自己(事故)回避@GAN.2016.02.21
朝方の気温はやや高めでしたが昨晩の雨は何時からか雪に変わったようでやや凍った圧雪面の上に2~3cmの新しい雪が積もっていました。
このまま通常通りの営業に入ることが出来れば(昨晩の天候を思えば)まずまずのスタートだったのですが、「風」・・・・あっと言う間にアルプス平ゲレンデは雪煙の舞う厳しいコンディションになってしまい、せっかくの日曜日なのにゴンドラまでの営業、アルプス平の全リフトが強風の為運休と残念な展開・・・そんな状況の中多くのご来場有難う御座いました。
・・・・・・止みそうで止まない風は結局終日リフト営業を許してはくれませんでした(後半は晴れ間もしっかり見えていたので本当に残念・・・・)
そんな風に悩まされた本日の五竜。昨夜から固まり始めたであろうコースは吹き付ける風によって更に硬度を増し10時を回る頃にはダイナミックコース~ウッディー中間部までiceな斜面になっていました。巡回をするたびに滑落気味に尻制動でコースを下るボーダー・・・お子様を連れては来たものの下ろす事に苦労している御家族・・・滑る事ができなくなった友達と思案中のようにコースで立ち止まる方々・・・ゴンドラ乗り場での案内や場内放送、看板の増設等が効果なしと思いたくなるような光景がゲレンデにはありました。もちろんゴンドラを営業すれば誰もが上を目指し、オープンしているコースがあれば滑り降りることは自由です。ただ今日の様なコンディションの中、自分の・・またお連れ様のレベルを考えないで行動に出ることはやはり大きな事故につながる要因であることをもう少し自覚していただきたいと思うような場面が多く見受けられ・・・そういう意味でも残念な一日だったように思いました。
白馬のスキー場は(名称に~パークと書いていても)遊園地や公園ではなく自然の雪山が基本にあることは動かす事のできない事実であり、コース上にレールは無くましてや安全ベルトも当然ありません。自由にコースを選びラインを取り・・・滑る。そこに大きな魅力がありつつ、リスクもはっきりと存在するということ。そのへんをもう少しご理解いただき自分自身で回避できるリスクはしっかり回避していただきたいと切に願うのです。(リスクを受け入れることで楽しむ面もありますがそこは自己回避能力が充分にそなわってからのものでしょう)
・・・ゲレンデ下部は春の陽気で練習するには充分なスペースが空いていたコースもあったと思われます・・・・
明日の予報は曇時々晴気温はやや低めのようで今日の固さが残りそうです。 ご来場予定の方々は板の手入れをして(エッジ)御来場下さい、もちろん防寒対策も万全にお願い致します。では又明日・・・