ワールドカップ五竜大会@抹茶抹茶どんどん2016.02.15
こんばんは、2年目の若手隊員の抹茶抹茶どんどんです。
たまたまですが、最近紫色の物を身につけることが多く、枯木隊員から「かの冠位十二階では最も徳のある高位なる者が身に着けた色である」とありがたい解説を賜りました。
さて本日の五竜ですが、昨日の大雨から一転して一気に冷え込み、昨日との寒暖差が15℃近くにもなるなど、まるで別世界となりました。
日中は僅かな降雪とともに気温もどんどん下がっていき、ゲレンデは視界がイマイチな状態でした。
ゲレンデも木々も白く凍り、昨日の水分は全て凝固し氷となりました。
昨日の大雨でグサグサになったコースは、一晩でここまで変わるのかと言うほどに硬くなってしまいました。
視界が良かった下部エリアにはゲストが多かったのですが、そんな多くの方が滑ったにも関わらず、夕方になっても圧雪車のフィニッシャーの跡が未だクッキリと残っており、その硬さがお分かりになるかと思います。
特に下山コースのダイナミックコース、ウッディコース、エキスパートコースはそれが顕著で、本日は滑落あるいはそれに近い状態で滑走されていた方が非常に多く、パトロールとしてもヒヤヒヤしながらの巡回となりました。
最終で下山する際に、硬いバーン好きのリフトマンのSさんは「この硬さは最高だぜ!まるでワールドカップだ!」と意気揚々と下山していきましたが、数ターンで「これはヤバイ!OMG!」と安全運転に切り替えていました。
そして本日もネット撤収をお手伝い頂き、ありがとうございました。
この硬さ、もし今日五竜でワールドカップが開催されていたら、後方のスタート順からの捲くりもあり得たな、などと妄想しながら抹茶抹茶どんどんも安全運転で下山しました。
今晩から明日にかけてもマイナス二桁台の気温となりそうです。降雪は数cmの予報なので、大幅なゲレンデコンディションの回復は望めません。
それでもまだ2月の半ば。スキー場運営の観点から見れば、融けてしまうよりはよっぽど良いのですが、一部のコースは初心者・初級者の方には明日も難しいコンディションであるのは間違い有りません。
無理して下山コースで下らずに、ゴンドラ下山をオススメ致します。
例年パトロールのベースへと入るこの階段を下るのも、ワールドカップコース並みに難しいコンディションになりますが、今年はまだまだ安全。
でも山頂の本部から出て行く我々だけが使っている通路は、本日はスケートリンクになっておりキッツビュール並みの難易度でした。
抹茶抹茶どんどんも足を滑らせヨタヨタしているところをai隊員に見られ、「AHAHAHAHAH!」と笑われてしまいました。でも「チェ!」と思って振り返って見れば、ai隊員も滑ってヨタヨタしていましたとさ。
「最も大切なのは技術を正確かつ、出来る限り迅速に行なうことだ」
ということで明日もヨタヨタしないように気をつけます。
ゲストの皆様も歩行中も充分お気をつけください。
もっともっと雪ください。
降らなければあなた(降雪機)にかかっています。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。