雪が吸い込んだもの@ai2016.04.22
朝は鳥達の、夜は蛙の鳴き声が聞こえる今日この頃。冬って静かだったんだなぁと改めて思います。
雪が音の振動を吸い込んだだけじゃなくて、そもそも冬には音というものが存在してなかったのかも。
雨のあとの銀色の雲も、鮮やかな緑や山桜、軽快に走り回る小動物達、今は目にも賑やかな季節ですね。
そんなこんな私は2.5週間ぶりの出勤でした。
このブログを読んで現状は分かっているつもりでしたが、実際にお久しぶりに目にした素直な感想は「出来ることを精一杯、雪を残そうと努めているんだ」でした。
勿論、他人事でないのです。パトロールも朝イチで雪入れ作業。ブルーシートを滑り台のようにして、今度は滑り台ごと滑らせて。
(ブルーシート引っ張り野郎)
朝は昨日の抹茶抹茶どんどんどんの予報通り小雨が残っていました。それからはガスっては抜け、抜けてはガスって。なんとく涼しいままだったので、猛烈な融雪は感じませんでした。
(雲のくの字)
ところで、残雪というか積雪というか、春の雪ってあまり綺麗ではないですよね。雪の結晶になるにはホコリや花粉にくっつく必要があると言われているので、それらが積もり積もってかと思いきや、結晶の核となるヨゴレは普段呼吸する空気に含まれるゴミと同じ位の大きさ、いや小ささだとか。それはもう、私にとってはヨゴレやゴミなんて名乗るほどのものではないでござる。
単純に、積もった雪は汚れた大気に曝されることでどんどん汚なくなってしまうそうです。お主、またしても吸い込んでしまわれたか。
ちなみに私は、板が汚れたら食器洗剤で洗う派です。とある山のパトロールの先輩は、うちの山ではガラコが流行っていると言っていました。
(いずれも御自身の判断でお願いします。パトロールが言うことなので)
春はゴーグルが著しく汚れることもあります。アブラっぽくて、乾拭きだけじゃダメなやつ。あれはきっと、ザッバーン!と波をぶち破る度ゴーグルまでザラメを浴びてしまうからではなかろうかと踏んでいる私は、「またアグレッシブに滑ってしまった」とほくそ笑むのであった。
勝負に負けたのぼりたガールは、最終でお地蔵さんの頭に上がれました。雨に洗われた大気は、ガスから抜けて視界がクリアになっただけかも知れなくても、ただひたすらに綺麗な景色でした。
明日は土曜日。コースが激しく荒れてしまう可能性もあります。無理なく安全に、春の息吹を吸い込みましょー♪
テクニカルコースはクローズとなりました。併せてよろしくお願いします。