緑の調律日誌

緑の調律日誌

カタクリ見ごろ始まりました!

2012/05/03

カタクリがいつの間にかたくさん咲いていました!

昨日雨、今朝も雨、しかし今日も10時を過ぎた頃から良い晴れに。

2日ぶりにかたくり苑に行ってみると一気にカタクリが咲いていました!

今年は雪解けが遅かったものの、その後暖かい日が続いたので開花も追いついたようです。

カタクリだけでなくキクザキイチゲなどの春の花もあちこちで見られます。

遠くには残雪の山も見えます。

奥の雪解けが遅いところは、写真のようにつぼみの状態のものも。

ここまで来れば、写真のものも明日、明後日には咲くでしょうが。

 

現在のところ、平均して開花は5割以上!

雪解け早いところは満開。遅いところは3分咲きくらい。

これから一週間は一番良い時期が続きそうです!

五竜かたくり苑、咲いてま・・・咲きそうです!

2012/04/30

写真は全て2012年4月29日時点で。

今年は雪が多い年で、いまだにスキー場も山麓まで滑ってこられる状態!

 

そして、この時期に多くの方が訪れる五竜かたくり苑は・・・・・・、

一部残雪アリ、かたくりナシ。

私が入社した2009年の春では、4月28日満開、の記録があるのですが・・・。

カタクリなどの雪が解けたら咲く植物は、雪解けがダイレクトに影響します。

それでもようやくつぼみが伸びてきたものも見えました!

今日4月30日に訪れた社員によると咲いているものもあったようです!

ところで、「かたくり苑」のものは、まだでも、

「かたくり苑へ行く途中」には咲いていたりします!!

キクザキイチゲ、ザゼンソウ、ショウジョウバカマといったこの時期ならではの植物も見られますので、カタクリが少ない今でも、見どころはたくさんあります。

◆開花予想◆

暖かい日が続いているので、日を追うごとにガンガン咲いてくるはず。

連休後半、5月6?8日頃がオススメ!     多分☆

 

エスカルプラザ内では、カタクリの最新情報、生態紹介などの展示を作ってあります。

連休前日に、一日で作ったものですが、形にはなったような。

夏の植物園の紹介も合わせてしています。

ポットで育てたカタクリを、発砲スチロールを切った箱に入れて、生態展示のように。

タネから育てた青いケシも、合わせて展示しています。

花弁が反っているのは、もうすぐ散る証拠・・・。

次のつぼみが間もなく咲きますが。

 

 

満開のカタクリは、また紹介します。

しかし、それよりも、百聞は一見に如かず!

あと一週間猶予があります。

白馬にて皆さまのお越しをお待ちしております!

青いケシ〔グランディス〕咲きました

2012/04/23

ざわ・・・ざわ・・

エスカルプラザに人だかり。 さて、何でしょ。

室内で咲かせた青いケシ。

左の2鉢は、今までに咲いた青いケシ〔ベトニキフォリア〕。

そして今回、真ん中の花、〔グランディス〕という種類が咲きました!

前述のベトニキフォリアがやや小ぶりの花を多く咲かせるなら、

こちらのグランディスは大輪の花を咲かせるもの!

国内で「青いケシ咲いてます」というと、大体この種類。

つまり、基本かつ最上級、そんなところでしょうか。迫力あります!

花の青さは、個体差によるものも大きいようですが、夏の園内ではさらに良い「青」が出るものが咲いてくるでしょう!

大きさは10cm以上!今まで見た青ケシの中で一番でかい!

しかし、一年前にタネを播いて育ててみたものの、予想以上に上手くいきすぎる…?

インターネットなどで個人の栽培記録などを見ると失敗談が多いものの、スキーセンター窓際で育てて、短期間で立派に花が咲くとは・・・。

愛情と水は頻繁に注いでいます。多分それが大事。

どうも、夜になったら半分閉じるようですね。

こういうのも身近に置くと気がつきます。

園内の本番の開花は7月が見ごろ!

その頃には、青空の下でこの花をお楽しみくださいませ。

大糸線脇のざぜんそう

2012/04/18

白馬のそばにある、青木湖。

この湖畔を通るローカル線、大糸線の線路わきにザゼンソウが生えている場所があります。

土手の上が線路。

例えば左わきの水路を見ると、

こんな感じに見事に咲いています。

近寄って触ると、見た目通りの肉厚な感じ。

ザゼンソウ、分かりやすく?言えば、茶色いミズバショウの仲間です。

そして、英語では「スカンクキャベツ」。

葉っぱがキャベツに似ていて、さて、匂いは?お試しを。

最初の一枚から、後ろを振り向くと、青木湖がこんな感じ。

見どころは、色んな時期に色んな場所にあるものです。

育苗スペース 雪解け

2012/04/17

春になって、雪が解けだしました!

