おるんかい　おらんのかい　おらんと思ったらおるんかい　といった、もしかすると気まぐれにも映る様なaiが発信する今日のブログです。

こういうのは神出鬼没というのとは違うものだと思いますが、突然出没するのは比較的得意な術です。気配も消せるので（存在感がないだけ？）、なんだったら出なし没のみの可能性だって否めません。

そんなaiが朝から足しげく出没する場所がありました。良い雪、見つけちゃったですよ。

今朝は冷えていました。あづま先輩が「上は-2℃」と教えてくれると、困った枯木さんは「どーしよー」を1京回唱えながら、もう一枚重ねられる服をゴソゴソ。aiはというとすっかり冬に近い出で立ちで始業点検に出動し、ガスが拭われて陽が照りつけるアルプス平でネットを張りながら「間違いだらけのファッションだ…」と、先を読めなかった自分にがっかり。せめてゴーグルじゃなくてサングラスをぉぉ…

こんな時「お洒落は我慢」というフレーズが過ぎりますが、その使い方も間違っています。

 

そうはいっても冷たい風。素手でカメラを構えていると手がかじかんでしまいました。

青い空、白い雪、検定、ポール、試乗会。ゲレンデにも登山口にも日曜日を楽しむ方が大勢。

綺麗に圧雪されたコースは、エッジで掘られた跡がくっきりの柔らかく滑りやすい様子。ザブザブなのでわりと脚が試されたり。

まだ誰も訪れていない無圧雪部分は雪が固めで、でも表面は少しだけ緩んでとっても滑走性が良いのです。

すぐそこに迫る北アルプスの山々を見ながらリフトに乗っていると、登った山、滑った山、登る時に見えていた山を。遠く稜線に雪庇が見えれば、小さな雪庇だったけれどピッケル使って乗り越えたなぁ、なんて山のことばかり。

だから無圧雪部分の表面が凸凹した茶色い雪と、遊べる色んな地形に惹き込まれてしまうのです。そうしてフィルムクラストの素を愛でるのです。

 

好きなところに現れて目的を達するとたちまち消えるなんて、まるで神出鬼没ってやつじゃないか。そうだなぁ、山出雪没というのはどうでしょう。山あるところに現れて雪のように消えるですよ。ただ、雪は消えても皆様の雪遊びが好きな気持ちは消せないので、姿はなくとも気配は残すの術。

ちなみに、抹茶どんが度々たんびたんび出没しているのはコブあるところと思います。昨日隊長と枯木さんと、人目に触れる触れないパトロールの話をしましたが、前者が抹茶どんで後者がaiだと、ふと思いました。むしろai以外の皆は前者でした。

おかげさまで、五竜の雪はまだ当分の間消えそうにはありません。

 

夕方。フェスティバルに出て来た龍も「これ以上、事を荒立てるならば、没してもらわなあかん！」という枯木さんの呪文で一年の眠りにつきました。