北風小僧か隠れアイスバーンか@黒メット2017.02.03
好きなジブリキャラはポルコの黒メットです、こんばんは。
本日は風の日。
昨日の夕方ほどではないけれど、
北風小僧が元気いっぱいにはしゃいでいました。
(ぼやけているのは風に巻き上げられた雪のせいです。)
おかげでアルプス平の全リフトが朝から昼まで見合わせとなりまして、
ご来場のみなさんにはご迷惑をおかけしましたが、
北風小僧の仕業なのでご勘弁をいただけたらありがたいです。
(先日の雨と今日の風の自然のコラボ作品。珊瑚雪とでも名付けますか)
コース状況はというと、
昨晩も降雪が少しありましたが、降った雪は風に飛ばされて、
溜まって30㎝くらいある所と、まったく無くてアイシーな雪面が顔を出している所があり、
まだら模様に雪面状況が変わるちょこっとテクニカルなコンディションでした。
でも、7~8割がたは滑りやすい雪面でしたね。
この大半は滑りやすいけど、一部だけ滑りにくい、という時、
油断が生まれ、足をすくわれるのでしょうか、
けが人対応の要請が多かった日でもありました。
このケガ人の方を搬送するのが、通称「アキヤボート」と呼ばれる救助用のソリです。
新人パトロールにとってこれを引けるようになるのが、一人前パトへの道の第一関門。
今年の新人達もここ数日でこの関門を突破し始めました。
さて、そんな強風にけが人にといろいろあった今日も、なんとか営業終了を迎えました。
日中パトロールの最後の業務、最終パトロールという作業。
これは管理区域内のお客さんが全員無事に下山してるか確認するのが第一目的です。
そして、圧雪作業をスムーズに行う為、ロープ・ネット等を一時撤収することも同時に行ないます。
そう、この営業終了後の圧雪作業時、仮にも人が残っていると危険極まりないのです。
夜間のゲレンデに誰もいない状態を作るというのも最終パトロールの目的なのです。
作業機械というのはとても便利な反面、その力は凶器にもなり得るのです。
悲しい事故が起きないように、安全に作業を行う為、僕らも最善をつくしますが、
みなさんのご協力があってこそ成り立つものです。
先日のブログでも書かれていましたが、
「営業時間外にゲレンデに立ち入らないこと」、
「不用意に機械に近づかないこと」
ご協力をお願いします。