御存知、季節は春。下界に見える緑色の田畑と陽を反射する屋根には夏を、コースから見える茶色い落ち葉の絨毯には秋を、稜線を覆う雲と冷たい北風、リフトスタッフの白い息からは冬を感じました。一日で四つの季節。

朝のゲレンデはうっすら雪化粧。

薄化粧のカモシカの嫁入りでしょうか。小粒の雪が青空と寒々しい雲の間を吹き抜けていく、天気雪でした。

日中気温は－２℃　これは２月の霙の日とか３月中旬から下旬と同じで（aiノート参照）、ヘルメットの耳当てといつもより少し厚いグローブとネックウォーマーが心強いものとなりました。

冷えて固いかと思われましたが、ザラメに温度があるなら今日のは冷たいザラメ。ザラメはザラメでも腐り知らずというわけで滑りやすいゲレンデでした。

良かった～まだいけそうだわ～。滑りたい方がいるならお応えしたいですから。

錆びたエッジでこの仕事を始めた頃は、スキーにも自信がないから休日はスキーを履きませんでした。そんな私に今（休日も雪の上）があるのは、スキーのことで胸いっぱい♪になったからだと思います。不器用な私にとっては「滑る」と「楽しい」と「うまくなる」は数を重ねただけ同時に大きくなっていくもので、積雪内の層みたいなことです。だって雪が積もると嬉しいんでしょ？沢山降れば良いんでしょ？などとどっから目線かわからない台詞を吐きたいわけじゃないのに残念、まったくうまいこと表現出来ません。

明日も雪はありますよ、まだ滑れますよと言いたいだけ、かも。

ただ、天気のことはあれこれ調べたら混乱したので何とも言えません。今日みたいな冬になっても、いつもの春が来てもどちらも対応出来れば良いですね。今日の私は読みが浅くて鳥肌ものでしたが、好天を願って明日はバイク通勤したいなぁと企んでもおります。

私の今シーズンを四季で例えるなら、冬の空っ風で始まり、春と夏が来て、秋の木枯らしで終わりそうです。どういう心境なのか、こうなりました。

aiのブログ当番は今日でおしまい。ここでお逢いできたことに喜んでおります。読んで下さってありがとうございました。