白馬五竜高山植物園は、6月1日に早期開園し、10月20日に今シーズンを終了しました。
スキーシーズンが終わった後は、春夏秋を通して、白馬五竜の自然を楽しむ場所として、多くの方々にご来園いただきました。トレキングや北アルプスの壮大な景色を楽しむ方、貴重な高山植物の鑑賞を目的に訪れる方、レストランのデッキでくつろぎながら白馬五竜の澄んだ自然に浸る方など、さまざまな目的でお越しいただきました。
今年で4年目を迎えた週末限定の早期開園では、6月の高山植物のベストシーズンに、多くの方が訪れました。「学芸員と回る植物園散策ツアー」も5回開催し、初めてのお客様にもリピーターの方々にも新しい発見を楽しんでいただけました。今年は雪解けが早く、コマクサが例年より早く咲き、訪れた皆様を驚かせました。
夏のナイトゴンドラでは、快晴の夜空に美しい天の川を仰ぎ見ることができ、夜のワークショップ「葉っぱ叩き染め体験」も大好評でした。9月・10月の三連休には、3年目となる苔テラリウムワークショップを開催しました。秋の訪れは遅れましたが、10月初旬の雨の後、急速に紅葉が進み、鮮やかな秋の景色が広がりました。
さらに、当植物園は「中央アルプスにおけるライチョウ野生復帰事業」に参画し、食草を提供しました。今年は那須動物王国と大町山岳博物館から、計7羽のライチョウが山に戻り、来年もより多くのライチョウが戻れるよう準備を進めています。
今シーズンご来園いただいた皆様に心より感謝申し上げます。スキー場営業が終わり、雪が溶けた来年の6月に、また皆様にお会いできることを楽しみにしています!