ほんのり 時々 逆エッジ@黒メット2016.02.19
好きなドラ○エモンスターはキラーマシーン2だった黒メットです、こんばんは。
本日は、ほんのり晴れ。
昨日ほどの青空は見られず、雲が多め。
アルプス平の圧雪面は締まった硬めの雪面。
でもアイスバーンではなく、滑りやすい雪でした。
昨日に比べると、お客さんも少なめで、ボコボコに荒れることも無く、
一日滑りやすかったですね(←圧雪面は…。)
それでも陽射しは暖かく、日向ではほんのりと雪の表面を融かしていました。
ちょっと重さを感じるものの、お昼前後は未圧雪も手強くも楽しめる雪面でした。
さて、日が傾き始めると、融けた表面の重い雪は、氷やクラストに。
こうなると未圧雪はただただ手強いだけ。
“逆エッジ”と言えば、スノーボードの恐怖の代名詞ですが、
こんな雪のときはスキーでも“逆エッジ”を食らうことがあります。
まぁ、“逆エッジ”は最強の不意打ち。
信じてた相手(雪)に見事に裏切られます。
柔道の有段者でも受け身は取り難いのではないでしょうかね。
懸命な皆さんはそんな所に近寄らないかと思いますが、
僕らは業務の都合上、行かなきゃいけない時がありまして、
日々、疑心暗鬼の気持ちを抱えつつ、滑っておるのです。
ちなみに、僕らはこんな滑り難い雪の事を「腐った雪」と呼んでます。
「雪はナマモノ」
降りたての新鮮なうちが一番の食べ(滑り)ごろで、
冷えていれば、鮮度は維持されますが、暖かい所に置いておくと腐るのです。
上手に発酵されて“ザラメ雪”になれば、それまたオツなんですけど、
この時期は夕方に腐っていることが多いですね。
雪が腐ると、ケガも起きやすいものでして、
日が暮れて、「硬くなってきたな」と思ったら、気を引きしめてご滑走下さい。
また、「勇気ある撤退」でゴンドラ下山もアリかと。
さてさて、明日からはお天気は下り坂。
雨、、、なんて予報も出てますが、重くてもいいから雪になって欲しいなぁ。
北アルプスの稜線のグレーの雲が、威圧感を放っていましたが、どうなるかなぁ。
東のぬけた空とのギャップが逆に怖い夕方でした。
おまけ。
本日の一枚。
アキヤボート(救助用ソリ)の出動待機中の某新人隊員。
僕が新人の頃はこの待機の時間に緊張して身体が固くなるので、
よく深呼吸をして落ち着こうと努めていたことを思い出した、そんな一枚です。