ギリギリ義理@ai2017.02.14
無線ハーネスのポケットに入っているのはレベルブックと,、2/14に限らず毎日元気と一緒にチョコレートをくれる枯木さんから少し前に頂いたギリギリ味。(今日のはスペシャリティ味)
「ギリギリ義理って何だろうな」ロッカーの向こうから枯木さんの心の声が聞こえた。私も同じ事を思っていたけれど、もうすぐギリギリ以下のギリギリアウトという答えが出ないよう、今は掘り下げないことにしよう。
今朝は清々しい朝。
とおみゲレンデのゴンドラ支柱の周りが綺麗に除雪圧雪されているのを見てマルハチライダーも「清々しい」と呟き、その支柱を囲うネットを清々しいまでに設置したのもまたマルハチライダー。
今日もお天気で雪質も良好。また滑走禁止エリアに立ち入っていまう人がいるのだろうか…。
念のためギリギリという言葉を調べてみたら「越えちゃいけないライン」とありました。ロープや立入禁止看板がそのラインですよね。
ギリギリには「危ないところ」という記載もあって、テストスキー(雪崩管理)時に自分の周りの雪が崩れて「危ないところだった!」とヒヤッとしたのもつい数日前の出来事です。
因みにテストスキー時に背負っているエアバックザックのことを母は「風船」といい、「ちゃんと風船背負ってる?」と心配してくれています。
ギリギリaiは、斜度がないところだったので風船を膨らませることもなく雪の流れはすぐに止まりましたが、先輩もその直後にもっとギリギリ先輩になっていて、しかし予測や経験、強靭な身体と冷静な対処で大事にはいたりませんでした。
それは全てのゲストに出来うることではないと思います。だからこそゲレンデの安全の為に行っているのが私達のテストスキーであり、滑走禁止エリアを滑ってしまう人達とは意味も方法も違うものです。
ロープの向こうにラインを残したことで、単純にそれを追って危険な目にあってしまうかも知れない。コース上に居るだけなのに、突然上部の林から人と雪が滑り落ちて来て、しなくてもいい怪我をしてしまうかも知れない。自分だけの問題じゃないのにー!と、ルールを守ってもらえない人達だけに気持ちが向いていた私に、「迂闊にラインを追うとそういう危険があるということを教えていくとか、ゲレンデにいるお客様に向けて考えていくのも大切」(というようなことを)言ってくれたのは隊長です。
片方しか見ていなかったんだと、今更気付いた私でした。ギリギリ義理も、両方から見たらギリギリセーフの義理という考え方もあるな。シタだけじゃなくてウエのね、へいへい。
ついでに、「義理の仲」とは血縁ではないが血縁と同様の間柄ですと。「うちのパトロールは仲間じゃなくてファミリーだ」と言っていたとある山のパトローラーを思い出したりしている間に、昼から雪になりました。
暫く低温が続いており、雪は軽く柔らかいまま。エキスパートのコブは少し成長しています。