こんばんは。

二年目の若手隊員の抹茶抹茶どんどんは、日焼けが苦手です。

でも春のスキー場は大好きなので日焼け対策に余念がありません。

 

心配された雨は夜半に上がり、朝から青空でした。

しかしかなりの降水量だったようで、グランプリコースも相当に融雪が進んだ結果、一部未圧雪となってしまいました。

日中は全国的に高温で夏日となった地方もあったようですが、標高1,500mのアルプス平でも10℃以上の気温となり、巡回一本ごとに雪が融けていってるのが分かるほどでした。

明日以降も少しでも良いコンディションで提供すべく、可能な限り圧雪は入りますが、いつまで圧雪が可能かはお約束が出来ません。。

 

五竜岳やその周辺も例年であれば全層雪崩が多く発生する時期ですが、雪が少ないため雪崩れるより早く融雪が進んでいるような印象です。

とは言え、やはり山に出かける方は雪崩や雪庇の崩落には充分ご注意下さい。

融雪に伴う落石のリスクは例年より高いかもしれません。

 

夏のような空の、のんびりとした一日でした。

 

明日も晴れるようですが、気温は若干低めの予報です。

また低気圧と高気圧が交互にやってくるようで、天候の変化の多い週末となりそうです。

雨風で荒れないことを祈るのみです。

 

朝のゲレンデにはカモシカが闊歩していた跡が多数見受けられました。

ゲレンデが彼らの庭に戻る日も近付いているようです。

 

また今朝は遠く雲海が広がっており、山々は島のように雲の海に浮かんでおりました。

 

こんな景色を見ると、抹茶抹茶どんどんは直ぐに、

「倭は　国のまほろば　たたなづく　青垣　山ごもれる　倭しうるはし」

この古事記の和歌を思い出し、大まかな山々の風景は1,300年前も変わらず、同じように見えていたのかな、と昔の人に思いを馳せるのです。

 

白馬はまさに「まほろば」だと思います。

※素晴らしい場所・住みやすい場所の意

 

町からすぐに3,000m級の山がそびえており、ロケーションは素晴らしいし、シーズンも長い。

各山へのアクセスも比較的容易。

世界に誇れるスキーエリアですね！

移住者が多いのも納得ですし、ファンが多いのも納得です。

 

そんな白馬で働けている事に感謝し、明日からもより一層パトロール業務に励みつつ、大好きなコブ斜面をどんぶらこしたいと思います。

見かけたら「どんぶらこしてるね」とお声がけ頂ければ幸いです。

そして、くまなく巡回しておりますが、ゲレンデの痛みも進んでおりますので、もし穴などあったら教えて頂ければ幸いです。

赤ポール持って駆けつけます。

 

「市選抜にも県選抜にも選ばれなかった人間が、後で、世界選抜に選ばれたわけです。」

ということでまだまだスキーが上手くなるかもしれませんので、明日も精進します。

 

明日も皆様を安全第一でお迎えします。