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白馬五竜・みんなでフォトコンテスト2015「結果発表」

総評

総評

今年も多くの方にご応募いただきましてありがとうございます。 今年の白馬五竜高山植物園は、気温が高めの影響からか花の開花が例年よりも早くいものの開花にまとまりがあったように思います。秋の紅葉も良好でしたが、不安定な天候が続きました。 応募作品は、風景の作品は少なく、高山植物の接写が多い傾向ですが、その中でもヒマラヤの青いケシを被写体とした作品が増えました。 被写体を活かし個性的な作品が増えてきている反面、花の状態がすでに終わっている作品が多く見受けられます。よく観察して撮影に適した花を選び、また応募前に作品を確認していただきたいと思います。

写真家 重金 一正

最優秀賞

碓井 千夏様「涼感」

撮影場所:白馬五竜高山植物園 撮影日:2015/7/20

涼感

[選評]被写体である青いケシの花の状態が良く、周りをよく観察され個性を活かし、思い切った構図で題名の通り涼感のある色味で仕上げられています。

特選

黒田 良男様「高峰(やま)のやすらぎ」

撮影場所:白馬五竜高山植物園 撮影日:2015/7/19

高峰のやすらぎ

[選評]雨が降る中を地蔵の頭付近へ登り、雲の合間から日が差し込んだ瞬間に撮影したという。
めまぐるしく変わる気象状況の中、光を逃さず捉えられたことでコントラストを作り出し、花を美しく捉えています。

準特選

水口 真由美様「ヤナギランの朝の挨拶」

撮影場所:白馬五竜高山植物園 撮影日:2015/8/6

ヤナギランの朝の挨拶

[選評]白馬五竜「星空と高山植物と風景の撮影ツアー」に参加しての撮影で、テレキャビン営業時間外である朝三時半頃から高山植物園内を散策。朝焼けのヤナギランの並びにグラデーションを合わせ山上の夜明けを清々しく捉えています。

特別賞

児玉 暁子様「染まる遊歩道」

撮影場所:白馬五竜高山植物園 撮影日:2015/9/30

染まる遊歩道

[選評]地蔵の頭自然園の紅葉。地蔵の頭から小遠見山への登山道側に少し下り、途中で左折すると、湿原状の地蔵の頭自然園が目の前に開ける。
紅葉の最盛期からは少し早いが、紅色、黄色と緑色とのバランスは良い頃ではないだろうか。

特別賞

水野 敬雄様「咲き誇る」

撮影場所:白馬五竜高山植物園 撮影日:2015/8/8

咲き誇る

[選評]爽やかな雲がわく青空をバックに、魚眼レンズを使って地面近くからヤナギランを見上げるように撮影された作品。活き活きとしたヤナギランを表現できているのではないでしょうか。

特別賞

中川 満様「美しき姿への化身」

撮影場所:白馬五竜高山植物園 撮影日:2015/6/29

美しき姿への化身

[選評]テレキャビンで登るときは霧がかっていたがその後に晴れわたったという。
青いケシのつぼみに霧が残した小さな雫たちを活かし美しく捉えています。

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