とはいったものの、「解けだした」、というあたり、まだまだ雪があるのが基本です。

こちらは、植物を育てているスペース。

左手の黒いアパートは社宅。徒歩0分の作業場所です。

奥の方から見ると、まだ雪は厚く。

それでも、来週には溶けることでしょう。

雪が溶けたら、補強に使ってある単管(鉄パイプ)を育苗棚に組み替えて、

手前にある足場用の鉄板を天板に使って・・・。

屋外肉体労働がてんこ盛りの予定です・・・。

こちらは、セツブンソウ。昨年初夏に種を播いたもの。

このトレ―の端には雪が残っていました。

雪が溶けるとまさに同時に芽が伸びてきます。すごい!

こちらは青いケシ。まだ芽は形も見えませんが、暖かくなると伸びてくるでしょう!

こちらはハマギクの盆栽ですが・・・、ネズミ?に鉢が荒らされています。

これ以外にもネズミ?に荒された鉢多数。

乾燥する前に、生き残りそうなものは手当しなければ。

敷地内ではフクジュソウが咲いていました。

いよいよ本格的な植物の季節が始まります。

 

ちなみに、現在の植物園。

というか、スキー場です。5月6日まで営業しています。

現在、積雪225cm。

春スキーにもお越し下さいませ。

test

2012/04/07

黄色いケシの種

2012/03/28

2月22日の記事で咲きました!と紹介した、メコノプシス・カンブリカ。

黄色いけれど、青いケシの仲間の黄色いケシです(ややこしい)。

ひと月たった3月24日、種が出来ているのに気がつきました。

左が種、真ん中は花、右は若い種、根元にはつぼみ、同じ株で同時に4つの楽しみ!

お買い得でございます。

先端が割れています。ここからこぼれそうなので、そっと切り取って。

紙の上でパラパラ崩したら、これだけ種が入っていました!

この種を、何と抽選で10名様にプレゼント!!

・・・は、今回はナシです。すんません。

けれど、イベント等でこういうプレゼントも今後は機会を見て行なっていきたいところです。

白馬五竜高山植物園の更なる展開にもご期待くださいませ。

めこのぷしす かんさつきろく

2012/03/27

小学生のころ、アサガオの観察記録とか、やったかな…。

覚えていませんが、写真や数字と共に植物の成長を毎日のように記録すると、

その変化は面白いものです。

それを確かな目的と明確な基準を持って記録すれば、学術研究ともなるわけですが、

とりあえず、好奇心と興味をもって、面白そうな範囲での観察をしてみました。

3月12日に咲いた青いケシ、メコノプシス・ベトニキフォリア。

コレが実は、この後どんどん伸びてきました。

3月16日、14cm。

高さは、地面をゼロ、花の中心までの距離です。

計測は、朝9時頃です。

3月17日、19cm。

なんと一日で5cmも!

3月18日、24cm。

この日も5cm伸びました!

3月19日、29cm。

この日も5cm伸びました!そして花びらも落ちました・・・。

3月21日、31cm。

伸びもゆるやかになったようです。

3月24日、32cm。

伸びは遅いものの、少しずつ伸びているようです。

そして最初の花が落ちてから5日、2番目の花が見えてきました!

3月25日、32cm。

昨日と比べると大差は無し。一週間後くらいに測ると、違うでしょうか?

3月26日の今日、綺麗に花が二つ並んで咲きました!

こんな感じで飾っています。

スキー場に来たら青いケシが咲いていた!そんな感じで。

 

とりあえず、ガンガン伸びた青いケシでした。

普通は(今までの屋外では)、地べたで咲いたり、こんなに急に伸びたりしませんでしたが・・・。

今後も青ケシへの理解を深めたいものです。

春植物の時期

2012/03/26

2月の終わりの記事で紹介した、白馬の隣の美麻のフクジュソウ。

3月21日、訪れてみると、見事に咲いていました!

向こうの斜面は日当たりが違うのか、雪が一面に積もっています。

森の奥まで咲いているようです。

雪解けと共に咲いたフクジュソウ、春の終わりに種が出来たら、夏には葉は枯れてしまい、森の中や草むらの中で次の春を待ちます。

斜面が黄色く染まるこの時期ならではの景色。

春の訪れを感じますね。

 

旧美麻村は、麻栽培の歴史も深いようですが、

外灯デザインも麻!さすが。