1963m

2012/09/18

日本百名山の一つ、雨飾山(1963m)。

園内からもはっきりと見える山。

長野県と新潟県の県境でもあります。

9月13日、この日は白馬五竜観光協会の研修登山に参加しました。

参加者は35名、バス2台!!

研修と言うことで、年に一回は登山が企画されています。

こういう機会に山に登り、行程や雰囲気を人に紹介するのに役立てたり、

宿泊施設や官民の観光業の方など参加者は色々ですが、互いの親睦を深めたりもします。

あと、フロ、酒、メシ(笑

全般を通して急な登りばっかりの山!

「ケガしたらどうしよう・・・」

という誰かのつぶやきに対して、

「大丈夫だ。この中に山案内人の資格を持っている人間が何人いると思う!?」

さすが、頼もしい!

道中から撮った写真。

あそこが登山口の駐車場。

歩いた成果が目でわかるのは良いものです。

きつい登りを終えると稜線に出ます!

山頂まであともうすぐ!

周辺にはリンドウなどの植物も多く咲いていました。

それにしてもこの稜線にシラネアオイの多いこと(花は7月頃か)。

シラネアオイにやや不適な環境だろうに、何でだろ。

山頂に到着!!11時11分。

向こうには焼山、火打山も見えています!

振り返れば、日本海もバッチリ見えています!糸魚川のあたり。

指で指しているのは白馬五竜高山植物園のあたり。

園内から山頂が見えるということは、

この山頂からも園内が見えるものであります。

山頂を我が物顔で占拠する白馬五竜の集団。

お疲れ様でした。

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この後のコースは来た道を戻らず、新潟側に降りるというもの。

普段行かない登山ルートを、送迎を用意した状況にて歩き、

下山口にスタンバイしているバスには冷たいビールが用意され、

入ったことの無い温泉に入り、白馬に戻ったら陽の高いうちに飲み会が始まり・・・、

・・・・・・・・・・・

そんな予定でしたが、

私は上司殿と出張なので、

二人して山頂で皆と別れ、

元のルートをさっさと降りて、

3時には白馬について、大阪まで向かいました。

親睦登山は飲み会までが親睦登山です。

ですが、何と世知辛いサラリーマン・・・嗚呼

【移植手術】シラネアオイさん

2012/09/11

9月9日、「救急の日」には、ここ白馬五竜高山植物園で重要な移植手術が行われていました。

患部はここ、園内広場の一角の斜面にて。

シラネアオイが多くみられた場所ですが、脇の滝の工事の影響もあって、やや数が減っていたものを、見やすく植えなおすのが今回の目的。

まずは斜面の余分な雑草の根茎を除去する作業から。

後の植栽より、こちらの方が時間がかかります。

丁寧にやるだけ、術後の効果も良し。

作業場所横に乗っているシラネアオイの大株。

6月終わり?7月上旬頃に鮮やかなピンクの花を咲かせるものです!

園内に植えられているシラネアオイから、

見にくい位置にあるもの、混み合い過ぎているもの、こぼれタネが芽生えても硬い土で成長が見込めないもの、

そういった株を掘り取ってきます。

植え替えた後の様子。

目指すはシラネアオイのパラダイス。

小さいものは土質を特に良くしたところに植えてあります。

どれくらい成長してくれるものか。

シラネアオイは移植も気難しい種類のようで、

タネ播いたものを真夏に移植したら見事に枯れてしまったことも。

休眠に入る頃の秋なら大丈夫・・・と踏んで移植しましたが、

さて、この結果は来年どうなるやら・・・。

サラシナショウマの花。この時期咲く花としては大型です。

こちらもゲレンデ内の作業道脇に群生していたものを掘り取り移植してみました。

野生のものを掘り取る機会など、普通に暮らしていれば無いものですが、

重機道の脇にあるものを適度に頂戴するならば、倫理的にも、まあ良いか。

平行してタネ播きも行っています。芽が出るまで相当時間がかかった。

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どうでも良いけれど、

シラネ アオイ さんとか、

サラシナ ショウマ 君とか、

日本のどこかには居そうっすね。

どうでも良いですけれど・・・。

プラモデルのような

2012/09/10

前回の記事は木道の手直しですが、今回はダイナミックに!

アルプス第3リフトの補修を行っています!

展望リフトに乗りながら工事の様子を見ることが出来ます。

リフト降り場〔ステージ〕の板を解体しています。

そして最近はステージの鉄骨すらも解体・・・。

どこまでやるんだろ。

何かここまでバラすと違和感が・・・。

冬には工事も終わり、新しい姿をこの冬デビューしてくれます!

工事が終わらなければ、雪を集めて台を作れば・・・、

そんなことは無いか・・・。

【日曜】には人が多く通るので【大工】

2012/09/09

植物園と合わせて歩ける、アルプス平自然遊歩道。

湿原を木道で歩きながら楽しめたりもするのですが、木道はやはり木、劣化もしてきます。

サイズの合う板を持ってきて、治したりもします。

うむ、これで良し!

この日は、地蔵の沼の方の補強もしておきました。

新品の板になったところは、硬さが違うので良いものです!

歩きながら、こんな大工が行われたことも是非感じ取ってみてください!