氷が恋しい@DE2017.02.16
はじめまして、新人隊員のDEです。こんな天気の日は氷に登りたいと思ってしまいます!
新人の性ですが、日々苦労しながら勉強の日々を送っております。
シーズン半ばに差し掛かりましたが宜しくお願い致します。
さて、今日は朝から清々しい天候に恵まれました。
こういう日は朝一番を滑ると本当に気持ちのいいものですが、綺麗に圧雪されたバーンはスピードがとても出やすくなっているので、衝突等の事故が発生しやすくなってます。スピードに気をつけつつ、周りに気を配っていただければ幸いです。誰も怪我をしたいと思って滑ってませんよね。
さて、ここ数日、中学旅行の学生の方々が御来場頂いております。
私も高校の修学旅行で初めてスキーを履いて、慣れない動作に悪戦苦闘したのを覚えています。もう何年前になるのかと・・・懐かしいものです。
学生の方々も転びながらも楽しそうに滑っていました。
日中も気温はどんどん上がってお昼1時半で上のアルプス平ゲレンデでもプラス2度。本当に暖かい陽気です。
そんな中、本日も立ち入り禁止エリアに入っていかれる方がちらほら。。。
私もパトロールをするまでは看板や立入禁止等に関しては深く考えたことはありませんでしたが、実際問題かなり深刻です。
下の写真はバリアの写真ですが、昨日巡回中にこのオレンジテープの脇(電柱の左)を滑ってる方を見かけました。
みなさんこのオレンジテープはなんのためにあるかわかりますか?
前方にリフトの終点が見えますが、ここで降りた方々はこオレンジテープの下で滑走の準備をします。
その座って準備しているところに上から勢いよく滑走してきたら・・・どうなるかわかりますよね。
ゲレンデ内の設置物は意味があってその場にあります。私も設置物の場所、張り方等日々勉強ですが、意味を考えてやれとよく言われています。
次はキャビン線下の立ち入り禁止エリアです。
ご覧のとおり複数のトラックがついてます。ここはもちろん立ち入り禁止エリアですが、何故ここは禁止かおわかりですか?
五竜のゲレンデは特殊な地形でキャビン線下で起きた雪崩は全て林道及び、下のゲレンデに合流するような地形になっています。
なので、雪が降った翌日はパトロールが自ら雪崩を起こしお客様に安全にゲレンデを楽しんで頂くためにテストスキーというものをやっているわけです。
禁止エリアを滑った人はなにもなければ、楽しい!!で終わってしまうかもしれませんが、実際に雪崩がおきれば本人はもちろん、ゲレンデを滑っている関係の無い第三者を巻き込むことになりかねません。
林道もこのように多くの方が途中で座ったりしています。
今日も外国の方が大斜面方面を滑っていたので、話を伺ってみましたが、入ったのはロープの外からだと。そして、トラックが南面に続いているのでそれを追ったと言っていました。
彼の証言からも解るとおり、一本でもトラックが付いてしまうと、『ここはいけるんじゃないか?』と思ってしまう方がいるわけです。
禁止エリアは禁止エリアにしてる理由があるので、どうかご理解とご協力をお願い致します。
お願いばかり、ながながとなりましたので、今回はこの辺りで最終の景色と共にお別れします。
あ、最後にもうひとつ。全く関係ないですが、私の好きな一言。
Procrastination leads to regret.
若い皆様、早めの行動を!!ENJOY LIFE!!