狐 時々 氷 のち 祭@黒メット2016.03.12
ひょんなことからストックがブラジル対オランダ模様になった黒メットです、こんばんは。
狐の嫁入りか、風花か、
陽射しが当たるものの、なごり雪がチラチラ舞う朝でした。
ここ数日の冷え込みと少しずつ降った雪のおかげで、
圧雪はとても滑りやすく仕上がり、
未圧雪は下地の固いところが隠れ切れておらず、油断ならぬ雪面でした。
いやぁ、しかし、春の陽射しと冬の小雪、なかなかおつな共演でしたな。
着雪具合もイイ感じ。
白馬の冬はまだ終わらない、と思わせる朝でした。
(…うん、まだなんとかね…)
さて、お昼頃から雲が多くなり、先日の陽気に慣れた体には寒さが身に染みました。
夕方にはさらに雲が多くなり、アルプス平は時折その雲の中に入り、
視界不良になる時間もありました。
滑りやすかった圧雪面も、削られてアイシーな固い雪面がまだらに出てきてましたし、
ウッディーコースにいたってはスケートリンクな状態に。
耳に蛸かもしれませんが、
この時期、午後の雪面は手強くなり易いので、お気をつけて。
でも、お客様達には申し訳ないことなのですが、
パトロール的には雪融けが進まず、ゲレンデの寿命が延びて、
ほっとしている一面もあったりもするんですよね。
そうそう、申し訳ないところがもう一点。
大会の為にセパレートして、コースが狭くなっている所があります。
ご迷惑をおかけしますが、明日も同様にありますので、ご了承ください。
さてさて、パトロールのお仕事は「ゲレンデの安全管理」と「救助」が主な仕事ではありますが、
実の仕事は多岐にわたるのです。
南にケンカしてるお客さんがいると聞けば、お話を聞きに、
北にキジの死体があるから言われれば、埋葬しに、
東に熊を見たという情報があれば、確認しに、
西に野良犬が歩き回っていると聞けば、コースから追い出しに。
僕らはゲレンデの「何でも屋さん」な一面もあるのです。
※ちなみに…すべて過去に実際にあった事例だったりします。
そんな僕らの今晩のお仕事は、
「大龍の練り歩き」。
毎年恒例、白馬五竜スノーフェスティバルの出し物でございます。
龍は水の神様。
スキー場の邪気を洗い祓い残りのシーズンの無事と、雨乞いならず雪乞いの願いものせ、
意気揚々と歩き回りました。
そして、その後は安全に花火を上げれるように、規制区域の見張り&立ち番。
無事に祭りを終えて、ホッとひと安心。
この時期にお祭りをすると、シーズンも終わりを感じてしまいますが、
いやいや、まだまだアリますよ。
全国的に雪不足で、確かに積雪も例年に比べて少ないですが、五竜はまだ大丈夫。
(土や石が出ている所もありますが、まぁ、ほとんど大丈夫。)
明日もご来場お待ちしております。