パトロールブログPatrol

Oops!…..I did it again.@枯木2016.02.25

皆さん今晩は、枯木です。寒い日が続きますが如何お過ごしですか?

先回のブログで最近枯木は、ジョン・マクレーンと言われている、と書きましたが今はD・Jと呼ばれるようになりました。特にレコードを擦ったりしている訳ではありませんが・・・・・!!

 

本日の五竜は比較的天気は良かったものの、寒い一日でした。そしてこういう状態が続くと雪面が硬くなり、怪我をされる方が増えてきます。今日も正にそんな一日で、残念ながら怪我をされてしまった方が、少なからずいました。一日も早い回復を心よりお祈りしております。明日以降も雪面の硬い状態は続くと思われますので、ご来場の皆様には御自分の技量にあったコースを選んでいただき、安全なスピードで滑走をお楽しみください。

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先日2年目の若手隊員の抹茶どん君から、「枯木さんはスキーが下手だから」と実に厳しい指摘をうけてしまいました。この抹茶どん君、じつは(去年もこのブログで書きましたが!)パトロール歴は20年近く、またかつてはモーグルの選手として、3Dを廻すほどの選手だったのです。彼はパトロール中は沈着冷静、その様はかの諸葛孔明を彷彿とさせ、ひとたび本気の滑りをみせれば、そのターンの切れは、名刀村雨かと見まごうばかりです。その彼からの痛烈な一言は枯木の胸に深く突き刺さり、その傷が癒えるのは早くても3月10日になるでしょう。

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実は一週間前、最終の時に転倒し左肩を脱臼してしまいました。現在は、肩をあまり動かすことができないので、とおみベースに入り勤務をしております。今回の怪我の原因は明確で、不注意とスキー技術の低さの二点です。隊長はじめ多くの隊員、スタッフに多大なご迷惑をかけてしまいました。そして抹茶どん君の指摘は実に、的を射たものだったのです。今回の件海より深く反省し、捲土重来を期すため今は臥薪嘗胆、我慢の時なのです。

この怪我を通して今まで見えていなかった物が、はっきりと見えました。まずは脱臼が、あんなにも痛いとは思いませんでした。もちろん、いままでに多くの脱臼された方の処置をし、搬送をしてきたので、痛いのだ、と想像はしていたのですが、それをはるかに超える痛さでした。いままでの処置、搬送方法をいま一度考え直そうと思いました。二つ目はパトロールの頼もしさです。スキー場内で怪我をした時は、救急隊員でも山岳救助隊でもなくパトロールが助けてくれる、怪我人になり実際に搬送されて再認識しました。まだいくつも気付いたことがありますが、怪我をしたことをマイナスに捕らえるのではなく、これからの業務に生かせるようにしていきたいとおもいます。

さて冒頭のD・Jの件ですが、賢明な読者諸氏はもうお気付きとおもいますが、「脱臼ジジイ」の略なのです。

嵐吹く 五竜の峰の ひんがしに 脱臼ジジイ ただいま参上

 

 

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