アナノムジナ@ai2016.02.23
朝一のゴンドラ乗車中、PINKYが見つけたのはとおみゲレンデにある足跡と穴ぼこ。
朝から夏みたいな陽が照りつけ、ポールから氷がスコンと抜け落ちます。
この様子を見て、春が近づいているなぁと思いながらネットを張っていると、一瞬ウッディでもケモノのにおい。
さっきの穴ぼこについての無線も聞こえてきました。キツネか何かが何かを埋めたのかも、でも何もなさそうとのこと。
その頃エキスピャートに入っていたぼんどもケモノのにおいがしたと言っていました。
「昨夜は満月だったからケモノ達も活発だったんだろうな、足跡だらけだ!」って抹茶どん。
昨夜の私は、活発な索道女子達と活発に飲んでいました。
今シーズンはカモシカを目撃することも少ないように感じますが今日は2頭発見。活発であります。
私もケモノの気配を探そうと森の中に入ってみましたが、見つけたのはアンモナイトだけでした。(しかも自ら生み出したやつ)
こちらも春を感じさせるものですね。シッセツがロールしてのシナモンロール。
午前中は暑くてすっかり春スキー気分。
シーズン前に手に入れたピッケル、ここが出番じゃない!?とワクワクするような、またケガ人対応中に自分自身も滑落しかけて(しかけたというよりした)隊長とBananaむすめをヒヤヒヤさせた昨日までのダイナミックのアイスバァーンッ!もゆるんで安全且つ快調。
エキスパートのコブも、朝から陽の当たるスキーヤーズ左側から、私好みのものになっていました。
ところが昼前から雪がチラつき始め気温も下がり、あやしい雲行き。
それと同時に新人さん達の顔色も曇っていきました。ケガ人対応シミュレーションのトレーニングが行なわれたからです。
一報からベースまでの搬送という一連の流れを、実戦さながらに現場で行ないます。
みんな、いっぱいいっぱいだったと、穴があったら入りたかったと言っていましたが、パトロールなら誰でも通る道。穴の中にはムジナに化けた未来人がいるだけだから、明日のあなたにきっと逢えるね繋がるね。
私も初めてのケガ対応のことは忘れられないし、今でも現場に駆けつけるまでは落ち着け落ち着けと自身に言い聞かせています。
どれだけのそういった場面にあってきただろうと振り返ると、印象的な一件を思い出しました。
ある冬にケガの対応をしていると、その友人の方に、去年どこそこのスキー場にいなかった?と聞かれました。先シーズンも友人がケガをして、対応してくれたパトロールがaiだったと。
雪の山にいる人達はどこかでまた出逢ってしまう。みんな同じ穴の狢。