パトロールブログPatrol

春一歩手前@take2017.04.28

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昨日の晩、つまり26日晩からから27日の朝にかけて北アルプスでは降雪がありました。

しかも薄っすらぁ~ではなく割とガチ降り。

今朝もゴンドラで山頂にあがってみると五竜岳もお隣の唐松岳も綺麗に雪化粧。
風もひんやり。気温は朝の時点で+2℃。快適でした。
昨日ゲレンデを白くしたであろう雪も消えておりました。
季節を行ったり来たり。
なかなか忙しいですね。

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その代わり、適度な日射と気温で素晴らしいフィルムクラストが育っていました。
時間が経つにつれて大斜面方面や見返り坂を見上げてみるとテラッテラ(フィルムクラストにはこの表現が最適)に山が、雪面が光っておりました。

思わず大斜面の広い未圧雪をクルージング。
シャリシャリ音を立てて飛んでいく雪が気持ちよくて、大きくそして少しスピードを出してターンしてしまいました。

春って素晴らしー。
圧雪されたところももちろん気持ちよく滑れましたね。適度な硬さと柔らかさのミックス。巡回のスピードも上がってしまいます。

あまりにも嬉しくなってしまったその様子を見てリフトマンに「働けよ!」と大きな声援も頂いてしまいました。
大丈夫です、しっかりパトロールしています。

 
さて、その大斜面。
そろそろ春の陽気に誘われて木々が起き上がってきました。滑っていると思わぬトラップとなるかもしれません。
例えばこんな風。

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十分に気を付けて滑って下さい。

 

 
また適度な斜度でザラメが気持ちいいダイナミックコース。
地形の関係で入って直ぐ(ダイナミックコースの看板を過ぎた辺り)にはガラガラした石が出はじめました。
無防備に「さぁ行くぞー!」と入ると思わぬ危険があるのでご注意を。体験済みです。

 
当ブログでもたびたび触れられる下山コースの賞味期限。
朝に隊長と「最後まで行けるかもしれねぇ」なんて話にもなりましたが、いよいよ現実味をおびてきたのではないでしょうか。

ただバッチリゲレンデとして機能しているか、、といわれればそれは否でして、懐にまで降りる素敵な白い絨毯の道とお考えいただいたうえでご利用ください。

所々石や土などもあります。
さぁいよいよゴールデンウイークですね。
グランプリコースはアルプス第2も運行して皆様をお迎えします。
麓には花、山は雪の白馬に遊びに来て下さい。
くれぐれも道中はお気をつけて。

また季節外れの降雪もありました。山に入る方は細心の注意を。
ではまた明日です。

 

 

 
今日のおまけ。

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もうすぐ五月。リフト改札ではこいのぼりも元気に青空を泳いでいました。
そう言えばリフトマンは元気な男の子ばかりですねぇ

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