それでもあなたは行くのか@抹茶抹茶どんどん2016.02.06
こんばんは。
2月に入り新人隊員たちの目を見張るような活躍に、「こうしちゃおれん!自分ももっと頑張らねば」と気持ちを新たに日々の業務に臨んでいる、2年目の若手隊員の抹茶抹茶どんどんです。
本日の五竜は予報に反して終日降雪となり、若干湿雪でしたがモサモサ降っていた時間帯もありました。
ややガスが深かったタイミングはあったものの、やはり雪が降って木々も白くなっているスキー場を見ていると、心が落ち着きます。
2月最初の土曜日は多くのゲストで賑わっており、スキー場らしい週末でした。
学生の皆様もお休みに入ったのか、皆様それぞれが雪の感触を存分に楽しんでおりました。
これは昨日の急斜面の荒地の搬送訓練の写真です。
我々パトロール隊員も様々な場面を想定して日々訓練を重ねております。
抹茶抹茶どんどんもその昔、昼ご飯を食べ終わって幸せな時間を満喫していたその時に、先輩隊員からいきなり超弩級の急斜面(雪質は最悪)でのボート搬送の練習を命じられたことがありました。
「え?今かよ」と思いながらも当然拒否することはできず、渋々ながらもトライしました。
それまでの人生で最大に大腿四頭筋と腓腹筋とその他諸々を踏ん張った結果、どうにかこうにか下まで降ろすことができました。
ヘトヘトになりましたが同時に自信も手に入れることができ、今でもその経験は宝ですし、その先輩には感謝しています。(若干理不尽だったなぁとは思いつつ)
そんな青春時代を回想しつつ、「がんばれ新人隊員!」と心の中で応援しながら、昨日の訓練に参加しておりました。
さてゲレンデに話題を戻しますと、
ガスが抜けた時間帯には、雪を抱いた遠くの峰峰も「ほら見てくれ!」と言わんばかりに、それぞれが主張しておりました。
明日の朝までも若干の降雪予報となっております。
未圧雪のコースもある程度リセットされ、明日の朝もパウダースノーを楽しめる事と思います。
しかしここ数日、新雪を求める余り滑走禁止エリアへ進入する方々が増えてきています。
これは非常に危険な行為です。
規制のロープや標識の向こう側には、雪崩の発生はもちろん、転落、滑落、道迷い、落水など様々な危険が〝明確に〟存在します。
滑走禁止エリアに進入した方の対応をしていると、「一回目だから許して」「小さなミステイクだ」「私にとっては危険に思えない」などのコメントを耳にすることが多いのです。
しかし、仮に雪崩を誘発し自身が埋没した場合、あるいは全く関係の無い方を埋没させてしまった場合、あなたは同じことが言えるのか?
軽い気持ちでも悲壮な覚悟でも、滑走が禁止されたエリアへの進入は絶対にやめてください。
さて、明日は日曜日。忙しくなるぞー!
欲張りなもので、青空を期待したりもしています。
「年齢はただの数字にすぎないんだよ」
ということで枯木隊員のように、獅子奮迅の活躍が出来るように日々鍛錬を重ねていきます。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。