FIELD OF DREAMS@枯木2017.02.18
皆さん今晩は、枯木です。2月中旬の週末、如何お過ごしでしょうか?本日の五竜は昨日の雨から一転、快晴・・・・とはいかず終日濃いガス でした。
しかし、時折ゲレンデトップは抜けて青空が顔をのぞかせていたりしていました。写真でお分かりいただけると思いますが、グランプリは雲海の中です。
アルプス第2リフト終点とアルプス第3リフト終点の丁度中間にある白樺も、幻想的に見えました。
八方方面もほんの短い間でしたが、見渡せることができました。
この時期春が近くになる季節なので、日々の気温の変動が大きくなってきます。それに伴い雪面の変化も非常に大きくなってきます。また1日の中でも雪質の変化は大きく、朝、昼、夕方でまったく違ってしまいます。1日を通して滑走される方は、そういった変化を念頭においていただき、無理をせずしっかり休憩をとりながらお楽しみいただくと、怪我無く末永くスノースポーツをお楽しみいただけるのではないでしょうか。
ご承知の方も多いかと思いますが、先日長野県内のスキー場で雪崩管理作業中に残念な事故が起きてしまい、われわれの仲間のスキーパトロールが亡くなってしまいました。亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、御家族のかたには心よりお悔やみを申し上げます。ただ、この事故は決して他人事ではないのです。実際、枯木も紙一重の経験があり、他の隊員も大なり小なり危険な経験をしてきています。そのリスクを少しでも減らすため、エアバッグや所謂、雪崩の三種の神器を持って作業し、雪崩の勉強をしていますが、それでもリスクをゼロにすることはできません。
いつも雄大な景色の中、大好きなスキーや山登りを仕事に出来ている自分です。いわば夢のフィールドで仕事をしているのです。その幸せを感じつつ、一方でそのリスクと対峙している。この矛盾は、自然相手に仕事をする者の宿命なのでしょうか?
春の夜の 夢ばかりなる手枕に かひなく立たむ 名こそをしけれ