ついに来ました、待ちわびていた大量降雪！喜び組の方もおられるでしょうが、あまりの雪の勢いに昨夜の私は「やんでくれないかなぁ」とびびっちゃうほどでした。

事件は現場で起きており、事故は荒天の最中か直後に起こることが多く、また急激な変化は破壊に敏感だから。

そして、やはり今朝はパトロールが上がる前に自然発生で雪崩れているのが確認されました。

デブリの末端は、大きな堰堤を越えてとおみ２リフトの終点上まで来ており、「沢の水が流れていない」という言葉は私には不気味な表現に聞こえました。

どうかみんな無事にテストスキーが終わりますようにという願いと、破断面を近くで見てみたいという期待と、いつもと違う作業の流れはどうだったかいにゃあという不安が入り混じり、そいつをぶつけるようにコース脇のタケを差し直すタケ氏にザブーンと雪の大波を当てたのです。

 

テストスキーはというと、入った場所によって状況が全然地違うように感じられました。あるところでは深いだけで安定、ある無線からは緊迫感と生還感のある声が聞こえたり。

 

本日ご来場いただいた方は、ゴンドラ線下やコース脇に雪崩の跡をご覧になられたかもしれません。そういう日でした。

 

ゴンドラと、とおみ２リフトはお昼に営業開始となり、大変お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ご理解いただきありがとうございます。

 

パトロールがお弁当にありつけたのもいつもより遅く、こちらもおまちどうおさま！といった感じでみんな食べ盛りの中学生。

午前もあっと言う間なら、午後もあっと言う間。少雪の今シーズンは登場していなかったパト室前の雪の階段づくりもおまちどおさま。そこまで待ちわびてはいませんでしたかそうでしたか？華麗なるスコップさばきのジョン・マクレーマンの笑顔も撮れましたが、これ以上モテても困ると思うので掲載は控えてみます。

 

とおみゲレンデも風のなごりで杉っぱだらけでしたが、アルプス平のリフトは強風で終日クローズでした。

 

リフトに乗れない日の最終パトロールは、ゲレンデトップまで圧雪車に釣れて行ってもらいましょう。

気になるのはピンクのモケケもだけど、向こうでよじ登っているマルハチライダー。地蔵の頭までハイクアップするマッキナ先輩を追っております。その頃マッキナは涼しい背中でお地蔵さんまで歩みを進めていたというのは、私達だけが見ていた面白映像でした。

 

雪煙舞うなか、キューキュー鳴る冬の雪を楽しんでいただけましたか？皆様を安全にお迎えすることが出来てほっとしたニットの日でした。

明日も良い雪を。